エスカレーターの安全性向上と収益化を目指す「UDエスカレーター」、株式投資型CFのイークラウドで10/26募集開始

株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「イークラウド」で10月20日、第27号案件「UDエスカレーター」の情報が事前開示された。イークラウドで資金を募集する株式会社UDエスカレーターは、エスカレーターの手すりベルトにユニバーサルデザインが付された特殊シート「UDベルト」を施工し、さらにこの技術を活かしてエスカレーターを広告媒体とすることで、安全性の向上と収益化の実現を目指すスタートアップ。目標募集額は504万円、上限募集額4945万5000円。募集予定期間は10月26日午後7時半~11月12日。

UDベルトは、人間工学に基づく特許技術を用いた多機能手すり。同社は、エスカレーターでの転倒事故防止、さらにこの技術を応用してエスカレーターを視認性の高い広告媒体として活用することで、エスカレーターオーナーに新たな事業収益を生み出すとしている。

駅や商業施設にあるエスカレーターは全国7万基超。UDベルトはすでに多くの駅や商業施設、公共施設で採用されており、さらに導入が予定されている。エスカレーター利用者に安全を、オーナーに収益を、広告主に売上を、といった「三方良し」となる社会性の高いビジネスモデルの構築を目指す。
UDエスカレーター
事故防止の効果は、導入したJR駅のエスカレーターでの追跡調査によると、転倒事故を6年間で平均約78%削減。またエスカレーター広告は屋外広告の中でも視認性の高さが実証されており、ある百貨店では、最上階に入居するブックカフェ店舗の広告をUDベルトに掲出したところ、その店舗の存在を初めて知った来店者の約6割が実際に店舗に訪れたという。

直近ではエスカレーターの取扱数が全国約300基にまで増えたことや、広告出稿することで社会貢献できるといった観点から、広告代理店などの関心が得られやすくなっている。同社は、UDベルトの採用率1%で年間売上規模約21億円と試算。ブルーオーシャン領域で先行者優位を狙う。

投資申込みは10万5000円コース(3500株)から、21万円コース、31万5000円コース、49万5000円コース、105万円コース、210万円コースがある。50万円を超えるコースへの申込みは、特定投資家への移行が必要。同社はエンジェル税制の適用対象企業で、所得税の優遇措置AかBを選択できる。

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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。

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