太陽光発電・蓄電スタートアップのパインゲート、1,000億円調達。インフラ構築を推進
太陽光発電・蓄電スタートアップのパインゲート・リニューアブルズ(Pine Gate Renewables)は4月29日、6億5,000万ドル(約1,000億円)を調達したと発表した(*1)。調達資金を元手に、クリーンエネルギープロジェクトの開発・所有・運営を加速させ、2025年までに3ギガワット(GW)のインフラ構築を推進する。
持続可能な電力生産を手掛ける米ジェネレート・キャピタル、カナダのオンタリオ州ヘルスケア年金(HOOPP)とオーストラリアの年金ファンドHESTAからの資金調達の最終クローズを実施した。
今回の資金調達は、22年より提携するジェネレート・キャピタルとのパートナーシップを拡大する。さらに新たな機関投資家も参画しており、パインゲートを米国内市場のリーダーとして位置づけ、クリーンエネルギー資産クラスへの信頼を強調するものとなる。
パインゲートは2016年に設立され、全米でユーティリティ規模の太陽光発電・蓄電プロジェクトを展開するスタートアップだ。エネルギー移行を推進する300人以上の従業員からなる。
クリーンエネルギーの導入に専念し、太陽光発電およびエネルギー貯蔵施設の開発、ファイナンス、建設、運営において豊富な経験を有している。すでに70億ドルに達するプロジェクトファイナンス(#1)などの資金調達をクローズした。
フォーチュン500を構成する大企業や著名な大学、自治体向けに、電力購入契約(PPA)、バーチャルPPA(仮想の電力購入契約)、グリーン料金プログラム、再生可能エネルギー電力証書といったソリューションを提供する。
同社が運営する太陽光発電施設は100か所を超え、設備容量は2GW超、開発中のプロジェクトは30GWを超える。例えば、テキサス州では40プロジェクト、出力規模8,260MW-dcのパイプラインを有する。
パインゲートはアーバーデイ財団(ADF)と提携し、最も必要とされる森林再生活動に寄付を集中させることで、全米の生物多様性の保全と持続可能な林業を実現するための取り組みも推進する。
ADFは1972年に設立され、植樹を目的とする世界最大級の非営利会員制組織である。これまでに、世界中で5億本以上の植樹を支援してきた。
(#1)プロジェクトファイナンス…特定事業に対して融資を行い、そこから生み出されるキャッシュフローを返済の原資とし、債権保全のための担保も対象事業の資産に限定する手法。
【参照記事】*1 パインゲート「Pine Gate Renewables announces a $650 million total investment from
Generate Capital, Healthcare of Ontario Pension Plan (HOOPP) and HESTA」
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