Coincheck(コインチェック)からビットコインを送金する方法を解説【Binance(バイナンス)でBTCアドレスを取得】
仮想通貨(暗号資産)投資を始めようという時に、どの取引所を利用するかは判断しにくいと思います。コインチェックは分かりやすいユーザーインターフェースで知られ、投資を始めるのにおすすめの仮想通貨取引所です。
コインチェックは国内最多の17種類の仮想通貨を取り扱っていますが、グローバル市場に目を向けると仮想通貨の運用方法にはさらに多くの選択肢があります。そのため、ユーザーの中には、コインチェックで購入したビットコインを別のサービスに送金して、レンディング(貸暗号資産)で金利を稼いだり、新しい暗号資産とトレードをするなど運用している人もいます。
しかし、ビットコインアドレスの入力を間違えると取り返しがつかない場合もあり、ビットコインの送金作業は細心の注意が必要です。そこで今回はコインチェックで取得したビットコインをBinance(バイナンス)へ送金する方法についてご説明します。
目次
- コインチェックの3つの特徴
1-1. わかりやすいユーザーインターフェース
1-2. 貸仮想通貨や自動積立などの投資サービスを提供
1-3. 2種類のビットコイン購入方法 - コインチェックからビットコインを「送金」する方法
2-1. 送金先アドレスを取得する
2-2. 送金先アドレスを登録する
2-2. ビットコインを送金する - ビットコインと送金手数料
- 送金履歴の確認方法
- テスト送金の重要性
①コインチェックの3つの特徴
コインチェックは、大手金融会社マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する暗号資産取引所です。現在までにコインチェックの本人登録済みのユーザー数は99万口座で国内No.1となっています(2020年7~9月期のマネックス決算報告より)。
1-1. わかりやすいユーザーインターフェース
コインチェックのホームページや取引画面の見やすさは群を抜いており、初心者にとってもわかりやすいプラットフォームと言えます。スマホから口座開設や入出金処理、暗号資産の購入や積立投資機能の管理など、コインチェックの様々な機能を利用できます。アプリの累積ダウンロード数は415万件を突破(2021年6月時点)しています。
1-2. 貸仮想通貨や自動積立などの投資サービスを提供
コインチェックは仮想通貨取引の他に、保有している資産を貸し出して金利を稼ぐ「貸仮想通貨」サービスや毎月日本円を引き落として買い付けまで自動で行う「Coincheck つみたて」サービスなど、顧客ニーズに合わせて様々な投資サービスを提供しています。
1-3. 2種類のビットコイン購入方法
コインチェックでビットコインを購入する方法は2種類あります。「販売所」はショッピングサイトのようなわかりやすい設計なので、初心者でも直感的に利用できるでしょう。そして、「取引所」は手数料無料なのでビットコインを頻繁に売買できる人に向いています。
販売所
販売所はコインチェックが在庫を抱えるビットコインを、最低500円から購入できるサービスです。販売所は提示された価格で、即座に購入できるので便利ですが、「価格差(スプレッド)」が上乗せされているので購入してすぐに売却しようとすると、資産が減ってしまう場合があるので注意しましょう。
取引所
取引所は「売買板」と呼ばれる売買注文を表した情報を使って、ユーザー同士でビットコインを取引する形態です。希望の数量を買い集めるまでに取引相手(売り注文を出す投資家)を待つ必要がありますが、販売所より取得単価を抑えられる可能性があります。コインチェックの取引所は0.001 BTCから利用できます。
②コインチェックからビットコインを「送金」する方法
それでは、コインチェックで取得したビットコインを他の取引所に送金する方法をご説明します。
2-1. 送金先アドレスを取得する
ビットコインの送金には宛先となるBTCアドレスをコインチェック側で登録する必要があります。ビットコインアドレスとは「口座番号」のようなもので、27~34 文字の英数字で構成され、公開鍵から生成されます。ビットコインアドレスの例:1BitQEtcoxAnViwUYX9k6KupmmsEfWrGnr。
仮想通貨取引所はユーザー固有のBTCアドレスを割り当てているため、送金先の取引所でそれぞれビットコインアドレスを確認できます。今回は海外の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)の保有口座のBTCアドレスを取得します。
Binanceの場合、「Wallet」→「Deposit」とクリックし、「Select Coin」のスクロールからBTCを選択します。ここまでは簡単ですが、「Select Network」が要注意です。コインチェックからBTCを送付する場合は、必ず「BTC Bitcoin」を選択しましょう。
BTC Networkを選択すると、以下のようにBTCアドレスが表示されます。スマートフォンから送信する際は、ウォレットアプリからQRコードを読み込みます。今回はコインチェックで設定するためにコピー&ペーストをします。
これと同様に、取引所毎に自分に割り当てられたアドレスを確認して、ビットコインを送金することになります。正しくない仮想通貨アドレスに送金して、外部ネットワークにブロードキャストした場合、絶対に取り戻すことはできないので注意しましょう。
2-2. 送金先アドレスを登録する
Binanceで宛先となるBTCアドレスを控えたら、コインチェックでビットコインの送金作業に移りましょう。
下図はコインチェックのログイン後、サイドバーから「コイン送金」を選択し、「ビットコインを送る」→「送金先リストの編集」をクリックした状態です。ここで、送金先の【新規宛先】を追加しましょう。外部アドレスの「ラベル」は任意で設定できます。自身でアドレスを管理する際にわかりやすい名前をつけましょう。
すると、ご登録の携帯電話番号に届くSMSに記載された認証コードを入力すると、外部アドレスの登録作業が完了です。
2-3. ビットコインを送金する
先ほどの「コイン送金」画面でビットコインの「送金先リスト」に登録した外部ビットコインアドレスが加わります。
外部アドレスを選択し、「送金数量」を入力し、手数料を確認し、「送金する」ボタンをクリックします。この段階で認証アプリによる2段階認証が必要となります。コインチェックは、Google Authenticatorなどの認証アプリに対応しています。
以上でビットコインの送金作業は完了です。コインチェックが確認後、送金作業が実行されます。
③ビットコインと送金手数料
ビットコインは10分毎にブロックが生成され、マイナーは基本的にブロックに含める取引(送金)を時系列で選択します。ビットコインのブロックサイズは1MBの上限があるので、取引件数が増える混雑時には順番の待ち時間が長くなります。この時、手数料の高い取引は優先してブロックに含まれることになります。
コインチェックでは、ビットコイン・ネットワークの混雑状況に合わせて手数料を変動させる「変動型送金手数料」を採用しています。ネットワーク手数料の高騰に伴う送金遅延を最小限にするため、以下のような区分を設けています。
④送金履歴の確認方法
コインチェックで行ったビットコインの送金履歴は「コイン送金」で確認できます。送金先アドレスとは別に“TX IDトランザクション ID)”というのがありますが、これは、ブロックチェーン上の取引毎に付与された識別子です。ビットコインエクスプローラーでトランザクションIDをチェックすれば、送受信アドレスや数量など、取引の詳細を確認することができます。
⑤テスト送金の重要性
ビットコインは分散型ネットワークで動いており、インターネットを介して直接送金先とつながるしくみです。金融機関の営業日に縛られずに、海外送金でも安価な手数料でスピーディーに行なうことができるので魅力的です。
ただし、送金時間はビットコインのマイニングの状況だけでなく、取引所によっても変わってきます。コインチェックは一度に / 短期間に多額の送金がある場合や、セキュリティ上の観点から必要と判断した場合に、顧客の送金申請をストップして内容確認を行います。送金処理が完了していなければキャンセルは可能ですが、送金処理が完了すると送金のやり直しやキャンセルはできなくなります。
また、誤送金による損失を予防するためにも初めて利用するアドレスは少額の「テスト送金」を行うことをおすすめします。例えば1 BTCを送金したい場合は、一度0.001 BTCの送金を試し、着金を確認した上で改めて残りの金額を送るということです。
ビットコインネットワークにブロードキャストされると、そこはもう日本のコインチェックのサポートが及ばない領域です。海外の取引所や関連サービスの中にはサポートが不十分な所も多く、ちょっとした誤りがそのまま紛失につながりかねません。ビットコインの送金処理はくれぐれも慎重に行うようにしましょう。
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