不動産投資CFクリアル、香港の大手不動産ファンドと共同事業
クリアル株式会社は香港の大手不動産投資会社Gaw Capital(ガウ・キャピタル)との共同事業に着手した。ガウ・キャピタルが組成するファンドと、クリアル社が運営する不動産投資クラウドファンディング(CF)プラットフォーム「CREAL」で運用中、および運用予定の東京23区所在のマンション13棟(竣工予定物件を含む)の売買契約を4月20日付で締結。同日に外部の投資家が保有し、当社が運営管理する東京23区所在のマンション7棟(竣工予定物件を含む)についても、ガウ・キャピタルの組成するファンドとの売買契約締結のアレンジを実施した。なお、対象の20棟については機関投資家、超富裕層向けの資産運用サービス「CREAL Pro」でアセットマネジメント業務を受託している。
「売却とアセットマネジメント業務受託は、CREAL、CREAL Proの両事業のシナジー効果が発揮された取引」とクリアル社は説明する。ガウ・キャピタルは2005年の設立以来、アジア太平洋地域を対象として不動産ファンドを組成、運用しており、日本でも積極的に事業を展開している。
一方、CREALでは5億円~10億円程度の小~中規模(一棟あたり住戸数10~30戸)物件を中心にファンド組成を展開。こうした小~中規模物件をプラットフォーム上で100億円を超える規模までポートフォリオとして拡大を進めることで、機関投資家などへ一括バルク売却を行うことが可能となる。さらに、当該物件管理についてCREAL Proとしてアセットマネジメント業務を受託することで、事業間のバリューチェーンを創出していく計画だ。
両社の取引は今回が初めてだが、「本取引をきっかけとしてリレーションシップを築き、継続的な取り組みを進めていく、発展性のある共同事業」(クリアル社)と位置づける。
CREALは、「不動産投資を変え、社会を変える。」というミッションのもと、2018年11月にサービスを開始。個人では投資の機会を得ることが難しかった大型不動産やESG不動産を含めた多彩なタイプの不動産への投資機会を、1万円から手軽に提供する。グループ会社のクリアルパートナーズ株式会社は、DXを活用した中長期的な資産形成を目的とした個人向け不動産投資運用サービス「CREAL Partners」を展開している。クリアル社は4月28日、東京証券取引所グロース市場に上場を果たした。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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