ソフトバンクがブラジルの暗号資産取引所へ出資、中南米市場へ参入
ラテンアメリカの暗号資産取引所Mercado Bitcoinが、ソフトバンクグループ傘下のファンドから約2億ドルを調達したと7月1日に発表した。Mercado Bitcoinの親会社である2TMグループは、デジタル資産サービスを展開するブラジルの持株会社である。
今回のMercado Bitcoinによる資金調達は、ラテンアメリカにおける過去最高額のシリーズBラウンドになるという。またソフトバンクグループにとっても、ラテンアメリカの暗号資産関連会社への最大の投資になったとのことだ。
今回の出資を担当したソフトバンクグループインターナショナルのCEOであるMarcelo Claure氏は、2TMグループ及びMercado Bitcoinに関して次のようにコメントしている。
「今やMercado Bitcoinは暗号資産の分野で世界的なリーダーになりました。2TMグループがブラジルのエコシステムを理解していること、ブラジルにおける規制の枠組みに貢献していることに感銘を受けています。2TMグループはラテンアメリカのブロックチェーン革命の最前線に位置しており、ブラジルにおける暗号資産の普及に対して決定的な役割を果たしています。」
Claure氏はラテンアメリカにおける暗号資産事業に関して、「暗号資産はラテンアメリカで大きな可能性を秘めています。ブラジル市場における躍進は2TMグループにとって重要であり、我々もこの取り組みに参加できることを光栄に思います。」とコメントしている。
Mercado Bitcoinは今回の資金調達を通して、規模の拡大や提供サービスの拡充、インフラへの投資を行い、ラテンアメリカで急増する暗号資産取引の需要に対応していくという。
Mercado Bitcoinは過去1年間で大幅な成長を遂げており、2021年には顧客数が280万に達したとのことだ。これは、ブラジルの証券取引所に登録している個人投資家全体の70%以上に相当するという。
2021年1月から5月の間には、約70万人が新規登録し、取引量は50億ドルへと増加した。この数字は、設立後の最初の7年間の合計取引量を上回ったとのことだ。
今回の資金調達により、2TMグループはラテンアメリカで8番目に評価額の高いユニコーンになったという。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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