SOLS(ソルス)の不動産投資の評判・口コミは?メリット・デメリットや注意点も
不動産投資クラウドファンディングサービスのSOLS(ソルス)は、愛知県名古屋市に拠点を構える株式会社不二興産が運営しています。
今回はSOLSの評判や口コミに加え、利用するメリットやデメリット、注意点などを詳しく解説します。
目次
- SOLS(ソルス)とは
- SOLS(ソルス)の評判・口コミ
- SOLS(ソルス)で不動産投資を始めるメリット
3-1.投資対象の不動産が厳選されている
3-2.投資期間中に換金できる
3-3.劣後出資の割合が高い
3-4.想定利回りが比較的高い - SOLS(ソルス)を利用するデメリット
4-1.ファンドの募集頻度が低い
4-2.東京の案件は少なめ
4-3.1口5万円からしか投資できない
4-4.必ず投資できるとは限らない - SOLS(ソルス)を利用する際の注意点
5-1.元本保証はない
5-2.手数料がかかる - まとめ
1.SOLS(ソルス)とは
サイト名 | SOLS(ソルス) |
URL | https://sols-funding.com/ |
運営会社 | 株式会社不二興産 |
本社所在地 | 〒452-0814 名古屋市西区南川町227番地 |
設立 | 2000年8月 |
代表者 | 代表取締役 猪子 能史 |
資本金 | 1億円 |
上場有無 | 未上場 |
サービス開始年月 | 2021年12月 |
参考利回り | 5.0%~7.0% |
投資金額 | 1口5万円 |
累計応募金額 | 38億5,400万円 |
運用期間 | 4.1ヶ月~18.3ヶ月 |
宅地建物取引業免許 | 国土交通大臣(2)第8892号 |
不動産特定共同事業の種別 | 第1号事業・第2号事業 |
不動産特定共同事業許可番号 | 愛知県知事 第4号 |
SOLS(ソルス)は愛知県名古屋市の株式会社不二興産が運営する不動産クラウドファンディングです。対象エリアは愛知・東京・大阪となっており、運営会社の収益不動産再生事業、賃貸経営コンサルティング事業のノウハウを活かしたファンド組成が行われています。
運営会社の株式会社不二興産は収益不動産再生事業をメインに、不動産関連の事業を20年に渡って手掛けており、蓄積されたノウハウを活かして少額不動産投資ができるファンドを提供しています。他社と比較して高い劣後出資割合が設定されていることや、地位譲渡事務手数料を支払うことで投資期間中に譲渡が可能であるという点が特徴的なサービスとなっています。
2.SOLS(ソルス)の評判・口コミ
SOLS(ソルス)の良い評判・口コミ
- 「案件が魅力的で運営会社の財務状況もいい」
- 「劣後出資66%の小口不動産は見たことがない」
SOLS(ソルス)の残念な評判・口コミ、改善を求める声
- 「SOLSのマイページに不備があってこちらが投資した金額が記載されていない。」
- 「SOLSの案件に落選。60日以内に投資できないしポイントももらえない。」
良い口コミとしては、案件が魅力的であることを評価する声がありました。SOLSの想定利回りは5.0%~7.0%に設定されており、他の不動産クラウドファンディングと比較して高い水準となっています。高い利回りによって投資効率を高めやすく、口コミから魅力に感じている方も多くいることが分かります。
また、劣後出資の割合の高さを評価する声もあります。不動産クラウドファンディングの劣後出資の割合は20%から多くても30%程度が目安となりますが、SOLSでは第2号案件で88%、第3号案件で66%と、劣後出資の割合が高水準となっています。劣後出資の割合が高い分だけ、出資者の投資元金が守られやすくなる点は、メリットといえるでしょう。
一方、残念な評判・口コミとしては、サイトの不備について指摘する声がありました。投資した金額が表示されないというもので、運営に対する不安要素となってしまっているようです。
次に、SOLSの案件に落選した声もあります。SOLSでは、各案件に投資できるかは抽選にて決定するため、確実に投資できるわけではありません。人気ファンドには応募が集中してしまうため、複数のサービスを並行して利用するなどの工夫が必要になってきます。
3.SOLS(ソルス)で不動産投資を始めるメリット
SOLSで不動産投資を始めるメリットは次のとおりです。
- 投資対象の不動産が厳選されている
- 投資期間中に換金できる
- 劣後出資の割合が高い
- 想定利回りが比較的高い
3-1.投資対象の不動産が厳選されている
SOLSの運営会社である株式会社不二興産は、収益不動産再生事業や賃貸経営コンサルティング事業を展開しており、蓄積されたノウハウを活かして投資ファンドを組成しています。
不動産のプロフェッショナルが厳選した不動産に投資できるのは、投資家にとってメリットとなります。
3-2.投資期間中に換金できる
不動産投資型クラウドファンディングでは途中換金ができないサービスが大半となっています。一度投資をすると運用期間が終了して分配金や投資元金が償還されるまで、資金を回収することが出来ません。
しかし、SOLSでは投資期間中に現金が必要になった場合、手続きをすれば原則2ヶ月以内に換金できる仕組みになっています。預金のような感覚で不動産投資ができるほか、運用期間が長いファンドへの投資も検討しやすいというメリットがあります。ただし、解約には地位譲渡事務手数料として出資額の10%+消費税が別途発生します。
3-3.劣後出資の割合が高い
SOLSは劣後出資の割合が高いというメリットがあります。劣後出資とはファンド全体に出資する金額のうち、事業者側が出資する金額の割合のことをいいます。不動産運営で損失が発生した場合、劣後出資分から損失を補填するため、劣後出資額が大きいほど、投資家の出資元本が守られやすくなります。
2023年1月までに提供、または提供予定となっているファンドの劣後出資比率は次のとおりです。
案件名 | 劣後出資比率 |
---|---|
第1号案件:グループホーム春日井 | 30% |
第2号案件:ピュアライフ長草 | 約88% |
第3号案件:フジテラス用賀 | 約66% |
第4号案件:F-studio VERONICA(紹介予定) | 65.12% |
劣後出資を取り入れているクラウドファンディングサービスは多くありますが、おおよそ目安としては20~30%程度になります。SOLSの第1号案件では劣後出資比率は30%、第2号案件が約88%、第3号案件が約66%、提供予定の第4号案件が約65%と劣後出資比率が高水準となっています。
例えば第2号案件なら、出資予定総額の約88%までの損失(2億5,500万円)であれば、投資家の出資金には影響しないことになります。投資家にとっては、リスクを抑えた不動産投資ができるため、大きなメリットとなります。
3-4.想定利回りが比較的高い
SOLSが提供するファンドの想定利回りは、2022年12月時点で5.0%から7.0%で、他の不動産クラウドファンディングと比較して、やや高い水準といえます。投資効率が良くなるため、資産運用に適したサービスといえるでしょう。
4.SOLS(ソルス)を利用するデメリット
SOLSを利用する場合、次のデメリットがあります。
- ファンド数が少ない
- 地方の不動産が投資対象となっている
- 1口5万円からしか投資できない
- 必ず投資できるとは限らない
4-1.ファンドの募集頻度が低い
提供されているファンド数が少ないのが、SOLSを利用するデメリットです。2023年の1月中旬に募集が開始されるファンドを含めて、2023年1月時点で提供されたファンドは4件しかありません。
また、新しいファンドの募集がかかるまで3ヶ月~5ヶ月のスパンがあり、頻繁にファンドを提供しているとはいえません。効率的に資金を運用していきたい場合には、他のクラウドファンディングサービスと併用するなどの対策が必要になるでしょう。
4-2.東京の案件は少なめ
SOLSで投資対象となっている不動産は東京都世田谷区の物件が1件あるほかは、愛知県の2件、大阪府の1件となっています。東京以外の不動産が投資対象となるケースが多く、東京都心部の不動産へ投資をしていきたい方にとってはやや使いづらいサービスと言えるでしょう。
不動産投資型クラウドファンディングは、実際の不動産の運用結果によってパフォーマンスが変わります。SOLSのファンド紹介ページでは、投資不動産の詳細な情報が記載されているので、投資の是非を判断していきましょう。
4-3.1口5万円からしか投資できない
不動産投資クラウドファンディングでは、1口1万円の少額資金から投資できるサービスが多くあります。一方、SOLSの最低投資額は1口5万円となっているほか、ファンドによっては2口からしか投資できないケースがあります。
本来の不動産投資と比較すれば、5万円から10万円の投資も十分少額投資となりますが、1口1万円から投資できるサービスと比較すると、投資のハードルがやや上がってしまう点はデメリットと言えるでしょう。
4-4.必ず投資できるとは限らない
SOLSでは、各ファンドの募集形式に抽選型を採用しており、評判・口コミにもあったように、応募に落選するケースも実際にあります。SOLSのファンドに魅力を感じても、必ず投資できるわけではないということを理解しておきましょう。
5.SOLS(ソルス)を利用する際の注意点
SOLSを利用する際の注意点は次のとおりです。
- 元本保証はない
- 換金には事務手数料がかかる
5-1.元本保証はない
SOLSでは優先劣後出資の導入に加え、劣後出資割合を高めることで、投資家の出資金を保護しています。ただし、投資元本が完全に守られるということではなく、損失の発生状況によっては元本毀損が発生する恐れがあります。
すべての投資行動にいえることであり、SOLSだけの注意点ではありませんが、必ず理解しておきましょう。
5-2.手数料がかかる
SOLSでは出資金の入金や分配金の払戻の際に手数料が発生します。また、譲渡や相続、解約には、出資金額の10%に消費税を加えた金額を手数料として支払う必要があります。上記のような手数料コストがかかる点には、注意しましょう。
まとめ
今回は不動産クラウドファンディング「SOLS(ソルス)」の評判や口コミ、メリット・デメリットについて解説しました。
不動産のプロが厳選する物件に投資できるSOLSは、利回り水準が高いほか、劣後出資比率が高いなど、投資しやすい環境が整っています。一方、ファンド数の少なさや、1口5万円以上の投資が必要な点はデメリットと言えるでしょう。
SOLSのような不動産投資型クラウドファンディングは少額資金から不動産へ投資ができる新しい投資方法として注目されています。人気ファンドは応募倍率も高くなってしまうため、あらかじめ投資家登録を進めておくことも検討されておくと良いでしょう。
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