2023年上半期で資産運用の考え方に最も影響したニュースは「為替の動向」。ウェルスナビ調査
ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は8月4日、「どのようなニュースが資産運用の考え方に影響を与えたか」をテーマとした調査の結果を発表した。ウェルスナビの顧客を対象に7月7日~17日に実施し、有効回答数は3485。資産運用の考え方に影響を与えた2023年上半期のニュースは「為替の動向」が最多で47.7%、次いで「物価の上昇」が41%となった。
調査では、2023年上半期(1~6月)のニュースを例示、自身の資産運用の考えに影響を与えたニュースを質問(複数回答可)した。最も多い回答は「為替の動向(円や米ドルの動きなど)」で47.7%、「物価の上昇」41%で、「米国株の動向」40.6%、「日本株の株価の上昇」39.7%、「2024年に開始する『新NISA』の動向」が38%と続いた。
ニュースに影響を受けたと回答した人に「ニュースを見聞きしたことで、この半年間で資産運用に関して変えたこと」を質問(複数回答可)したところ、「資産運用にまわすお金を増やした」が最多の41.6%。一方、「特に何もしていない」という回答も39.4%あった。ほか、「セミナーやWebサイトなどで資産運用に関する情報収集を増やした」が15.3%、「NISA制度を活用し始めた」が11.9%だった。
併せて「ウェルスナビを知ってから実際の利用を決めたポイント」を複数回答で訊ねたところ、「資産運用がおまかせできる」(62.4%)、「金融の専門知識がなくても資産運用ができる」(45.1%)、「自動リバランスの機能がある」(43.2%)が上位を占めた。
同社執行役員リサーチ&クオンツ牛山史朗氏は「2023年上半期は金融市場や生活に身近なお金にかかわるニュースが多く、特に為替の動向や物価の上昇は、将来のお金に対する不安を改めて感じるきっかけとなったようだ」とコメント。「為替が大きく動く環境、特に円安が進む状況では、輸入品に頼っている日本では買えるものが減ってしまう。資産を預貯金だけでなく、世界中のさまざまな資産に分散して投資をしていれば、影響を減らすことができる。投資をうまく取り入れることは、お金の不安を減らすことにつながるだろう」と述べている。
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