環境省「第4回ESGファイナンス・アワード・ジャパン」第一生命保険や静岡銀・静岡県信用保証協会、アサヒグループ、味の素など金賞
環境省は2月20日、「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の受賞企業を発表した。同アワードは同省が2019年度に創設した表彰制度で、ESG(環境・社会・ガバナンス)金融や環境・社会事業に積極的に取り組み、インパクトを与えた機関投資家、金融機関、仲介業者、企業などを表彰、ESG金融の普及・拡大につなげることを目的としており、今年4回目。「環境大臣賞」は金賞7件、銀賞9件、「選定委員長賞」は銅賞11件、特別賞8件となった。
「投資家部門」では金賞に第一生命保険株式会社(アセットオーナー部門)、銀賞に三菱UFJ信託銀行株式会社(アセットマネージャー部門)、銅賞がニッセイアセットマネジメント株式会社(アセットマネージャー部門)、ロベコ・ジャパン株式会社(アセットマネージャー部門)、特別賞に明治安田生命保険相互会社(アセットオーナー部門)、株式会社SDGインパクトジャパン(アセットマネージャー部門)が選ばれた。
「間接金融部門」は金賞が株式会社静岡銀行・静岡県信用保証協会、株式会社三菱UFJ銀行、銀賞が株式会社滋賀銀行、銅賞が株式会社福岡銀行、特別賞に株式会社琉球銀行。「資金調達者部門」では金賞が三菱地所株式会社、銀賞がオリックス不動産投資法人、銅賞がNTTファイナンス株式会社、九州旅客鉄道株式会社。特別賞が株式会社JPX総研にそれぞれ贈られた。
「金融サービス部門」では金賞がブルームバーグ・エル・ピー(評価・情報提供部門)、銀賞が三井住友海上火災保険株式会社(保険部門)、みずほ証券株式会社(証券部門)、銅賞が東京海上日動火災保険株式会社(保険部門)、FTSE Russell(評価・情報提供部門)となった。特別賞は該当なし。
同アワードでは「環境サステナブル企業部門」を設けている。「環境関連の重要な機会とリスク」を「企業価値」向上に向け経営戦略に取り込み、企業価値にもつなげつつ環境への正の効果を生み出している「環境サステナブル企業」の具体的な実例を投資家、企業に示すために表彰する。重要な環境課題に関する「リスク・事業機会・戦略」、「KPI」、「ガバナンス」の開示充実度を、業種別特性も考慮して評価・選定しており、今回は51社を選出した。
金賞はアサヒグループホールディングス株式会社、味の素株式会社、銀賞は伊藤忠商事株式会社、積水化学工業株式会社、積水ハウス株式会社、東京海上ホールディングス株式会社、銅賞は株式会社アイシン、セイコーエプソン株式会社、株式会社デンソー、富士通株式会社がそれぞれ受賞。特別賞は株式会社INPEX、株式会社オカムラ、キリンホールディングス株式会社、三井化学株式会社。
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