Coincheck NFTの新NFTコレクション「The Meebits(ザ・ミービッツ)」とは
今回は、The Meebits(ザ・ミービッツ)について、大手仮想通貨取引所トレーダーとしての勤務経験を持ち現在では仮想通貨コンテンツの提供事業を執り行う中島 翔 氏(Twitter : @sweetstrader3 / Instagram : @fukuokasho12)に解説していただきました。
目次
- Meebitsについての基礎知識
1-1.Meebitsとは?
1-2.Cryptopunksとの違い - Meebitsの特徴
2-1.唯一無二のキャラクターが20,000体
2-2.キャラクターはメタバース上で自由に動かせる
2-3.専用メタバース「MeebitsDAO」の存在
2-4.Meebitsの将来性は? - Meebitsの購入方法について
3-1.Coincheck NFT(β版)での購入方法
3-2.OpenSeaなどのマーケットプレイスでの購入 - まとめ
先日、Coincheck(コインチェック)がNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で新たに『The Meebits(ミービッツ)』の取扱いを2021年11月9日から開始することを発表しました。The Meebitsは世界的に人気の高いNFTコレクションです。国内でも注目が高まる可能性が高いので、今回はMeebitsの特徴や購入方法について解説していきたいと思います。
①Meebitsについての基礎知識
まずは、Meebitsについての基本的概要から解説します。
1-1. Meebitsとは?
Meebitsは現在最も価値のあるアート系NFTコレクションとなった『CryptoPunks(クリプトパンクス)』を開発したLarva Labs社が2021年5月にリリースしたNFTプロジェクトです。CryptoPunksは24×24のピクセルアート(ドット絵で作られたキャラクター)で、2017年に発行された最古のNFTコレクションです。CryptoPunksは10,000個が無料配布されましたが、2021年12月には1,000万ドル(2,500 ETH)で取引されるなど、レアリティもついてきたNFTコレクションです。
1-2. Cryptopunksとの違い
CryptoPunksが静止画のデジタルアートNFTであるのに対し、Meebitsが3Dボクセルアートである点が大きな違いとなっています。
Meebitsは、人間、象、豚、スケルトンなどをモチーフとした3Dボクセル(ボリュームとピクセルの造語)アートキャラクターのNFTでオーナーはMeebitsをメタバースでのアバターや、アニメーションのキャラクターとして使用できます。
CryptoPunks時代からのNFTマーケットプレイス機能の拡大に伴い、Meetbitsは複数体ごと(2体と1体の交換など)の複雑な取引も可能になるなど、より多様な取引が可能となっています。
②Meebitsの特徴
次にMeebitsがどのような特徴のあるNFTコレクションなのかという点について解説します。
2-1. 唯一無二のキャラクターが20,000体
3Dボクセルアートで作られた個性豊かなキャラクターは、基本タイプと属性で希少価値(レアリティ)が変わります。
基本タイプは全7種(解剖体・宇宙人・スケルトン・ロボット・象・豚・人間)に分類され、タイプごとに発行数が異なります。例えば、18,881体と最も発行数の多い「HUMAN(人間)」に対し、最も少ない「DISSECTED(解剖体)」はわずか5体。発行数の少ないタイプは希少性が高く、高値で取引される傾向にあります。
属性(タトゥー・背番号・イヤリング・オーバーシャツ・ネックレス・帽子・ヒゲ・メガネ・パンツ・髪・靴・シャツ)も、基本タイプ同様に発行数の少ないものほど希少性が高く、高値で取引されています。
すでに多くのNFTコレクターから人気を集めており、二次流通のマーケットプレイスでは99ETH(約3,500万円)で売却された例もあります。なお、20,000体のうち、11,000体はLarva Labs社の過去のNFT所有者に配布され、残りの9,000体が販売されましたが、8時間ほどで完売するほどの人気です。
2-2. キャラクターはメタバース上で自由に動かせる
前述の通り、Meebitsはメタバースで3Dアバターとしての利用が可能で、他にもアニメーションソフトにインポートすることで、自由に動かすことができるのも魅力となっています。
NFTのインポートに必要な「T-pose OB」というファイルもキャラクター保有者へ提供され、ファイルは標準の3Dモデリングやアニメーションソフトに対応、NFTゲーム内でダンスを踊らせるといった楽しみ方もできるなど自由度も高く設定されています。
2-3. 専用メタバース「MeebitsDAO」の存在
Meebitsのオーナーやプロジェクトに興味のある人同士が集る「MeebitsDAO」というコミュニティがあります。
DAO(Decentralized Autonomous Organization)とは日本語で「自律分散型組織」を意味します。文字通り特定の管理者はおらず、組織内階層構造も存在しないため、個々のメンバーで自律運営される点に特徴がありますが、Discordには800人以上のメンバーが参加し、さまざまな活動を行なっています。
また、公式Twitterのフォロワー数もローンチ直後から伸びており、13,000人を超えている(2022年1月現在)ことからもその注目度の高さが伺えます。
2-4. Meebitsの将来性は?
2021年9月1日、アメリカの大手タレント事務所のUTA(United Talent Agency)は、Larva Labs社と契約を結んだことをTwitterで発表しました。今後、MeebitsのNFTプロジェクトは、TVや映画、出版物等への露出の増加、冒頭のCryptoPunks同様、セレブリティによるSNSなどでの使用も増えていくことも考えられます。
このように、Meebitsへの注目度が上がっていく中で、様々なメタバースで利用でき、用途も多様なMeebitsの価値が高まる可能性は大いにあるといえます。そのため投資目的でも、コレクションの一環としてもどちらもおすすめできるNFT銘柄と言えます。
③Meebitsの購入方法について
最後にMeebitsの購入方法について解説します。
3-1. Coincheck NFT(β版)での購入方法
日本居住者にとって最も簡単な購入方法が、Coincheck NFT(β版)での購入です。Coincheckの口座開設後にNFTマーケットプレイスにアクセスし、Home画面の「タイトル」よりMeebitsを選択します。
購入したいMeebitsを選んで、クリックし詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックするだけで、購入が完了します。
購入に必要な仮想通貨は出品者が設定するため、必ずしもイーサリアムで購入するわけではありませんが、Coincheckでの通貨交換が簡単に行えるため、逆にいえば、Coincheckが扱う全ての通貨で取引できる利便性の高さがあります。
デメリットはMeebitsに入庫、出庫手続きが必要なため、購入したアバターを使用するのに手間がかかってしまう点にあります。
3-2. OpenSeaなどのマーケットプレイスでの購入
OpenSeaなどの外部のNFTマーケットプレイスでの購入は、仮想通貨取引所のウォレットから支払うことができないため、「MetaMask」などの外部ウォレットを利用する必要があります。
そのため、手間の多さや支払いに使用できる通貨がイーサリアムだけとなるなど、対象ユーザーがどうしても限られてしまいます。
④まとめ
Meebitsの購入に際しては現在、前述の2通りの方法が一般的ですが、NFTの取引に不慣れな方は、OpenSeaなどのマーケットプレイスよりも取り扱い通貨が全て取引に使えるCoincheck(β版)での取引がスムーズであるといえます。まだCoincheckの口座をお持ちでない場合は、Coincheckの口座開設から始めてみるといいでしょう。
The post Coincheck NFTの新NFTコレクション「The Meebits(ザ・ミービッツ)」とは first appeared on 金融・投資メディアHEDGE GUIDE.
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
Coincheck NFTの新NFTコレクション「The Meebits(ザ・ミービッツ)」とは