イオンカード、ミニオンズ・WAON一体型・セレクト3種類を徹底比較
イオングループでのショッピング時におけるポイント還元率が高く、特典も多いのがイオンカードです。イオンカードのおもな種類には、USJでポイント還元率が10倍になる「ミニオンズカード」、電子決済機能「WAON」が搭載された「WAON一体型カード」、利便性の高い「イオンカードセレクト」の3つがあり、利用者からも注目されています。
そこでこの記事では、イオンカードの代表的な3種類のカードのメリットとデメリットを比較しながら、その具体的な内容を解説していきます。イオンカードに興味のある方は、参考にしてみてください。
※この記事は2022年11月17日時点の情報に基づき執筆しています。最新情報はご自身にてご確認頂きますようお願い致します。
目次
- イオンカードとは
- ミニオンズカードの特徴
2-1.ポイント還元率が最大10倍
2-2.1,000円で映画を鑑賞できる
2-3.給料受取や公共料金の支払いでポイントが貯まる
2-4.ポイントをミニオンズオリジナル商品と交換できる
2-5.ミニオンズカードの注意点 - WAON一体型の特徴
3-1.カード申込後すぐに利用可能
3-2.選択できる国際ブランドが多い
3-3.映画鑑賞割引特典を受けられる - イオンカードセレクトの特徴
4-1.毎月10日はポイント5倍
4-2.年会費無料でゴールドカードを発行できる場合がある
4-3.イオングループユーザーに便利
4-4.オートチャージでもポイント付与
4-5.旅行やお店での優待が受けられる - まとめ
1 イオンカードとは
イオンカードとは、小売業を展開するイオングループのクレジットカードです。イオングループは、小売業のほか、総合金融事業のサービスも展開しています。イオンの総合金融グループ(イオンフィナンシャルサービス株式会社)の傘下に、イオンクレジットサービス株式会社が所属しており、イオンカードの発行やサービスの運営業務を行っています。
イオンカードは、「安心、便利、お得」を人々に提供するという理念をもとにクレジットカードを発行しており、その中でも会員の方からよく利用されているのが、以下の「ミニオンズ」「WAON一体型」「イオンカードセレクト」です。
項目 | ミニオンズ | WAON一体型 | イオンカードセレクト |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%〜5.0% | 0.5%〜1.0% | 0.5%〜2.5% |
ポイント還元率が最大になる店舗 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン | イオングループの対象店舗 | イオングループの対象店舗 |
対応している国際ブランド | マスターカード VISA |
VISA マスターカード JCB |
VISA マスターカード JCB |
キャッシング機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
それぞれの特徴を比較しながら詳しく見ていきましょう。
2 ミニオンズカードの特徴
ミニオンズカードは、米ハリウッドのアニメーション映画「ミニオンズ」のキャラクターがデザインされているイオンカードです。
イオンカードのミニオンズには次のような特徴があります。
2-1 ポイント還元率が最大10倍
ミニオンズのカードで料金の支払いをする際は、200円(税込)につき1ポイント付与されるのが通常です。しかし、テーマパークのUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)内でミニオンズのカードを利用すると、ポイント還元率が通常の10倍になるのが大きな特徴です。
USJ内の対象店舗を利用したり、対象商品を購入したりすると、200円(税込)の支払い料金につき、WAON POINTが10ポイント付与されます。
ただし、マスターカード加盟店での利用、イオンiDやApple Payでの支払いは、ポイント還元率アップの対象外となります。
2-2 1,000円で映画を鑑賞できる
ミニオンズの会員になると、イオンシネマで上映される映画のチケットを1,000円の優待価格で購入できるようになります。イオンシネマの一般料金は1,800円(税込)なので、通常より安く映画鑑賞することが可能です。
この特典を受けるためには、イオンカードのサイト「暮らしのマネーサイト」へログイン後、専用サイトからチケットを購入する必要があります。その際、カードで料金を支払う必要があるほか、年間で購入できるチケットの枚数は50枚までと限られています。
※パソコン・スマートフォンのブラウザより「暮らしのマネーサイト」ログイン後、イオンシネマ「ご優待販売専用サイト」より、シネマチケットをご購入いただいた方が対象となります。劇場窓口でのご購入は対象外となりますのでご注意ください。
※お一人あたりの購入枚数は年間30枚までとなります。
※イオンシネマ以外の映画館(沖縄・九州南部など)では使用できません。
※沖縄県、九州南部、奈良県、富山県、山梨県など『イオンシネマ』が無い地域がございます。事前にお近くの『イオンシネマ』の所在地をご確認ください。
2-3 給料受取や公共料金の支払いでポイントが貯まる
給料の振込口座をイオン銀行に設定すると、給料が入金されるごとに10WAONポイントが貯まります。WAONポイントとは、イオンが提供する電子マネー「WAON」を利用したり、キャンペーンに参加したりすると貰えるポイントのことです。
また、電話代や電気代などの公共料金の口座振替をイオン銀行に設定した場合、1回の口座振替につき5WAONポイントが付与されます。
2-4 ポイントをミニオンズオリジナル商品と交換できる
ミニオンズカードの利用で貯まったWAON POINTをミニオンズオリジナル商品に交換することが可能です。交換対象商品には、オリジナルのマフラータオル、ランチBOX、スリムサーモボトル500mlがあります。
ミニオンズオリジナル商品への交換できる最低ポイント数は1,000ポイントです。また、交換可能単位は500ポイント単位となっています。
なお、ミニオンズオリジナル商品に交換する際は、「暮らしのマネーサイト」のサイト上にログインして行う必要があります。その際には、イオンスクエアメンバーIDの登録手続きも必要です。
2-5 ミニオンズカードの注意点
ミニオンズのカード利用で受けられる特典は、イオングループ対象店舗が中心になります。例えば、付与されるWAON POINTが常に通常の2倍になったり、お客さま感謝デーに代金が5%OFFになったりするのは、イオングループ対象店のみです。
その他の店舗の場合、特典を受けられるのは、カード利用日が毎月10日であるときや優待加盟店での利用である時に限られます。
また、ミニオンズカードには、旅行傷害保険が付帯されていません。そのため、このカードの会員になっても、旅行の際にケガをしたり、誤って他人の物を壊したりしても、保険による補償が受けられません。
このほか、ミニオンズで選択できる国際ブランドは、マスターカードの1つのみです。ミニオンズ以外のイオンカードには、マスターカードの他にVISAを選択できるカードもあります。
イオンカードのミニオンズは、ゴールドカードが発行できないため、カードのグレードアップをすることができない点も留意しておきましょう。
3 WAON一体型の特徴
WAON一体型とは、イオンが提供する電子マネー「WAON」の機能が搭載されているイオンカードです。WAONで買い物をすると200円につき、WAONポイントが2ポイント貯まります。
また、クレジットカードとしても使えるので、毎月10日の「AEONCARD Wポイントデー」で買い物をすると、200円につき、WAON POINTが2ポイント貯まるほか、イオングループの対象店の場合ならいつでもポイント2倍です。
3-1 カード申込後すぐに利用可能
WAON一体型は、カード申込から最短5分で利用可能です。申込後、アプリ上にカードの情報が届くため、カードの到着前でもすぐに利用できるようになります。また、クレジット機能だけではなく、「イオンiD」や「Apple Pay」での支払いも可能です。
3-2 3つの国際ブランドに対応
WAON一体型では、「VISA」「マスターカード」「JCB」の3つの中から、国際ブランドを選択できます。マスターカードしか選べないミニオンズよりも、カード利用者のニーズに合った国際ブランドを選択しやすい点は、WAON一体型のメリットです。
3-3 映画鑑賞割引特典を受けられる
イオンシネマで映画鑑賞する際、WAON一体型の会員は、通常料金より300円安くなります。会員者だけではなく、その同伴者1名まで割引対象となるため、2名で映画鑑賞をする場合、1回につき合計600円の割引を受けることが可能です。
さらに、毎月20日と30日の「お客さま感謝デー」の日にイオンシネマで映画鑑賞する場合、割引額は700円になります。ミニオンズの割引価額である800円には及びませんが、それでもメリットのある割引特典となっています。
4 イオンカードセレクトの特徴
イオンカードセレクトは、イオンカード(クレジットカード)、イオン銀行カード、電子決済機能のWAONが一体となったカードです。詳しい特徴を見ていきましょう。
4-1 毎月10日はポイント2倍
毎月10日にイオングループの対象店舗で買い物をすると、200円につき、WAON POINTが2ポイント貯まります。
4-2 年会費無料でゴールドカードを発行できる場合がある
条件次第で年会費無料のゴールドカードの対象になれる場合もあります。例えば、直近の年間利用額100万円以上になるなど一定の条件を満たした場合、年会費無料でゴールドカードを発行して貰えます。
イオンカードの中には、ミニオンズのようにゴールドカードを発行できないタイプもあるので、年会費無料でゴールドカードが発行できるのは、イオンカードセレクトならではのメリットです。
4-3 オートチャージでポイント付与
セレクトに付与されている電子マネーのWAONによる支払いだけではなく、オートチャージでもWAONポイントが貯まります。オートチャージはポイント付与の対象にならないWAON一体型と比較した場合、WAONポイントを獲得できる機会が多くなります。
4-4 旅行やお店での優待が受けられる
イオンカードセレクトの会員が旅行をしたり、特定のお店を利用したりすると優待を受けられます。例えば、旅行業者の「HIS」で旅行代金5万円以上の国内・海外のツアーを予約した場合、3,000円の値引きをして貰えます。また、カラオケ店の「カラオケ館」や「BIG ECHO」を利用した場合も、一般室料が通常より30%値引きされます。
4-5 イオンカードセレクトの注意点
イオンカードセレクトの引落口座として設定できるのはイオン銀行のみとなります。カード発行の際にイオン銀行口座の開設が必要で、他の銀行口座を引落口座として設定はできない点に注意が必要です。
また、セレクトに限らず、イオンカードを利用する場合、WEB明細が基本となります。紙の利用明細書を郵送してもらうためには、1通につき110円(税込)の手数料が発生します。
このほか、複数のカードに申込すると発行枚数が制限される可能性もあります。イオンセレクトと同時に他のイオンカードの申込を行った場合、審査の結果によっては発行枚数が制限されることがあります。申込者の状況によっては、複数のイオンカードを併用して利用できない場合もあるので、留意しておきましょう。
まとめ
イオンカードには、主に、ミニオンズ、WAON一体型、セレクトの3種類があり、それぞれ受けられる特典の内容や発行できるカードのグレードの種類が異なります。
例えば、イオンシネマで映画鑑賞する際に受けられる割引額は、ミニオンズが他よりも大きいのが特徴です。一方、電子マネーWAONへオートチャージした場合、イオンカードセレクトではWAONポイントが付与されるのに対し、WAON一体型では付与されません。また、イオンカードセレクトはゴールドカードを無料で発行できるケースがあるのに対し、ミニオンズでは発行できません。
このようにイオンカードを利用する場合は、ご自身の利用状況に合ったタイプを選択することが大切です。この記事などでご紹介した3種類のイオンカードの特徴を参考にしながら、最も合うイオンカードを検討してみてください。
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