「hAP細胞の技術で、製薬業界に革命を。」バイオベンチャーがFUNDINNOで10/28募集開始
再生医療製品事業を行うオーチャード・バイオ株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、10月28日午前10時から募集による投資申込みの受付を開始する。目標募集額1500万円、上限応募額5千万円。申込みは1口10万円(10株)から。プロジェクト名は「〈上場企業3社と連携〉製薬会社に眠る“薬剤”から医薬品を生み出す独自技術を保有。低開発コストで治癒効果の高い新薬を創出する『オーチャード・バイオ』」。
同社は、毒性が強いために使われずにいた低分子化合物などを細胞に取り込ませた「hAP細胞」の開発を行っている。低分子化合物とは、分子量1000以下の小さい化合物を指す。hAP細胞化によって効率的に患部へ低分子化合物を作用させることができるため、同社は「これまで使われてこなかった低分子化合物を医薬品として利用することが可能となり、使用する細胞による治癒効果も加味され、相乗的な薬効が期待される」としている。
低分子化合物は、分子量が小さいため加工しやすく、一部の化合物は医薬品として広く使用されてきた半面、ほとんどの化合物は有効性を持つ濃度で毒性を示す。たとえ有効性が認められても、同時に毒性が出てしまう化合物は医薬品として認可されず、ごく限られた化合物のみが医薬品として使用されている。
日本は医薬品の多くを海外からの輸入に頼り、貿易赤字が増加している。「日本の製薬会社が優位性を保っていた低分子化合物医薬品の開発低迷、抗体・遺伝子・細胞といった新しいタイプの医薬品開発への対応の遅れなどが原因と考えられる。こうした問題点を、hAP細胞の技術で解決できるようになれば、日本の製薬業界に革命を起こせる」と同社。
現在までに、愛知学院大学やホソカワミクロン株式会社などと協力した体制を構築している。また、個別のhAP細胞の開発をアステラス製薬株式会社との共同研究開発中。さらに、2023年には神戸医療産業都市推進機構の研究開発補助金にも採択された。
直近は海外ベンチャーの薬事コンサルテーションの受託事業で収益化しており、将来は世界中の製薬会社との協業を通したパイプラインを構築する創薬プラットフォームを目指す。
投資申込み期間は11月13日まで。個人投資家は10万円〜50万円、特定投資家口座からは、さらに100万円(100株)〜)1千万円コース(1000株)まで申込み可能。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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