不動産一括査定サイトの評判・口コミは?大手6社のメリット・デメリットも
不動産を売却する際に便利なサービスとして利用されているのが不動産一括査定サイトです。この不動産一括査定サイトを利用した人たちはどのように感じたのか、評判や口コミを集めてみました。
また不動産一括査定サイトは、それぞれに特徴があり、メリットとデメリットもあります。今回のコラムでは大手5社についてそれぞれ紹介いたします。
目次
- 不動産一括査定サイトとは
1-1.不動産一括査定サイトを利用する際の流れ
1-2.不動産一括査定サイトの良い評判・口コミ
1-3.不動産一括査定サイトの良くない評判・口コミ - すまいValue
2-1.すまいValueを利用するメリット
2-2.すまいValueを利用するデメリット - SUUMO(スーモ)不動産売却
3-1 SUUMO(スーモ)不動産売却を利用するメリット
3-2 SUUMO(スーモ)不動産売却を利用するデメリット - RE-Guide不動産一括査定
4-1.RE-Guide不動産一括査定を利用するメリット
4-2.RE-Guide不動産一括査定を利用するデメリット - LIFULL HOME’S
5-1.LIFULL HOME’Sを利用するメリット
5-2.LIFULL HOME’Sを利用するデメリット - イエウール
6-1.イエウールを利用するメリット
6-2.イエウールを利用するデメリット - HOME4U
7-1.HOME4Uを利用するメリット
7-2.HOME4Uを利用するデメリット - まとめ
1 不動産一括査定サイトとは
不動産一括査定サイトとは、複数の不動産会社に不動産の査定をしてもらえるサイトです。通常は不動産会社を選ぶところから始まり、個別に連絡を取って査定の依頼をしますが、不動産一括査定サイトでは一度に複数の不動産会社に依頼することができます。
1-1 不動産一括査定サイトを利用する際の流れ
個々のサイトによって若干の違いはありますが、通常は下記のような流れで進みます。
- サイトで地域や物件の情報を入力する
- 依頼者の情報を入力する
- 依頼する複数の不動産会社を選択する
- 情報を送信する
- 依頼された不動産会社が査定をして返信する
この作業で、6社〜10社の不動産会社から査定を提示してもらい、比較検討することができます。
この不動産一括査定サイトに対する評判や口コミをまとめてみました。
1-2 不動産一括査定サイトの良い評判・口コミ
- 手間も省けて簡単でした。
- いいなと思える不動産会社が短時間で見つかりました。
- 不動産の売却に関する税金関連のページも勉強になりました。
- 不動産会社の情報が細かく載っていて、選ぶときに助かりました。
- 使い勝手がよく、ネット初心者の私でも簡単に査定依頼ができました。
- 不動産売却についてのノウハウがたくさん載っています。
簡単に査定の依頼ができることに加え、不動産会社の情報や不動産の売却に関わる情報などが掲載されていることに対して高い評価が見られます。
1-3 不動産一括査定サイトの良くない評判・口コミ
- 対象エリアから外れているようで1社にしか査定を依頼できませんでした。
- メールで知らせてくれるのかと思ったら、不動産会社から電話がかかってきました。
- たくさんの会社に査定を依頼しすぎて、対応するのが大変でした。
良くない評判や口コミでは、不動産会社から直接かかってくる電話などへの対応に対するものもありました。手軽にできると思いたくさんの会社へ依頼した結果、その対応に手間がかかってしまった口コミも見られます。
こうした評判や口コミを踏まえて、次から大手5社のメリットとデメリットも紹介いたします。
2 すまいValue
すまいValueは不動産業界大手6社で運営する不動産売却ポータルサイトです。参加している不動産会社は「住友不動産販売」「小田急不動産」「三井のリハウス」「野村の仲介プラス」「東急リバブル」「三菱地所ハウスネット」の6社です。この6社合計で、2020年度の成約件数は11万件以上となっています。
6社合わせて全国に900店舗を展開しているので、それぞれの地域で相談にも応じてくれます。
2-1 すまいValueを利用するメリット
不動産業界のトップ企業6社に、一度に査定をしてもらえるサービスは他のサイトにはありません。大手の不動産会社なので営業体制もしっかりしており、アンケートでは「トラブルなく安心・安全に取引できた」と回答した人が96.7%に達しています。
2-2 すまいValueを利用するデメリット
大手と中堅、中小の不動産会社のそれぞれから査定をしてもらうと、相場の価格がよりつかみやすくなります。大手の不動産会社は組織力や広告戦略などが強く、一方の地元密着型の不動産会社は地域の特性を熟知しているからです。
しかし、すまいValueを利用した場合、大手の不動産会社以外に査定をしてもらえません。幅広い不動産会社から査定を受けられないことはデメリットとも言えます。
また店舗がない地域には対応してないため、不動産がある場所によっては査定してもらえないこともあります。
3 SUUMO(スーモ)不動産売却
SUUMO不動産売却は複数の不動産会社へ査定依頼ができる、株式会社リクルートが運営する不動産一括査定サイトです。不動産会社での査定は全て無料で受けることができ、売却するかどうかは査定依頼の後で決めることが可能となっています。
SUUMO売却査定で査定を依頼できる業者は、全国の約2,000店舗です。特に注目したいのが、「大京穴吹不動産」「長谷工の仲介」「三菱UFJ不動産販売」などの大手企業や、中堅および地場の小規模事業者など規模に関わらず幅広い不動産会社を網羅している点です。つまり、全国組織の大手企業や、地域に強い中小企業のどちらにも査定してもらえるため、異なった角度からの意見を聞きたい時に便利なサービスです。
3-1 SUUMO(スーモ)不動産売却を利用するメリット
SUUMOを運営しているのは「リクナビ」や「タウンワーク」「ゼクシィ」「カーセンサー」などを展開する株式会社リクルートです。数多くの企業と取引実績がある同社では、独自の審査基準を設けて取引企業を審査しています。
SUUMO売却査定においても、独自の審査基準において悪質な不動産会社が排除されています。最終的な判断は売主自身が行う必要はありますが、多分野の業界で実績のあるリクルートの審査基準をクリアした業者のみ提携しているという点は、利用者にとってメリットと言えるでしょう。
3-2 SUUMO(スーモ)不動産売却を利用するデメリット
SUUMO売却査定で査定を一括で依頼できる不動産の種類は、「マンション」「一戸建て」「土地」の3つです。そのため「賃貸アパート」「賃貸マンション」「店舗」「事務所」などで利用することはできません。
また、提携者数が多いことはメリットですが、都心部などでは選択できる不動産会社が多すぎてどこに依頼すべきか悩んでしまうこともあります。このような場合、まずは不動産会社の情報欄から売却実績や得意なエリアなどを確認し、自身の不動産に適した会社を選択されてみると良いでしょう。
4 RE-Guide(リガイド)
RE-Guide(リガイド)は2006年からサービスを提供している不動産一括査定サイトです。提携している不動産会社は独自審査を通過した800社以上としており、マンションや一戸建て、土地などさまざまな不動産の一括査定に対応しています。
特徴と言えるのが同時に査定を依頼できる不動産会社が10社までということです。同様のサービスを行っているサイトの中ではトップクラスの多さです。
4-1 RE-Guide不動産一括査定を利用するメリット
まずは査定を一度に10社の不動産会社に頼めるのは大きなメリットです。不動産の査定は物件の状態や過去の取引事例などから算出するため、不動産会社によって異なるものです。差が大きい場合は数百万円も開くことがあるため、多くの不動産会社に査定してもらうことで選択肢を増やし、高値売却につながる可能性を高めることになります。
また、売却以外の査定に対応しているのも特徴です。「不動産賃料査定」項目では賃貸物件として貸すと賃料がいくらになるかを不動産会社が無料で査定をします。転勤などで「売却しようか、賃貸にしようか」などと迷っている場合でも便利に活用できます。
4-2 RE-Guide不動産一括査定を利用するデメリット
同時に10社へ査定依頼ができる点はメリットとなる反面、あまり多くの不動産会社へ依頼してしまうと対応の手間が多くなってしまう可能性がある点はデメリットとなります。対応できる社数を自身で見極める必要がある点に、注意が必要です。
その他、他のサイトよりも査定時の入力項目が少し多いという点もデメリットと言えるでしょう。ただし、項目が多い分、最初の机上査定においても精度の高い査定結果を期待できるため、一概にデメリットとは言い切れない特徴とも言えます。
5 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の不動産一括査定
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は、東証プライムに上場している株式会社LIFULLが運営している不動産一括査定サイトです。本来は不動産売買を扱うサイトで、「ホームズ」という愛称で親しまれています。そのサイトのページの一つとして不動産一括査定サイトサービスも行っています。
提携している不動産会社数は3,147社(2021年7月13日時点)と多く、不動産一括査定サイトの中ではトップクラスです。「不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)」が定める情報公開の自主ルールに則ったサイトにも認められています。
5-1 LIFULL HOME’Sを利用するメリット
提携している不動産会社が多いため、他のサイトにはない不動産会社に査定をしてもらえる可能性があります。また各不動産会社の情報が簡潔にまとめられているので、不動産会社を選ぶ際に役立ちます。
査定をしてもらうには物件の情報や依頼主の情報をサイトに記入しますが、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」および国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しており、個人情報の管理も徹底しています。
5-2 LIFULL HOME’Sを利用するデメリット
提携している不動産会社が多いだけに、不動産の場所によっては選択できる不動産会社の数が多くなることがあります。例えば、東京都内で不動産会社を検索すると50社以上の不動産会社がヒットすることもあります。その場合、最終的に6社を選ぶのに時間がかかることになります。
6 イエウール
イエウールは、国内の大手不動産会社のほか、地元密着型の不動産会社など全国1,600社以上の会社と提携しているのが特徴的な不動産一括査定サイトです。提携する際には、イエウールの担当者がすべて面談をしており、その上、利用者からのクレームが多い企業は契約を解除するなど悪質な業者の排除を徹底しています。
東京商工リサーチが2020年7月に行った「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」によると、月間査定依頼者数は13,000人で、調査した9サイトの中で1位になっています。
6-1 イエウールを利用するメリット
イエウールは地方の物件にも強いのが特徴です。それは対象エリアの数が多いからです。東京商工リサーチが2020年7月に行った「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」によると、イエウールの一括査定サービスが対応している全国のエリア数は1,803となっています。
対応エリアが多いため、他のサイトでは対象外になりやすい地方の物件でも、査定をしてもらえる可能性があります。
6-2 イエウールを利用するデメリット
イエウールに関する問い合わせは電話やメールではできません。問い合わせフォームで行いますので、すぐに連絡が欲しい場合でも返信に時間がかかることが予想されます。
また査定をキャンセルする場合は、個人情報が残らないようにイエウールに直接問い合わせをする必要があります。この場合も時間差が生じる可能性があります。
7 HOME4U
HOME4U(ホームフォー・ユー)は、2001年に日本国内で初めて不動産一括査定サイトを開設したです。サービス開始当初の運営会社は東証プライム上場企業のNTTデータで、2016年度から現在まで子会社のNTTデータスマートソーシングが運営しています。
提携している不動産会社の数は約1,800社で、その中から厳選した6社に査定をしてもらえます。
7-1 HOME4Uを利用するメリット
HOME4Uと提携している不動産会社は47都道府県の約1,800社です。つまり全国各地の不動産会社と提携しているので、地方の不動産でも査定が受けられる可能性があります。
不動産会社と提携する際には運営するNTTデータグループが厳しい審査を行っています。そのため悪質な取引をする不動産会社は排除されています。また提携した後も常にパトロールをしており、不動産会社の取引方法などをチェックしています。
7-2 HOME4Uを利用するデメリット
HOME4Uでは、物件の情報を入力した後に査定依頼が可能な不動産会社が表示されるのは6社で、その中から最大6社を選ぶという仕組みとなっています。
もっと多くの中から6社を選びたい場合でも、希望していた不動産会社が含まれていないケースもあります。そのため、この仕組みをデメリットと感じる人もいるでしょう。
まとめ
一度にたくさんの不動産会社に査定を依頼できる不動産一括査定サイトですが、良い評判や口コミも、良くない評判や口コミもあります。今回の記事を参考にして、不動産を売却する際に役立てていただけると幸いです。
また大手5社のサイトにはそれぞれメリットとデメリットがあります。不動産の条件、依頼主の使い方などで使い勝手の評価も違いますので、気になるサイトがありましたらぜひチェックしてみてください。
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