楽天カードのポイント還元率は?賢くポイントを貯める方法や特典も
楽天グループの楽天カード株式会社は、さまざまなクレジットカードを発行しています。中でも楽天カード(普通カード)は、年会費無料で楽天ポイントを貯めたり楽天関連のサービスに活用したりできます。ポイントの還元率は通常1%ですが、楽天市場でのカード利用などで引き上げることも可能です。
そこでこの記事では、楽天カードで獲得できるポイントの還元率や効率的な貯め方、ポイント特典について紹介していきます。楽天ポイントの還元率や活用方法が気になる方は、参考にしてみてください。
※この記事は2021年3月18日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
目次
- 楽天カードのポイント還元率は通常1%
- 楽天ポイントを効率的に貯める方法
2-1.楽天市場で買い物
2-2.旅行好きな方は楽天トラベルを活用
2-3.楽天ポイントカード加盟店でカード利用
2-4.毎月の光熱費を楽天カードで支払う
2-5.さまざまなSPUを活用 - 楽天カードのポイント特典
3-1.公共料金の支払いに利用
3-2.資産運用に活用
3-3.宿泊や航空券などの購入に活用
3-4.楽天ポイントで商品やコンテンツを購入
3-5.限定グッズに交換 - 楽天ポイントを活用する際の注意点
- まとめ
1.楽天カードのポイント還元率は通常1%
楽天カードで商品を購入すると、100円につき1ポイントが貯まります。ポイント還元率に直すと1%です。普通カード以外の楽天カードもポイント還元率1%で統一されていますが、各カード独自のポイント特典もあるので上限は異なります。
楽天カードのポイント還元率は、楽天市場や楽天トラベルなどの利用で2%や3%に上げることも可能です。これから楽天カードでポイントを効率的に貯めたい場合は、楽天関連のサービス特典やSPUなどを活用してみるのが大切です。
2.楽天ポイントを効率的に貯める方法
先程お伝えした通り楽天カードの還元率は通常1%ですが、さまざまな楽天関連サービスや特典を活用すると効率的に貯めることができます。
たとえば以下のような方法で、楽天ポイントの還元率が上がります。
- 楽天市場で買い物
- 楽天ポイントの加盟店で買い物
- 他社のポイントを楽天ポイントへ交換
- 楽天トラベルで旅行に行く
それでは楽天ポイントを賢く貯める方法を紹介します。
2-1.楽天市場での買い物でポイント最大3倍
インターネットショッピングモール「楽天市場」で商品を購入する際、楽天カードで支払うとポイント還元率が3%にアップします。
楽天市場にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というサービスがあり、特定の条件を満たすと楽天ポイントの追加をはじめ還元率アップ特典も受けられます。そして、SPUの中には「楽天カードで楽天市場の商品を購入」というポイントアッププログラムもあるので、楽天カードの利用で楽天ポイントが通常の3倍獲得できます。
ただしSPUで獲得できる楽天ポイントには上限もあるため、ポイントの獲得数などには注意が必要です。
以下に楽天ポイントの上限や有効期限についてまとめています。
ポイントの種類 | 内容 |
---|---|
楽天カードの利用 ※通常利用で獲得できるポイント |
100円につき1ポイント ・獲得ポイントの上限:なし ・ポイント進呈日:カード利用の翌月15日前後 ・有効期限:1年間(期間内に追加でポイントを獲得すると有効期限延長) |
楽天カード利用通常ポイント ※SPUの特典で得られるポイント |
100円につき1ポイント ・獲得ポイントの上限:なし ・ポイント進呈日:買い物日の翌月13日頃 ・有効期限:1年間(期間内に追加でポイントを獲得すると有効期限延長) |
楽天カード利用特典ポイント ※SPUの特典で得られるポイント |
100円につき1ポイント ・ポイントの上限:年間5,000ポイント ・ポイント進呈日: 楽天市場での買い物情報が買い物月の月末までに届いた場合は、買い物月の翌月15日 ※情報が買い物月の翌月末までに届いた場合は、買い物月の翌々月15日 ・有効期限:ポイント進呈月の翌月末日23時59分まで |
「楽天カード利用通常ポイント」と楽天カードに付帯しているポイントサービスは、ポイント獲得ルールに関してポイント進呈日以外は共通しています。また、有効期限は1年なので、比較的余裕をもってポイントを貯めたり活用したりできます。
一方「楽天カード利用特典ポイント」のポイント獲得数には上限が設けられているので、カード利用額に応じて継続的にポイントを貯め続けることはできません。また、ポイントの有効期限が短い点を把握しておく必要もあります。
楽天市場のSPUを利用する際は、ポイントの有効期限や上限などに関するルールを理解した上で計画的に貯めながら活用し続けるのが大切です。
2-2.旅行好きな方は楽天トラベルを活用
楽天トラベルもSPUの対象なので、指定の条件を満たすと楽天市場でのポイント還元率が2%に上がります。なお、楽天トラベル単体の活用でも楽天ポイントが貯まります。
楽天トラベルのSPUは、楽天トラベルのサービスを利用した上で楽天市場の商品を購入すると、ポイント還元率2%に上がるという仕組みです。
具体的には、以下のような条件やルールが定められています。
ポイント獲得の基本的な条件 | 楽天市場で商品を購入した月に楽天市場で商品を購入し、楽天市場で商品を購入した月の翌々月に旅行を行う |
金額に関する条件 | 楽天トラベルで1回に5,000円(税込)以上の利用 楽天市場での購入金額に関しては条件なし |
ポイント付与の対象 | 楽天市場でのカード利用額 |
ポイントの進呈日 | 旅行月の翌月15日頃 |
旅行に関するルール | ・「国内外の宿泊」:チェックアウトした月を旅行月と判断 ・「ANA楽パック」「JAL楽パック」「海外楽パック」:復路の搭乗月を旅行月と判断 ・「海外航空券」:片道は搭乗月を旅行月、往復の場合は復路の搭乗月を旅行月と判断 ・「国内レンタカー」:レンタカーの返却月を旅行月と判断 |
ポイントの有効期限 | ポイント獲得月の翌月末日23時59分まで |
ポイント獲得数の上限 | ダイヤモンド会員:15,000ポイント プラチナ会員:12,000ポイント ゴールド会員:9,000ポイント シルバー会員:7,000ポイント その他会員:5,000ポイント |
楽天トラベルのサービス購入日と楽天市場での商品購入日、どちらが前後してもSPUの対象です。ただし、同じ月にそれぞれ行わなければSPUの対象外となるため、時期が大幅にずれないよう注意が必要です。
楽天グループのクーポン券「Racoupon」を楽天トラベルで利用する場合、クーポン割引後の金額が5,000円(税込)以上でなければいけません。細かな条件が多いものの、楽天トラベルで宿泊やフライトの予約を行う方にはメリットのあるサービスといえます。
ツアー旅行および旅行が好きな方やイベントやその他用事で遠方へ赴く方は、楽天カードと楽天トラベルのポイントサービスも確認してみてはいかがでしょうか。
2-3.楽天ポイントカード加盟店でカード利用
楽天ポイントカード加盟店を利用の際、楽天カードを利用するとポイント2倍になる場合があります。
ポイント還元率は各加盟店によって異なるため、1%や0.5%のケースもあります。たとえばマクドナルドや東急百貨店などは100円につき1ポイントで、ビッグボーイやはま寿司などは200円につき1ポイントという設定です。
効率的にポイントを貯めるには、楽天カードサイトから各加盟店のポイント還元率や条件を確認し、可能な範囲で還元率の高い店舗での買い物や飲食を行うのも大切です。
2-4.毎月の光熱費を楽天カードで支払う
毎月の水道料金や光熱費などの請求先を楽天カードに設定すると、支払い金額に応じて楽天ポイントを獲得可能です。公共料金の支払いによる楽天ポイントの還元率1%ですが、2021年6月1日から500円につき1ポイントへ引き下げられる予定になっています。
そのため、ポイント還元率1%から0.2%への変更措置は、これから楽天カードを利用する方にとってデメリットといえます。ただし、旅行や買い物以外で毎月ポイントを貯めるには、役立つサービスです。
楽天ポイントの付与対象となる支払い
- 電気料金
- ガス料金
- 水道料金
- 通信費
- 税金
- 国民年金保険料
- Yahoo!公金支払い
楽天ポイントと提携している電気やガス、水道、通信会社は、楽天カードサイトから確認できます。また、ポイント付与対象の税金も楽天カードサイトにて確認可能です。
旅行好きではなかったり楽天のサービスを利用する機会がなかったりといった方でも、公共料金の支払いで手軽に楽天ポイントを貯めることができます。
2-5.さまざまなSPUを活用
前半でお伝えしたSPU「楽天市場と楽天カード」、「楽天トラベルと楽天市場、楽天カード」以外にも、楽天ポイントの還元率を上げる楽天カード関連のSPUがあります。
1つは、楽天カードで楽天市場の商品を購入し、利用代金を楽天銀行で引き落とした場合に楽天ポイントが通常の2倍貯まるSPUです。もう1つは、「楽天の保険」の保険料を楽天カードで支払った翌月に楽天市場で買い物を行うと、楽天ポイントが2倍貯まるSPUです。
どちらも「楽天カードで買い物」、「楽天市場での利用代金がポイントの対象」なので、楽天市場での買い物および楽天カードを使用する方にメリットがあります。
それぞれの細かな条件を以下に紹介します。
SPU | 内容 |
---|---|
楽天銀行+楽天カード | ・ポイント還元率2% (通常のポイント+SPU:100円につき1ポイント) |
・ポイントの対象:楽天カードで楽天市場の商品を購入した金額が対象 | |
・獲得条件:楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定 | |
・ポイントの進呈日: 楽天市場での売上情報が購入月の25日までに楽天カード株式会社へ到着した場合は、購入月の翌々月15日頃 ※売上情報が購入月の翌月25日までに楽天カード株式会社へ到着した場合は、購入月の翌々々月15日頃 |
|
・ポイントの有効期限:ポイント獲得月の翌月末日23時59分まで | |
・ポイントの上限: ダイヤモンド会員:15,000ポイント プラチナ会員:12,000ポイント ゴールド会員:9,000ポイント シルバー会員:7,000ポイント その他会員:5,000ポイント |
|
楽天の保険+楽天カード | ・ポイント還元率2% (通常のポイント+SPU:100円につき1ポイント) |
・ポイントの対象:楽天カードで楽天市場の商品を購入した金額が対象 | |
・獲得条件:「楽天の保険」支払い月の翌月に楽天カードで楽天市場の商品を購入した金額を対象 | |
・ポイントの進呈日: 楽天市場での買い物情報が購入月の末までに到着した場合は、購入月の翌月15日 ※楽天市場での買い物情報が購入月の翌月末までに到着した場合は、購入月の翌々月15日 |
|
・ポイントの有効期限:ポイント獲得月の翌月末日23時59分まで | |
・ポイントの上限:5,000ポイント |
ポイントの有効期限が短いため、早めに楽天市場で活用するなどでポイント失効を防ぐことも大切です。ポイントの会員ランクは、楽天Point Clubで定めているものです。ポイントの獲得数や回数によってランクアップするのが特徴です。
保険の見直しを行っている方や銀行の口座開設を行う方は、楽天の保険や楽天銀行を検討してみてはいかがでしょうか。楽天カードおよびSPUの活用で、楽天ポイントの還元率を上げることができます。
3.楽天カードのポイント特典
楽天ポイントは、楽天市場をはじめ楽天関連のサービスに利用できるほか、公共料金の支払いや資産運用にも活用可能です。
続いては、楽天カードで貯めた楽天ポイントの特典について紹介します。
3-1.公共料金の支払いに利用
楽天でんきや楽天モバイルといった楽天の暮らしに関するサービスは、楽天ポイントで支払うことができます。
たとえば楽天でんきの電気料金を楽天ポイントで支払う場合は、楽天でんきサイトのマイページからポイント払いの設定が可能です。また、一度ポイント払いに関する設定を行うと、毎月自動でポイント払いにできます。
楽天ポイント払いが可能なサービス
- 楽天でんき
- 楽天モバイル
- 楽天ガス
- 楽天ビューティー
楽天ポイントは、1ポイント1円で各サービスに利用可能です。楽天でんきや楽天ガスなどを利用している方やこれから切り替える予定のある方は、ポイント払いを検討してみてはいかがでしょうか。
3-2.資産運用に活用
楽天ポイントは、楽天証券でポイント投資や、楽天ウォレットで仮想通貨投資に活用できるのも特徴的です。
ポイント投資は、ポイントを株式投資や投資信託といった金融商品の売買に充てることができるサービスです。楽天証券の場合は、株式投資と投資信託、バイナリーオプションの買付に楽天ポイントを利用できます。
楽天ポイントで投資信託のファンドを購入する際は、スポット買付と積立買付から選択します。スポット買付では、金額を指定して購入します。一方積立買付は、事前に設定しておいたポイント数と引き落とし日に沿って、毎月自動で積み立てることが可能です。
株式投資の場合は、国内の銘柄を現物取引で売買可能です。現物取引は、自身の所有している楽天ポイントで株式を売買するもので、売ってから買う「空売り」は選択できません。バイナリーオプションでは、ドル円をはじめとした通貨ペアを楽天ポイントで取引できるようになっています。
そして、楽天ウォレットでは、楽天ポイントで仮想通貨の売買を行うことが可能となっていて、以下の仮想通貨に対応しています。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
なお、ポイント運用というサービスもありますが、これは金融商品ではありません。ポイント運用は、投資信託「楽天・インデックス・ファンド」の値動きを反映した商品に対し、楽天ポイントで運用体験ができるサービスです。
3-3.宿泊や航空券などの購入に活用
楽天ポイントは、楽天トラベルやVacation STAYといった旅行関連サービスにも利用できます。
たとえば楽天トラベルでは、国内のホテルや旅館の宿泊予約をはじめ、国内のレンタカーサービスやJALとANAの楽パック、高速バスなどの予約チケットを購入可能です。他のサービスと同様に1ポイント1円相当のレートです。
3-4.楽天ポイントで商品やコンテンツを購入
楽天ポイントでは、楽天市場や楽天ブックス、楽天西友ネットスーパーなどで販売されている商品を購入できます。
楽天市場でポイント払いを利用するには、商品の注文画面で「ポイント利用」を選択し、任意のポイント数もしくは全ポイントを入力し注文を確定します。また、楽天ブックスや楽天西友ネットスーパーも、注文画面でポイント払いを選択可能です。
上記の他には、フリマサービスのラクマやコスメのサブスクリプションサービスRAXYなども楽天ポイント払いに対応しています。
3-5.限定グッズに交換
楽天ポイントで楽天の公式キャラクター「お買い物パンダ」や「小パンダ」の限定グッズを手に入れることができます。
楽天サイトの特設ページ「Happyポイントグッズ」には、楽天ポイントと交換可能なオリジナルグッズを多数出品しています。また、250ポイントのステッカーや、15,500ポイントのぬいぐるみなど大小さまざまなグッズと交換できるようになっています。
グッズ例
- オリジナルステッカー
- ふせんセット
- お買い物パンダのぬいぐるみ
- 今治タオルセット(お買い物パンダのイラスト付き)
- オリジナルTシャツ
各グッズの注文は、楽天ブックスから行うことができます。本体に加えて送料も楽天ポイントで支払うので、ポイント不足とならないよう注意が必要です。
4.楽天ポイントを活用する際の注意点
楽天ポイントを各サービスに利用する時は、通常ポイントとSPUで獲得した期間限定ポイントを区別しておくのも大切です。なぜなら楽天ポイントを利用できるサービスの中には、SPUで獲得した楽天ポイントを対象外としている場合があるからです。
たとえば楽天証券のポイント投資は、SPUを含む期間限定ポイントや他社から交換した楽天ポイントなどを対象外としています。SPUで獲得した期間限定ポイントは、基本的に楽天市場での買い物に利用できるようになっています。
まとめ
楽天カードのポイント還元率は、通常1%です。100円につき1ポイント貯まる仕組みですが、SPUや楽天ポイントカード加盟店でのカード利用などでポイント2倍や3倍になる場合もあります。
貯まったポイントは、楽天市場や楽天証券、楽天トラベルといったさまざまな関連サービスで利用できるので、利用範囲の広さも特徴といえます。楽天ポイントを活用したい方、楽天のサービスをよく利用している方は、今回紹介した楽天カードも検討してみてはいかがでしょうか。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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