東急リバブル「不動産売却・査定」の評判・口コミは?他社との比較も

東急リバブルは、不動産の売却や購入、住み替えなどの際に売主や買主のパートナーとして活動してくれる不動産会社です。

東急リバブルを利用して不動産を売買した顧客の94%が「また利用したい」と回答しており(※2020年4月~20121年3月の間に東急リバブルの売買仲介店舗にて取引した方を対象としたアンケートで、再度同社を利用したいと回答された方の割合)、高い顧客満足度を実現しています。

今回のコラムでは、東急リバブルの不動産売却・査定に関する評判・口コミを紹介し、主な特徴について解説していきます。東急リバブルへの査定依頼を検討している方、売却を任せる不動産会社を探している方はご参考ください。

目次

  1. 東急リバブル「不動産売却・査定」の特徴
    1-1 売買仲介取扱高第2位の実績を持っている
    1-2 住宅および住宅設備を保証する制度がある
    1-3 さまざまなアイデアを用いて売却活動をしている
    1-4 期日内に成約できなかった場合は買取を実施してくれる
    1-5 利用しやすいサービスが揃っている
    1-6 売主の要望に応えられるように多彩なサービスを用意している
  2. 東急リバブル「不動産売却・査定」に対する評判・口コミ
  3. まとめ

1 東急リバブル「不動産売却・査定」の特徴

東急リバブルの不動産査定東急リバブル株式会社は、東急不動産ホールディングスの不動産流通事業を担う企業として1972年に設立され、2022年には創立50周年を迎えています。売買仲介、賃貸仲介、新築販売受託、不動産販売、不動産ソリューションの5つの事業を軸に質の高いサービスを提供していますが、ここでは売買仲介の代表的な特徴について解説していきます。

1-1 売買仲介取扱高第2位の実績を持っている

東急リバブルの売買仲介取扱件数は、29,577件(2022年度)となっています。1日に換算すると、約81件(20分に1件)の売買契約が成立していることを表しています。

また、公益社団法人不動産流通推進センター「2022不動産業統計集」によると、2021年度の仲介取扱高のランキングでは、東急リバブルは下記のように第2位に位置しています。

順位 不動産会社 取扱高
1位 三井不動産リアルティ 1兆8,926億円
2位 東急リバブル 1兆5,779億円
3位 住友不動産販売 1兆4,533億円
4位 野村不動産ソリューションズ 9,648億円
5位 三井住友トラスト不動産 5,503億円
6位 三菱UFJ不動産販売 4,501億円
7位 みずほ不動産販売 4,286億円
8位 オープンハウス 3,624億円
9位 積水ハウス不動産グループ 2,878億円
10位 東宝ハウスグループ 2,269億円

なお、2021年度の主要4項目の実績は下記のようになっています。

取扱高 仲介件数 仲介手数料収入 店舗数
1兆5,779億円(2位) 28,750件(3位) 715億円(2位) 199店舗(3位)

1-2 住宅および住宅設備を保証する制度がある

東急リバブルでは、売却を委託された物件に対して、より質の高い保証をするために「リバブルあんしん仲介保証」というサービスを提供しています。所定の条件を満たすことで、引き渡しから一定期間、建物の補修費用や土地の埋設物撤去費用などを保証するサービスです。

一戸建て住宅やマンションの場合、保証内容は下記になっています。

住宅保証

項目 内容
対象不動産 居住用一戸建て:築30年以内/居住用マンション:築年数不問
保証内容 補修・シロアリの駆除
保証期間 最長2年間
保証金額 最大500万円

住宅設備保証

項目 内容
対象不動産 「リバブルあんしん仲介保証(建物保証)」を利用する一戸建て・マンション
保証内容 最大30種類の住宅設備の修理・交換費用
保証期間 引き渡し後最長2年間
保証金額 最大50万円
備考 緊急対応24付き

住宅を売却する際に不具合や故障などがあった場合、売主が補修したり、価格設定を低く設定するなどの対策が必要になることがあります。

一方、「リバブルあんしん仲介保証」では、売却前に目視や動作確認などで検査を行い、確認した上で売却活動を行います。そのため購入後に不具合や故障などがあった場合でも、売主の費用負担などはありません。また、保証制度が設けられていることで安心して購入できるという買主側のメリットもあります。

1-3 さまざまなアイデアを用いて売却活動をしている

東急リバブルでは自社サイトを運営しているほか、複数の不動産ポータルサイトと提携しており、幅広い利用者に物件情報を届けることができます。特に自社サイトでは、物件写真を大きく取り扱うことで物件をより魅力的に見せるような工夫をしているのも特徴です。

CG技術を使ったバーチャルインテリアルームを活用し、買主候補の物件購買意欲を高めることもできます。実際にリフォームを行い、ルームデコレーションをして売却する「アクティブ売却パッケージ」という商品も用意しています。

また、全国80,000棟以上のマンションデータを公開している「中古マンションライブラリー」を提供しています。マンション購入を検討している人が「売り出されたら教えてほしい」機能を活用して登録しているため、条件が合致する場合は買主候補にダイレクトに情報が届くことになります。

同社には「Myリバブル」というweb会員の仕組みがあるのも特徴で、購入や賃貸を希望する会員に物件情報をメールで配信しています。「Myリバブル」会員は2022年8月時点で15万人おり、豊富な顧客情報を背景にスムーズな売却が期待できます。

1-4 期日内に成約できなかった場合は買取を実施してくれる

東急リバブルでは、業界に先駆けて1983年から売却保証制度を導入しており、一定期間内に売却できなかった場合は同社が買取を行ってくれます。その場合の買取価格は、査定価格の最大90%となっています。

この「リバブル売却保証」では、不動産を売却する期日と最低売却価格が決まっています。そのため「いつ、いくらで売却できるかわからない」といった不安を抱えたまま売却活動を進めることがありません。

なお、どのような物件でも買取保証が実施されるわけではありません。「リバブル売却保証」の主な適用基準は下記のようになっています。

項目 内容
所在地 東京、神奈川、埼玉、千葉および札幌、仙台、名古屋、福岡、関西圏で同社が日常的に営業・販売活動可能なエリア
購入期日 媒介契約に基づく販売期間(3カ月以上6カ月以内)終了後
不動産基準 土地:敷地面積40㎡以上
一戸建て:敷地面積40㎡以上、築30年以内(築年数に応じた制限あり)※別途同社規定の建物検査有
マンション:1982年1月以降築、専有面積30㎡以上
共通:法令および条例に適合していること、一般的な住宅ローンの通常利用が可能であること

また、東急リバブルが買取をしたあとで再販売を行い利益が出た場合は、経費を差し引いた分を還元する利益還元制度も導入しています。

1-5 利用しやすいサービスが揃っている

不動産会社を選ぶ際には、実績が多いことに加えて、利用しやすいサービスも決め手の一つになります。その点、東急リバブルではさまざまな技術を用い、売主も買主も利用しやすいサービスを提供しています。

売却サポートページ

「売却サポートページ」とは、売主専用のサイト上のページです。不動産情報がいつでも閲覧できる上に、販売戦略の提案や周辺のマーケット情報がリアルタイムで届くような仕組みになっています。また、売却活動が見える化されており、ホームページ表示回数などの売却活動に関するデータが手元でわかるようになっています。

不動産会社の売却活動は売主には見えにくいものですが、「売却サポートページ」があることによって不安なく売却活動の状況を見守ることができます。

スピードAI査定

所有している不動産の売却を検討する場合、まずはいくらくらいで売却できるか知りたいというケースがあります。その際に便利なのが「スピードAI査定」です。物件情報を入力するだけで、その場でAIが査定して結果を表示するサービスです。

マンション、一戸建て、土地に対応しており、マンションの場合は売却だけではなく、賃貸についても査定しています。そのため、売却か賃貸かどちらか迷っているといった場合にも有効に活用できます。

その他のサポートメニュー

  • 除菌・消臭サービス
  • 水まわりブライトニング
  • 埋設物撤去保証
  • 地盤調査保証
  • リフォーム
  • 税金や法律相談、など

このほか、不用品処分や荷物一時預かり、引っ越しなど、グループ企業や提携企業によるサービスメニューも豊富に用意されています。このように充実したラインナップは、大手不動産会社だからこそと言えます。

2 東急リバブル「不動産売却・査定」に対する評判・口コミ

東急リバブルの特徴を把握したところで、実際に利用した人はどのような感想を抱いたのか、評判・口コミをポジティブとネガティブにわけて見てみましょう。

ポジティブな評判・口コミ

  • 「3社の大手不動産会社に査定を依頼しましたが、一番熱意を感じたので売却を依頼しました。」
  • 「融資の関係で買付が一度キャンセルになったので『気長に待とう』と思っていたら、すぐに買主候補を紹介してくれました。」
  • 「物件を大々的に宣伝してくれたので、頼りがいがあると思いました。」

ネガティブな評判・口コミや改善を求める声

  • 「人当たりがよく、第一印象も良かったが、確認不足な点が散見された。」
  • 「3カ月経っても成約に至らなかったため、値下げの提案がありました。ただし『時間がかかってもいいので』とそのままの価格で売却活動を続けてもらいました。」

※上記はすべて個人の感想です。利用を検討される際は、ご自身でもよくお調べの上ご判断下さい。

ポジティブな評判・口コミとしては、買主候補の紹介に関する意見がありました。また、大々的な広告戦略ができるのは大手企業ならではで、期待を持てる部分でもあります。

一方、ネガティブな評判・口コミには、確認不足を指摘する声や価格設定に関する意見がありました。大手不動産会社では担当者のスキルや対応力に個人差が大きいこともあるため、対応に不安がある場合は担当者変更の相談を入れてみるのも良いでしょう。

なお、売却価格については査定価格よりも下がってしまうことは少なくなく、また売却活動を長く続けていると購入検討者へ「売れ残り感」の印象を与えてしまうこともあるため、売却の長期化は得策ではないこともあります。担当者と相談しつつ、市況感に合わせた売却戦略を練り直すことも大切なポイントとなってきます。

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3 大手不動産会社5社の比較

下記の表は、今回、取り上げた項目を中心に、取り扱い件数上位5社の大手不動産会社で比較をしたものです。

不動産会社 住宅保証 住宅設備保証 売却保証 AI査定 売主専用ページの提供
東急リバブル
三井のリハウス × ×
住友不動産販売 × ×
野村不動産ソリューションズ × ×
三井住友トラスト不動産 × ×

※2023年7月時点

不動産の売却を検討されている場合、どのような基準で不動産会社を選ぶのかは売主によって異なるものです。上記の表は、大手不動産会社のサービスを比較する際などに活用してください。–>

まとめ

大手不動産会社の一つ、東急リバブルの不動産売却・査定について解説しました。大手不動産会社ならではの豊富な実績を持つ一方、売主の立場に立った丁寧なサービスメニューを多く揃えていることもわかります。

一方、ネガティブな評判・口コミ、改善を求める声としては担当者の対応レベルへの不安や、売却価格についての指摘がありますが、担当者の対応や価格に不安がある場合に担当変更を行いやすいという点は、東急リバブルのような大手不動産会社の強みでもあります。不動産売却を検討している、不動産査定の依頼先を探されている方は、ご参考ください。

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