動物保護団体への寄付方法は?寄付の手順や注意点も
動物保護団体への寄付の方法は金銭の寄付・ふるさと納税・ボランティアなど様々なものがあり、寄付先も多岐に渡ります。主な寄付先としては動物保護団体や地方自治体などがあり、金銭だけではなく物資の送付や不要品買い取りサービスを利用した寄付も可能です。
本記事では、動物保護を目的とした寄付の方法・寄付先、寄付の手順、注意点などを解説していきます。
目次
- 動物保護団体への寄付方法
1-1.保護活動を行っている法人・団体に寄付を行う
1-2.ふるさと納税
1-3.動物保護寄付サイトを通じて支援
1-4.地方自治体の動物保護プロジェクトに寄付
1-5.一時飼養ボランティアを行う - 動物保護関連の寄付を行う手順
2-1.寄付先・方法を選ぶ
2-2.団体・自治体など寄付先に連絡を行う
2-3.金銭・物資などを送る
2-4.寄付が完了 - 動物保護団体への寄付・ボランティアの注意点
- まとめ
1.動物保護団体への寄付方法
主な動物保護団体への寄付方法・寄付先は以下の通りです。
- 保護活動を行っている法人・団体に寄付を行う
- ふるさと納税
- 動物保護寄付サイトを通じて支援
- 地方自治体の動物保護プロジェクトに寄付
- 一時飼養ボランティアを行う
1-1.保護活動を行っている法人・団体に寄付を行う
動物保護活動を行っているNPO団体や公益財団法人などに寄付を行います。動物の保護活動を行っている団体は数多く、例えば公益財団法人・日本動物愛護協会があります。
公益財団法人・日本動物愛護協会では、動物の保護活動に加え広報誌や講演による「命の大切さ」を知ってもらう活動や日本動物大賞、動物愛護キャッチコピーコンクールなどを行っています。
また寄付金の募集に加え、要らない本やDVDなどを換金化し、日本動物愛護協会に寄付する「古本募金」という取り組みも行っており不要品の処分と寄付が同時に行えます。
なお、法人・団体を通じて金銭を寄付する時には直接的な動物保護活動に使われるだけではなく、運営のための費用、広報活動などとしても使用されるケースがあります。法人や団体に寄付を行う際は、どのような目的に資金が活用されるのか事前に確認をしておきましょう。
1-2.ふるさと納税
ふるさと納税を活用したクラウドファンディングサイト「ふるさとチョイス」では動物たちの殺処分を無くす活動を応援するプロジェクトや、猫の不妊・去勢により飼養を行うことができない猫の繁殖や近隣被害を未然に防止する取り組みなどが掲載されています。(2021年11月時点)
寄付を希望する方はサイトに会員登録した後、サイトを通じてクレジットやコンビニ決済などで寄付を行います。
なお、ふるさと納税は寄付金のうち2,000円を超えた部分が所得税・住民税から控除される仕組みです。「希望する自治体の動物保護を支援したい」「寄付の負担を少なくしたい」という方に適した制度と言えます。
1-3.動物保護寄付サイトを通じて支援
公益社団法人アニマル・ドネーションが運営する「アニドネ」は動物福祉活動を行う団体に寄付ができるサイトです。独自の認定基準を満たした団体のみを掲載しており、金銭だけではなく商品の購入や不要品の買取による寄付も可能です。
ボランティアの参加やSNSでの拡散、クリックすることで寄付が出来るサービスも展開しています。ウェブサイト上では活動報告書や決算書も掲載されており、寄付金がどのように活用されているかわかりやすい点も評価しやすいポイントと言えるでしょう。
【関連記事】寄付前にチェックしたいNPOの決算報告書、どう読めばいい?
1-4.地方自治体の動物保護プロジェクトに寄付
地方自治体によっては、動物保護に関連したプロジェクトを立ち上げ、寄付金を募っているケースがあります。
例えば、福島県では、2021年11月現在、動物愛護を推進する「動物愛護寄付金」を受け付けています。寄付金は、福島県動物愛護センターの機能強化や動物の愛護・適正な飼養の理解を深める講習会の開催や啓発、リーフレットの作成などに利用されます。(※参照:福島県「動物愛護寄附金について」)
直接、福島県に現金を寄付する方法の他に所定のクレジットカードを利用したポイント寄付、ふるさとチョイスを通じた寄付がホームページで紹介されています。
過去には島根県でも保護された犬・猫が次の飼い主が見つかるまでのボランティアに対するペットフードや子犬・子猫用粉ミルク・おやつなどの物資を募集していました。(※参照:島根県「【6/1~受付停止】物資の寄付を募集しています」)
自治体の役所に問い合わせる、ホームページをチェックすることで、寄付の受付可否が分かります。信頼性の高い公的機関に寄付を行いたい場合には検討してみると良いでしょう。
1-5.一時飼養ボランティアを行う
動物保護には金銭だけでなく、ボランティアを通した支援方法があります。例えば、千葉県や山口県では、保健所や愛護センターなどに保護された犬・猫などの動物を一定期間預かるボランティアを募集しています。
千葉県ではボランティアになるためには千葉県在住である、センターが実施する講習会を受講していることなどの要件を満たす必要があります。(※参照:千葉県「子猫の一時飼養ボランティア(ミルクボランティア)を募集します」)
金銭や物の寄付ではなく、ボランティアとして動物保護に携わりたい方に良い方法と言えます。
2.寄付を行う手順
- 寄付先・方法を選ぶ
- 団体・自治体など寄付先に連絡を行う
- 金銭又は物資を送る
- 寄付が完了
2-1.寄付先・方法を選ぶ
自身の寄付の目的や団体の理念・寄付金の使い道、寄付の方法などを考慮し、寄付先を決定しましょう。
例えば「返礼品が欲しい」と言う方は、ふるさと納税でお礼の品が届くものや、寄付サイトで商品の購入により寄付が出来るものを選ぶことで希望に沿った寄付が可能です。
「保護団体の活動を支援したい」という方は動物保護の活動を行うNPO法人や公益財団法人などを探し、寄付を行いましょう。
2-2.団体・自治体など寄付先に連絡を行う
寄付を行いたい自治体・団体などに寄付を希望する旨の連絡を行います。
寄付先が求めていることと自身の寄付の目的・方法が合致していることを確認した上で、寄付を決めましょう。なお、ふるさとチョイスや動物保護寄付サイトなどは、事前に連絡を行わずサイト上で寄付が可能です。
2-3.金銭・物資などを送る
所定の方法に応じて金銭・物資を送ります。物資を送る場合は原則として寄付者が送料を負担することになるため、注意しましょう。金銭を送る際にも、振込手数料や現金書留の費用などがかかるケースがあります。
オンラインによる寄付は、多くのサイトがクレジットカード決済・銀行口座への振り込み・コンビニ決済などに対応しています。決済方法を調べ、自身に負担が少ない方法を選ぶことも寄付において重要なポイントです。
2-4.寄付が完了
寄付先によってはお礼の品や手紙などが届くことがあり、ホームページでその後の活動報告を行う所もあります。
ふるさと納税の控除を受けるためには、ふるさと納税を行った翌年に確定申告を行う必要がありますが、一定の要件を満たし「ワンストップ特例制度」の申請書を提出することで確定申告が不要となります。
3.動物保護団体への寄付・ボランティアの注意点
動物保護団体へ寄付を行う場合、寄付先の資金の使途について事前に確認しておくことが大切です。また、SNSや路上での寄付金募集では、動物を利用した悪質な詐欺行為が行われているケースも見られています。信頼できる寄付先団体であるのかどうか、必ずチェックを行いましょう。
なお、寄付ではなく自治体や団体の一時飼養ボランティアを行う場合、一時的に預かるという目的であるものの動物に情が湧いてしまい「手放したくない」と気持ちが変わってしまうケースもあります。
ボランティアを募集した自治体・団体だけではなく、次の飼い主にも影響がありますので、継続的に動物を飼いたい方は自治体の飼い主募集のページやペットショップなどで動物を譲り受けましょう。一時飼養を行う際には、必ず「一時的な預かりである」ことを踏まえた上で預かるよう心がけることが大切です。
一時的な預かりであっても、ペットシーツやフードなど消耗品類を揃えるコストも自費負担となるケースが大半となります。動物を預かる前に、金銭的・時間的な余裕があるのかどうかも事前に確認しておきましょう。
まとめ
動物保護の寄付先としては、地方自治体やNPO法人などがあり金銭はもちろん物資や不要品買取サービスを利用した寄付が可能です。寄付を行う際には、自身の寄付の目的・思いに近い団体を選び負担の少ない方法を検討しましょう。
この記事を参考に動物保護の寄付先・方法・手順を知り、今後に活かしていきましょう。
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