エンジンのJumpNetとは?仮想通貨エンジンコイン(ENJ)の買い方を解説
エンジンコイン(ENJ)は年初来で10倍近いパフォーマンスを見せている仮想通貨(暗号資産)です。日本の仮想通貨取引所コインチェックやGMOコインは、2021年の初頭に取り扱いをスタートしており、プロジェクトの動向には国内でも多くの投資家が注目しています。
4月にはEnjin社によるJumpNet(ジャンプネット)と呼ばれるスケーリングソリューションがリリースされたことで、NFT(ノンファンジブルトークン)市場の成長を後押しそうです。今回はJumpNetについて、そしてエンジンコイン(ENJ)の買い方について解説します。
目次
- Enjinプロジェクトとは?
- JumpNetとは?
- エンジン独自のブロックチェーン「Efinity」
- 仮想通貨エンジンコインの購入方法
4-1. コインチェックでの購入方法
4-2. GMOコインでの購入方法 - まとめ
①Enjinプロジェクトとは?
まずはEnjinプロジェクトを推進するEnjin社について解説します。Enjin社は2009年にシンガポールで設立されました。当初はゲームコミュニティ事業を手がけており「Enjin Network」というゲームコミュニティ・プラットフォームの運営からスタートしています。当ゲームコミュニティは創業から10年間で2,000万ユーザーを超えるプラットフォームに成長しています。
Enjin社の創業メンバーは、コンピューターサイエンスで世界トップクラスのロシア・サンクトペテルブルグ州立電気技術大学出身のマキシム・ブラコフCEOやウィテック・ラドンスキーCTOです。現在Enjin社は地理的に分散した開発チームへと拡大しています。
同社は現在、ゲーム開発・運営企業向けのSDK(開発キット)を提供するなど、Enjinプラットフォームを中心としたゲーム内アイテムのNFT化ツールやNFTマーケットプレイスの導入を促進し、Enjinエコシステム(経済圏)拡大を目指しています。
既にエンジンプラットフォームを通して作成されたゲームコミュニティは25万存在し、この分野の最大手企業となっています。またエンジンプロジェクトは企業だけではなく個人向けにも無料でNFTの発行ができるシステムを提供する予定です。
②JumpNetとは?
2021年に急成長しているNFT市場ですが、NFTが実用的なものとなるには大きな障害があります。
それはイーサリアム・ブロックチェーンの送金手数料(ガス代)の高騰です。DeFiやNFT関連での需要増加で取引が急増したことで、イーサリアムの平均取引手数料は前年比で最大約17倍に高騰しました。
そこで、エンジン社はガス代無料でNFTを発行でき、大量に配布できるスケーリングソリューションとして「JumpNet」を開発・公開したのです。既にマイクロソフトやBINANCEを含む50以上のパートナー企業やNFTプロジェクトがJumpNetの利用を開始したと報告されています。
JumpNetの仕組み
JumpNetはイーサリアムをベースとするスケーリング技術です。PoA(プルーフ・オブ・オーソリティ:Proof of Authority)と呼ばれる合意形成方法を採用し、管理者が選択した組織のみがトランザクションの検証作業を行います。これにより、JumpNetは高速かつ無料でトランザクション処理を行います。
JumpNetは2段階の実装プロセスを予定しており、4月6日に公開された第一段階では、エンジンコイン(ENJ)をイーサリアムからJumpNetに移し、イーサリアムブロックチェーンを使わずに、JumpNet上でNFTを発行・取引できるようにしています。JumpNet側で処理されたトランザクションには、イーサリアム上のガス代がかかりません。
第2段階目は、エンジンコイン(ENJ)とすべてのERC-1155トークン(NFT規格のトークンの1種)をイーサリアムブロックチェーンとJumpNetの間でやりとり可能にする予定です。
JumpNetを利用するために必要なものはエンジンコイン(ENJ)だけです。今後、JumpNet上で多くのブロックチェーンゲームやNFT企業の開発が進むほど、エンジンコインの需要増にもつながると考えられます。
③エンジン独自のブロックチェーン「Efinity」
Enjinは現在、大規模プロジェクト「Efinity」の構築を進めています。EfinityはPolkadotを用いて開発されるNFTのためのEnjin独自のブロックチェーンです。Polkadotは別々のブロックチェーン間の資産運用が可能なインターオペラビリティ(相互運用性)技術を特徴とします。Efinityはこれを活かし、他のブロックチェーンユーザーが自身のトークンを「Efinity」にシームレスに移動できる事を目指しています。
④仮想通貨エンジンコインの購入方法
ここからはエンジンコインの購入方法を初心者の方向けに解説します。国内の仮想通貨取引所の中では、エンジンコインはコインチェックとGMOコインで購入が可能です(2021年6月現在)。
コインチェックでの購入方法
口座を開設した状態で、コインチェックのトップページ上部の「ログイン」をクリックし、ログイン画面に入ります。
ここからメールアドレスとパスワードを入力してログインしてください。
サービス画面にログインをしたら左側のメニューバーにある「販売所(購入)」をクリックします。
エンジンコインを選択し、「数量」と「交換する通貨」の設定をして「購入する」をクリックすれば購入が完了します。
GMOコインでの購入方法
続いて、GMOコインでの購入方法の解説をします。口座を開設した状態で、GMOコインのトップ画像から「ログイン」をクリックし、ログイン画面に入ります。
ここからメールアドレスとパスワードを利用してログインしてください。GMOコインでエンジンコインは「販売所」と「仮想通貨FX」の2種類で取り扱いがあります。
トップ画面から販売所の場合左側のメニューの部分から「販売所」をクリックして上の画面のように「エンジンコイン」を選択します。そしてこの右側で取引数量(金額指定と数量指定から注文方法が選択可能)を設定しクリックすることで購入が可能です。
仮想通貨FXの場合は、販売所と同様の取引方法で購入が可能です。仮想通貨FXと販売所と比較するとわかりますが、売りと買いのレート差(スプレッド)が大きく異なります。販売所のスプレッドは10%弱なのに対して、仮想通貨FXは2%と、スプレッドでは仮想通貨FXの方が狭くなっています。そのため、エンジンコインの現物が必要でなければ仮想通貨FXでの売買をおすすめします。
また、仮想通貨FXでは多様な注文方法が揃っています。トレーディング用途で取引を行う場合は仮想通貨FX一択となるでしょう。
スプレッドは投資家にとって実質的な手数料であり、取引所側の収益の源泉でもあります。このスプレッドは仮想通貨取引所で大きく異なることからチェックが必須な項目です。スプレッドが10%あれば、同等の値動きが発生しないとスプレッドだけで損失を被ることになるため注意しましょう。
⑤まとめ
エンジン社のプロジェクトは、ブロックチェーンゲーム業界のみならずDeFiやNFT、Web3.0など、今後世界を大きく左右しそうなインフラ構築に関連しています。将来社会の基盤となる可能性もあるエンジンプロジェクトに、今後も注目していきましょう。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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