HiJoJo Partnersの評判は?投資のメリットやリスク、案件状況も
HiJoJo Partnersは、ユニコーン企業を中心に国内外の非上場スタートアップ企業に投資するファンドを組成・販売・運用する会社です。
同社は、ユニコーン投資のハードルを引き下げ、個人投資家向けに100万円から投資できるユニコーンファンドの販売を始めています。同社が発行した3銘柄のうち1銘柄で、募集終了からわずか5カ月で投資先の上場が決まったため、HiJoJoユニコーンファンドが個人投資家から注目を浴び、HiJoJo Partnersの評判が高まっています。
ユニコーンファンドは大きな利益が得られることもありますが、損失を出してしまうこともあります。そこで、今回はHiJoJo Partnersの評判のほか、投資のメリットやリスクについて解説します。
※2022年4月1日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
目次
- HiJoJoユニコーンファンドとは
1-1.プレIPO投資戦略を採用
1-2.ファンドへの投資は100万円から
1-3.厳選された投資先
1-4.投資期間は最長5年 - 投資のメリット
2-1.高い投資収益
2-2.100万円から投資可能
2-3.プロが厳選した企業に投資
2-4.株価の動きを気にしない - 投資のデメリット
3-1.投資先の上場は不確定
3-2.高い手数料
3-3.途中解約できない
3-4.特定口座は利用不可 - 過去の実績と評判
- まとめ
1 HiJoJoユニコーンファンドとは
ユニコーン企業とは、スタートアップで企業価値が10億ドルを超える未公開企業のことです。それらの企業はIPOの可能性が高く、上場時の株価がIPO価格を大きく上回る傾向にあるため、投資家から注目されています。ファンドの特徴をみていきましょう。
1-1 プレIPO投資戦略を採用
非上場銘柄の投資には4つのステージがあります。最も早いコンセプト段階に投資するシードステージ、次に事業の開始段階に投資するアーリーステージ、その次が初期成長段階に投資するミドルステージ、そして拡大成長段階に投資するレイトステージです。
HiJoJoファンドは、2~3年以内でのIPOを狙うため、レイトステージのプレIPO銘柄(IPO直前の銘柄)に投資する戦略を採っています。IPOの確率が他のステージよりも高いため、投資妙味があります。
1-2 ファンドへの投資は100万円から
ユニコーン企業に投資する場合には、一般的に数億円の資金が必要ですが、HiJoJoファンドはクラウドファンディングの形式を採用しており、100万円から投資可能です。
1-3 厳選された投資先
ファンドの投資対象銘柄は、破壊的イノベーションをもち、成長スピードの高い企業の中からプロが厳選したユニコーン企業1社です。宇宙ビジネス、自動運転、フードテック、アグリテック、フィンテック、バイオ・遺伝子技術、DX関連などの銘柄が対象です。
1-4 投資期間は最長5年
ファンドの契約期間は5年ですが、運用期間中にIPO(株式の新規公開)やM&A(企業の買収・合併)等が発生した場合は早期終了となります。
5年満了時までにIPOやM&A等が発生しなかった場合には、ファンドが清算(出資金の返還)されます。この場合、ファンドの清算金が投資家に分配されることになりますが、当初の投資金額が返還されるわけではない点には注意が必要です。
2 投資のメリット
未公開企業への投資は、金額面、アクセス面で個人投資家にとってハードルが高いのが現状です。それを覆したファンドがユニコーンファンドです。メリットについて見ていきましょう。
2-1 高い投資収益
投資したユニコーンファンドに組み入れられている企業のIPOが確定した場合、高いリターンが期待できます。2019年1月~2020年12月までの2年間にIPOした大型テック企業27社の平均パフォーマンスは、上場時に投資した場合209.2%です。
HiJoJoユニコーンファンドはプレIPO企業に投資します。ファンドに組み入れられた銘柄が新規公開株として上場する場合には、投資価格がIPO価格よりも安くなる可能性があるため、リターンが209.2%を上回る可能性もあります。
2-2 100万円から投資可能
ユニコーン企業に投資する場合、通常は最低でも数億円の大きな金額が必要ですが、HiJoJoユニコーンファンドは、100万円から投資できるのもメリットです。
2-3 プロが厳選した企業に投資
HiJoJo Partnersの最大の目的は、組成したユニコーンファンドの対象銘柄が新規公開(IPO)やM&A等を行い、それによってキャピタルゲインを得ることです。同社の投資のプロがIPOやM&A等の可能性が高い企業を独自に精査し、投資先を厳選します。
2-4 株価の動きを気にしない
日々の株価変動を気にする必要がないのもメリットです。HiJoJoユニコーンファンドの投資先が上場銘柄ではないためです。一度投資したらイグジットを待つのみですが、ファンドの運用状況を確認するために、半期に1回の運用報告書をみるようにしましょう。
3 投資のデメリット
注目されるHiJoJoユニコーンファンドですが、デメリットもあります。ここではデメリットを見ていきましょう。
3-1 投資先の上場は不確定
上場期待が高い銘柄に投資するファンドですが、すべての銘柄で上場やM&Aが発生するわけではありません。ファンドが投資している企業が倒産してしまう可能性があることには注意が必要です。
3-2 高い手数料
手数料が高いこともデメリットです。ファンド契約終了時に、清算金が出資金額を超過した場合、超過額の22%(消費税込)に相当する金額が成功報酬(手数料)として償還金から差し引かれます。
一般的なIPOの場合、利益は全て投資家に帰属しますが、HiJoJoユニコーンファンドの場合、投資家の利益は収益の78%となります。
3-3 途中解約できない
HiJoJoユニコーンファンドは、途中解約ができないため、現金が急遽必要となった場合においても換金できません。出資する企業が非上場企業のため、流通市場が限られ、取引高も少ないため流動性がないからです。
ファンドに投資する場合には。ファンドの契約期間が5年なので、5年間お金を寝かせるつもりで投資するようにしましょう。
3-4 特定口座は利用不可
このファンドには特定口座が使えません。そのため、ファンドの精算時の年度には確定申告をする必要があります。
ファンドの清算金が投資金額を上回った場合の利益は、すべて雑所得とみなされ総合課税の対象となります。税率は所得により異なりますが、所得税率が最大で45%のため、住民税10%との合計税率は最大55%となり、特定口座の税率20%を大きく上回ります。
4 過去の実績と評判
HiJoJoユニコーンファンドシリーズのファンド(対面販売のファンドを除く)はEat Justファンド、Dataminrファンド、Trillerファンドの3本です。
このうち、2021年7月に募集を終了したTrillerファンドは、投資先企業が2021年12月に上場を発表したため、募集終了後わずか5カ月でIPOが決まったことになります。
これを受けて、Web上ではHiJoJo Partnersに期待する個人投資家の評判が複数見られます。しかし、執筆時点ではまだ話題としては少ないと言えます。
まとめ
ユニコーンファンドは、期待収益が高いファンドで投資家から注目されています。半面、ユニコーン銘柄の多くは赤字企業で、倒産リスクもあります。また、流動性が低いため途中換金ができません。そのため、投資する際には最悪の事態を考慮し、余裕資金で投資することが重要です。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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