ウィブル証券のメリット・デメリットは?手数料やアプリについても解説

米国株投資熱が高まる中、フィンテックを使った米国株投資サービスが増えています。ウィブル証券はロビンフットと並ぶスマホ証券で、日本では2023年4月から米国株と上場投資信託(ETF)、6月から日本株の取引を開始しました。

この記事ではウィブル証券の評判や、メリット・デメリットについて解説します。

※2024年2月2日時点の情報をもとに執筆しています。最新の情報は、ご自身でもご確認をお願い致します。
※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定のサービス・金融商品への投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。


目次

  1. ウィブル証券とは
  2. ウィブル証券は2016年に米国で創業
  3. ウィブル証券の手数料
    3-1.米国市場
    3-2.米国株オプション
    3-3.日本株
  4. ウィブル証券は日本で始めて米国株指数オプションを提供
  5. ウィブル証券のスマホアプリ登録は簡単
  6. ウィブル証券のメリット
    6-1.投資情報が充実している
    6-2.米国株の取引時間が長い
  7. ウィブル証券のデメリット
    7-1.商品の取り扱いが少ない
    7-2.NISAに対応していない
    7-3.入出金に手数料がかかる
  8. まとめ

1.ウィブル証券とは


出典:ウィブル証券「米国株手数料

ウィブル証券は、海外ETFや米国株式、さらには日本株式やADRを幅広く提供している証券会社です。取り扱っている米国株関連の銘柄数が豊富であり、約7,000もの米国株式・米国ETFの取引が可能です。さらに、スマホを使って手軽に取引ができ、米国株の取引手数料が安いというメリットがあります。

ウィブル証券はまだ投資家の間では知名度が低いものの、主流のネット証券とは違った個性があり、投資家にとってメリットがあります。

2.ウィブル証券は2016年に米国で創業

ウィブル証券は、2016年に創業されました。株式投資アプリは、世界中で4,000万回以上ダウンロードされ、米国だけでも1,000万の証券口座を持っています。

ウィブル証券の最大の特徴は、「ゼロコミッション」という無料の株式取引手数料です。さらに、チャートや分析機能も充実しています。

ウィブル証券は、日本や英国、香港、シンガポールなどの国々でライセンスを取得しており、日本ではマディソン証券(旧ヤマゲン証券)を買収し、社名をウィブル証券に変更しました。ウィブル証券の社長には、デンマーク系のサクソバンク証券での経験がある小島和氏が就任しました。

ウィブル証券は、2023年4月から米国の現物株と上場投資信託(ETF)の取引を開始し、6月からは日本株の取引サービスも提供しています。ただ、日本ではまだ売買手数料は有料です。

3.ウィブル証券の手数料

3-1.米国市場

  • 取引手数料 約定代金×0.2%(税抜)
  • 上限手数料 20米ドル(税抜)
  • 為替手数料   15銭
取引例(約定代金) 取引手数料(税抜)
500米ドル 1米ドル
1,000米ドル 2米ドル
10,000米ドル 20米ドル
20,000米ドル 20米ドル

3-2.米国株オプション

米国株オプション、株価指数オプションは、1枚あたり0.6米ドル(1注文あたりの最低手数料は2.18米ドル)です。最低手数料の設定があるので、1~3枚までの取引には最低手数料の2.18米ドルが適用されます。

3-3.日本株

約定代金 取引手数料(税込)
5万円まで 55円
10万円まで 99円
20万円まで 115円
100万円まで 275円
150万円まで 535円
3,000万円まで 640円
3,000万円超 1,070円

4.ウィブル証券は日本で始めて米国株指数オプションを提供

ウィブル証券は、2023年7月18日から米国個別株オプションと米国株指数オプション取引を開始しました。日本で初めて米国株指数オプション取引を提供する証券会社となり、日本の個人投資家が米国のオプションにアクセスできるようになりました。

米国株指数オプションは、特定の期間内に特定の価格で株価指数を購入または売却する権利を表します。取引時間は、米国夏時間の期間は22:30~翌5:00、冬時間の期間は23:30~翌6:00です。

取引手数料は、売買の都度、契約数1枚当たり0.6米ドル(税込)、1注文当たり最低2.18米ドル(税込)です。株価指数オプションの権利行使は不可で、満期日にポジションがある場合は差金決済となります。

5.ウィブル証券のスマホアプリ登録は簡単

出典:ウィブル証券「簡単3ステップで新規登録完了

ウィブル証券アプリの新規登録は、簡単3ステップで完了します。

1 登録情報を入力 メールアドレスか電話番号を登録します
2 認証コードを入力 ウィブル証券から届いた認証コードを入力して本人確認します
3 登録完了 豊富な情報と自由度の高いウィブル証券アプリを無料で利用できます

6.ウィブル証券のメリット

ウィブル証券のメリットについて解説します。

6-1.投資情報が充実している


出典:ウィブル証券「アプリ1つで投資が変わる

ウィブル証券は、以下のように投資家が投資決定を行うために必要な情報を豊富に提供しています。

マーケット情報

ウィブル証券は日本金融市場の詳細、包括的、そして最新のデータを提供し、日本市場での取引をサポートします。具体的には、値上がり率ランキング、値下がり率ランキング、出来高ランキング、業種別パフォーマンスなどがあります。

投資教育、投資学習コンテンツ

ウィブル証券は、初心者の方にも分かりやすく投資に関する教育コンテンツを提供しています。

強力な取引ツール

ウィブル証券のアプリは、直感的なチャートツールを提供し、投資チャンスを逃さないようにします。

各銘柄のアナリスト評価やテクニカル分析ツール、金融ニュース、業界データ

これらの情報は、投資家が投資決定を行うために必要な取引ツールとして無料で提供されています。

ウィブル証券は投資情報が充実しているので、投資家が市場の動向を理解し、適切な投資決定を行うのに役立ちます。ただし、投資はリスクを伴うため、十分な情報収集と慎重な投資判断が必要です。

6-2.米国株の取引時間が長い


出典:ウィブル証券「取引時間

ウィブル証券の米国株取引は、通常取引時間だけでなく、プレマーケットやアフターマーケットにも対応しているので、最大16時間のリアルタイム取引が可能です。ただ、逆指値注文やストップリミット注文など、アフターマーケットに発注できない注文方法もあります。

7.ウィブル証券のデメリット

ウィブル証券のデメリットについて解説します。

7-1.商品の取り扱いが少ない

ウィブル証券では主に株式やETFの取り扱いが中心で、国内投資信託やIPO、立会外分売などは含まれていません。

7-2.NISAに対応していない

ウィブル証券はNISA口座に対応しておらず、米国株式取引をNISA口座で行いたい投資家には不便でしょう。

7-3.入出金に手数料がかかる

ウィブル証券の入出金には手数料が必要です。入金は顧客負担で、各金融機関が設定する手数料が適用されます。また、出金時には数百円の手数料が必要となる場合があります。

円入金

  • お客様負担(各金融機関にお尋ねください)

円出金

  • 三菱UFJ銀行へ3万円未満の振込:110円
  • 三菱UFJ銀行へ3万円以上の振込:275円
  • それ以外の銀行へ3万円未満の振込:440円
  • それ以外の銀行へ3万円以上の振込:550円

8.まとめ

ウィブル証券は、米国株、ETF、日本株などを提供する証券会社で、約7,000の米国株式・米国ETFの取引が可能です。2016年に創業し、ウィブル証券のスマホアプリは、世界中で4,000万回以上ダウンロードされています。

米国株の銘柄の多さやアプリの使い勝手、手数料の安さが評価されていますが、一部では入金がリアルタイムでないことやアプリが使いにくいとの声もあります。無料でできるので、まずはアプリをダウンロードして使い勝手を確認してみてはいかがでしょうか。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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