和菓子の伝統技術を未来に繋ぐ。振興メーカーがFUNDINNOで資金調達
株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、7月23日募集を開始するプロジェクト「<売上高3億円達成>昨年度延べ31万人以上が購入。高い商品開発力・技術力を活かし、フランチャイズ展開と和菓子のOEM・ODMで伝統技術を未来につなぐ『インテグラル』」の情報が公開された。株式発行者のインテグラル株式会社は、人気の菓子ブランド2つを展開する愛知県の和菓子製造・販売会社。目標募集額1100万円、上限応募額5500万円。個人投資家は10万円(10株)~50万円(50株)、特定投資家は100万円(100株)~500万円 (500株)まで申込み可能。募集期間は8月8日まで。
インテグラル社は、老舗和菓子店の技術を受け継いだ和菓子ブランド「春日井よし乃」と、洋菓子の要素を取り入れた新しい和菓子を提案する「想寿楼(そうじゅろう)」という2つのブランドを展開する。春日井よし乃は、大福をメインに餅や団子、羊羹などの昔ながらの伝統的な和菓子を展開。想寿楼は、現役パティシエの監修で立ち上げた新ブランドで、和菓子に洋菓子の要素を取り入れた、「ネオ和菓子」のオリジナル商品を販売。2023年8月からフランチャイズ展開を計画している。
同社は日本の伝統技術を結集した和菓子を世界中に届けることで「世界の和菓子店」を目指す。今後は、多くの企業と連携しながら新商品の開発や受託製造を行う中で、さらにノウハウを蓄積し、継承した伝統技術を後世に引き継いでいきたいとしている。さらなる供給数の拡大に向け、今年10月に自社工場を設立する予定。「OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の提供先やフランチャイズ加盟店で海外展開をする企業があれば、積極的にローカライズ商品の開発・製造支援を行い、こうした一つひとつの戦略を進めながら日本の伝統技術をしっかりと継承し、世界中の食卓に和菓子を届けたい」と語る。
今後の事業計画では、23年に自社工場を設立。自社開発・製造力向上のため、宮崎県のアライアンス工場の製造ラインを強化する。また、「想寿楼」のFC本格化に向けた商品開発、卸売上約2.5倍を達成するため、現在アライアンス提携をしている宮崎県の工場に弊社製造人員を出向させ、生産性の向上と製造可能商品数の増加を目指す。24年にはFC店舗、卸売上を拡大するための土台作りと催事事業の強化。海外での催事販売も開始。28年には開発者を9名まで増員し、FC加盟店舗も91店舗に増加。米国進出の構想も描く。030年に累計139店舗のFC(フランチャイズ)加盟店数を計画する。
株主優待として自社商品の和菓子を詰め合わせた定期便を、箱詰めして提供する(保有株式数に応じて年1回~年4回、50株以上で年4回)。
【関連サイト】株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」
【関連ページ】FUNDINNO(ファンディーノ)の評判・口コミ
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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