ライブ配信プラットフォーム「muser」で独立系アーティストの可能性を広げる。運営ベンチャーがFUNDINNOでCFへ

株式会社日本クラウドキャピタルは1月19日、株式投資型クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「FUNDINNO(ファンディーノ)」で新規案件「〈ユーザー数10万人超、3万人規模のフェス開催〉アーティストのライブ売上を年々増加!NFT活用でさらに収益をアップさせ、ライブツールのスタンダードに」を公開した。株式発行者は独立系アーティストのためのライブ配信プラットフォーム「muser」を運営する株式会社BEAMING。目標募集額1千万円、上限応募額4千万円で、投資金額と株数は1口10万円8株、1人5口まで。申し込み期間は1月27日から31日までの5日間。

日本の音楽業界で、大手事務所に所属していない独立系アーティストは、グッズ製作にかかるコストとリスクが大きいという問題を抱えている。muserは、グッズ(有形物)を「特典」(無形物中心)に置き換えることでコストとリスクを削減、アーティストは高単価・高収益を達成することが可能になるというビジネスモデルだ。「無形特典は製作コストが低く、在庫リスクもないため独立系アーティストも大きな負担なく用意できる。ファンにとってもグッズとは違った限定度の高い魅力的な特典でもあるので投げ銭の活性化につながり、チケット以外のまとまった収入を作れるようになる」と同社は説明する。

独立系アーティストのためのライブ配信プラットフォーム「muser」

同社の収益はシステム利用料と特典手数料。視聴チケット1枚あたり220円のシステム利用料を視聴者から徴収し、投げ銭金額の35%を特典手数料として差し引いて、クライアントであるライブハウスやアーティストに支払っている。チケットの販売手数料は取らず、全額をクライアントに渡す。激化する手数料の値下げ競争の中で、差別化により営業力を高めるためだ。配信視聴チケットの相場は2000~3000円程度で、その7~11%にあたる220円のシステム利用料をユーザーから徴収することでバランスを取っているという。全体の平均テイクレート(受託販売手数料)は約17%。今後、さらに高度な機能を提供する際は、クライアントに月額利用料を設定する予定。

muserのビジネスモデル

今後はライブ運営のサポートを自動化し顧客自身が自らサービスを利用する提供形式にすることで、売上拡大を図ろうとしている。また、既にライブアーカイブの販売やチャンネルフォロー機能を提供しているが、さらに視聴者の属性データや特典の獲得状況データ、ライブ中のコメントデータを管理画面上で可視化し、データ分析やマーケティング活動に利用できる情報資産として提供していく計画だ。IPOは2027年を予定、売上高約60億円を想定する。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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