クレカで積立投資できる証券会社は?5社の手数料や成績・始め方を比較
クレジットカードで投資信託の積立ができるサービスが複数生まれました。簡単に積立ができて、ポイントが貯まることから注目されています。
今回はクレジットカード対応の積立投資サービス5つをピックアップし、詳しく解説します。サービスの比較も行いますので、参考にしてみてください。
※2022年1月17日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
目次
1 SBI証券×三井住友カード
SBI証券では、三井住友カードを利用して投資信託の積立ができます。投資の対象となるのはSBI証券で積立投資ができるすべての銘柄であり、特別な制限はありません。積立設定可能額は、毎月100円~50,000円です。
ポイント還元率はカードの種類によって、下記のように異なります。
- プラチナカード:2.0%
- ゴールドカード:1.0%
- 一般カード:0.5%
スケジュールとしては、毎月10日までにカード登録と積立をする銘柄を設定すると、14日頃にカードの認証がされ、利用日となります。月末頃までに、利用金額に応じてVポイントがプレゼントされる仕組みです。
SBI証券は投資信託の取り扱い銘柄数が多く、2,000以上の銘柄から選ぶことができます。さらにつみたてNISAを選べるのもメリット。利益を非課税としながらクレジットカードのポイントも貯まるので、普通に積立をするよりもお得です。
2 楽天証券×楽天カード
楽天証券では、楽天カードによる投資信託の積立サービスを提供しています。ポイント還元率は一律1.0%であり、一般ランクの楽天カードでも比較的高い還元率でポイントを受け取れます。積立設定ができるのは毎月100円~50,000円です。
当月12日までに積立申込みをすると、13日~16日にカード利用が認証され、翌月の1日または8日に積み立てられます。楽天ポイントは、当月の15日前後に付与されます。
対象商品は、積立ができる銘柄、つみたてNISAの銘柄です。楽ラップ、iDeCo、ジュニアNISA、法人口座は対象外となっています。
楽天証券もSBI証券と同様、投資信託の取り扱いが豊富で、つみたてNISAも選択できます。
3 セゾンポケット×セゾンカード
セゾンポケットでは、各種セゾンカードによる投資信託の積立ができます。大きな特徴は、対象商品が下記2つのファンドに絞られていることです。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、1本だけで世界中に分散投資ができるファンドで、株式と債券に50%ずつ配分します。「セゾン資産形成の達人ファンド」は、株式に焦点を当てて、国内・海外に投資を行います。
積立ができるクレジットカードは、各種セゾンカードとUCカード。積立可能な設定額は、月1,000円~50,000円です。積立を6回行うと、6回の累計額5,000円ごとに永久不滅ポイントが1ポイント付与されます。還元率にすると0.1%です(1P=5円として計算)。
セゾンポケットは2つのファンドに絞られているため、知識の少ない方でも選びやすいのがメリット。銘柄がたくさんありすぎると、かえって迷って選べない方に向いています。
4 tsumiki投信×エポスカード
tsumiki証券で提供しているのは、エポスカードによる積立サービスです。エポスカードは年会費無料で、海外旅行傷害保険も付帯しているクレジットカードです。
tsumiki証券で取り扱う投資信託は下記の5銘柄です。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- セゾン資産形成の達人ファンド
- コモンズ30ファンド
- ひふみプラス
- まるごとひふみ15
いずれも長年の運用実績のあるファンドで、「コモンズ30」は日本のグローバル企業30社に投資する銘柄です。「ひふみプラス」は日本を中心に、成長が期待できる企業に投資をします。「まるごとひふみ15」は債券の割合が85%、株式が15%で、安定性を重視する銘柄です。
tsumiki証券ではつみたてNISA口座を利用することも可能ですが、「まるごとひふみ15」のみ対象外です。
ポイント還元については、初年度は0.1%で毎年0.1ポイントずつ上がり、5年目に最高額の0.5%となります。
5 SBI証券×タカシマヤカード
SBI証券では三井住友カードに加え、タカシマヤカードで積立をすることもできます。対象銘柄は三井住友カードの場合と同様、積立ができる投資信託の銘柄すべてです。
ポイント還元率は1年目が0.1%、2年目が0.2%、3年目は0.3%になります。ポイント付与は引き落とし日の翌々月までとなっています。
6 クレカの積立投資サービスの比較表
ここまで紹介してきた5つのサービスについて、比較表にまとめました。
項目 | ポイント付与率 | 銘柄数 | つみたてNISAの銘柄数 |
---|---|---|---|
SBI証券×三井住友カード | 0.5%~2.0% | 2,490 | 176 |
楽天証券×楽天カード | 1.0% | 2,537 | 179 |
セゾンポケット×セゾンカード | 0.1% | 2 | 0 |
tsumiki投信×エポスカード | 0.1%~0.5% | 5 | 4 |
SBI証券×タカシマヤカード | 0.1%~0.3% | 2,490 | 176 |
※銘柄数は2022年1月17日時点
SBI証券×三井住友カードは、対象銘柄の多さを重視する方やつみたてNISAを利用したい方に向いています。また三井住友カードのゴールドカードやプラチナカードを持っている方は、ポイント還元率も高くなります。
ポイント還元率を重視する方、楽天カード会員の方なら楽天証券が便利です。一般ランクの楽天カードでも1.0%のポイント還元が受けられ、つみたてNISAにも対応しています。
対象銘柄が多すぎると選べない方は、セゾンポケットまたはtsumiki証券が向いています。対象銘柄が少数に限られているため、簡単に選べます。tsumiki証券ではつみたてNISAも利用可能です。
SBI証券×タカシマヤカードは、高島屋を普段からよく利用する方に向いています。対象銘柄は三井住友カードの場合と同様です。
まとめ
クレジットカードで投資信託の積立ができるサービスを5つ紹介しました。対象銘柄の数、ポイント還元率、つみたてNISAの利用可否などで違いがみられます。
対象銘柄数を重視する方はSBI証券や楽天証券が適しています。一方で銘柄が多すぎて自分では選べない方は、セゾンポケットやtsumiki証券が利用しやすいでしょう。
投資信託の積立でもクレジットカードを活用して、お得にポイントを貯めてみてはいかがでしょうか。
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