Signature BankがCircleと提携、ステーブルコインUSDCを決済システムに統合へ
ステーブルコインUSD Coin(USDC)の発行および管理を行うCircleが、米銀行Signature Bankとの提携を4月19日に発表した。これにより、Signature BankのサービスにUSDCを含むCircleの製品が統合されることになる。
Circleは、ナスダックに上場したことで話題を集めた米最大手暗号資産取引所Coinbaseと共同で、ステーブルコインUSDCの発行および管理を行っている。今回、USDCの準備金の一部をSignature Bankに預けるためのパートナーシップを締結したという。
加えて、将来的にはSignature Bankの提供するブロックチェーン基盤のリアルタイム決済プラットフォームSignetに、Circleの製品が統合される予定だ。これにはステーブルコインUSDCも含まれており、Signature Bankの顧客がステーブルコインにアクセスする手段を提供することになる。
Signature BankでCEOを務めるJoseph J. DePaolo氏は、「自社の顧客の多くはCircleの製品をSignetエコシステムに統合することを望んでいる」と今回の提携について説明した。
ステーブルコインを金融システムに統合することのメリットは、24時間365日リアルタイム決済が可能になる点にある。従来の金融システムでは、休日に使用することができなかったりメンテナンスが発生したりするため、顧客にとっては不都合な部分が多い。
昨今はステーブルコインを決済システムに統合する企業が急増しており、米国では銀行がステーブルコインを取り扱えるようライセンスを付与したり、暗号資産取引所が銀行業を開始できるよう同じくライセンスを付与したりしている。
3月にはクレジットカード決済大手のVisaが、USDCに対応することで大手決済企業としては初となるステーブルコイン決済の導入を発表していた。
ステーブルコイン市場としては、テザー社の発行するTether(USDT)が最大の時価総額となっており、次いでUSDCとなっている。
【参照記事】Circle Selects Signature Bank for USDC Integration and Reserve Balances
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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