Plastiks、独サッカーのバイエル・レバークーゼンと提携し環境保護に貢献
プラスチック再生技術企業のPlastiksは11月15日、ドイツのサッカークラブ、バイエル・レバークーゼンと環境保護に関するパートナーシップを締結したと発表した。この提携により、ブラジル・サンパウロで約290万本のペットボトルに相当する10万キログラムのプラスチック廃棄物をリサイクルすることを目指している。
サンパウロは南米最大の経済都市でありながら、リサイクル率がわずか3%と低迷している。この課題に対し、Plastiksはブロックチェーン技術を活用し、プラスチック廃棄物のライフサイクルを追跡し、検証可能なデータを提供している。現地のリサイクル企業であるGreenMiningは現在、月間約40トンのプラスチック廃棄物を収集しており、この提携により回収とデータ管理の透明性と信頼性が向上すると期待されている。
さらに、バイエル・レバークーゼンの財政支援により、新たなリサイクルプラントの建設と運営が計画されている。プロジェクトによって得られる収益は地域社会に還元され、労働者の公正な賃金や廃棄物分別・リサイクルに関する教育プログラムへの投資に充てられる予定だ。
この提携は、ドイツのサッカー界で培われてきた環境配慮の取り組みを反映している。1990年代後半から、ドイツのスタジアムではリユースカップの導入によりごみの60%以上削減を実現し、2006年FIFAワールドカップでは「グリーンゴール」コンセプトの下、440万個の使い捨てカップ削減に成功している。
バイエル・レバークーゼンのブランドアンバサダーであるパウロ・セルジオ氏は、このプロジェクトがクラブの社会的影響力を最大限に活用し、有意義な社会貢献を実現する機会であると強調している。
【参照記事】Plastiks and Bayer Leverkusen Partner to Recycle 2.9 Million PET Bottles in Brazil
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