地域観光を革新するNFT技術 フォトフレームNFTで体験する新しい旅の記念
地元の観光地域を盛り上げるためにWeb3技術を使ったサービスが各地で導入されています。例えば、お土産NFTを提供する「スホマdeおみやげ」というサービスがあります。現地でしか手に入らないNFTは、限定感があり、そこだけのNFTを保有するという体験にも繋がり、思い出と一緒にと別なお土産になります。
同様に現地で思い出を作りながら持ち帰ることができる、「フォトフレームNFT」があります。おみやげフォトフレームには、NFT技術が使われており、これも現地でしか手に入らないNFTを持っていることで体験できるサービスです。ここではあるやうむの観光地をもら上げるプロジェクト「おみやげフォトフレームNFT」や、お土産をNFTにする理由についても詳しく解説します。
目次
- 限定300枚!「ひこにゃん1日密着動画付きフォトフレームNFT」キャンペーン
1-1. 「ひこにゃん1日密着動画付きフォトフレームNFT」概要 - 過去に行われた、北海道紋別市「ガリンコ号」のお土産フォトフレームNFT
2-1. 「ガリンコ号」のお土産フォトフレームNFTの概要 - あるやうむのお土産フォトフレームとは?
3-1. お土産カメラフレーム(NFT)の受け取り方法 - 株式会社あるやうむについて
- NFTをお土産にする理由
- お土産NFTを提供する「スホマdeおみやげ」
6-1. 「スマホdeおみやげ」の特徴
6-2. 町の特性に合わせて企画・実装
6-3. 「スマホdeおみやげ」実装事例 - まとめ
① 限定300枚!「ひこにゃん1日密着動画付きフォトフレームNFT」キャンペーン
滋賀県彦根市と株式会社あるやうむは、2024年3月8日(金)より、「ひこにゃん1日密着動画付きフォトフレームNFT」の販売が行われました。来場者は専用のカードを購入するさまざまな特典を受け取ることができます。
フォトフレームにはNFT技術を活用し、専用のwebアプリ「フォトメイト」を用いて、ひこにゃんとの記念写真を撮影することが可能です。本企画は来場者への新たな観光体験の提供を通じた、地域経済の高付加価値化を実現する施策となっております。また、フォトフレームを所有しているかどうかの判定にNFT技術が採用されている新しい取り組みになります。
滋賀県彦根市とあるやうむは、NFTを活用した観光施策の取り組みの1つとして、第2弾の「おみやげフォトフレームNFT」の販売を行いました。現地でカードを購入すると「ひこにゃん1日密着動画」を限定配信で見ることができ、さらにショート動画のNFTと、それに紐づいたひこにゃんのフォトフレームを使って撮影ができるようになっています。ひこにゃんの1日密着は初の試みとなり、NFTファンのみならず、ひこにゃんファンにも楽しんでいただける特典となっています。
1-1. 「ひこにゃん1日密着動画付きフォトフレームNFT」概要
- 特典1:初公開!ひこにゃんの1日密着動画が限定配信で閲覧可能。
- 特典2:ひこにゃんの1日密着をしたショート動画のNFTを受け取ることができます。
- 特典3:限定デザインのひこにゃんフォトフレームで写真撮影ができます。(専用webアプリ「フォトメイト」を使用)
彦根城での特典付きカード販売概要
- 販売場所:彦根城表門券売所(〒522-0061 滋賀県彦根市金亀町1-1)
- 販売開始:2024年3月8日(金)
- 販売金額:入場券セット 1,800円(税込) 一般入城券800円+デジタルお土産1,000円、単品 1,000円(税込)
- 販売数:限定300枚
- 特典受け取り方法:
-1日密着動画:専用のカードに記載している二次元コードより閲覧可能。
-NFT/フォトフレーム:専用のカードに記載している二次元コードよりお受け取り可能。 - NFT発行チェーン:polygonチェーン
② 過去に行われた、北海道紋別市「ガリンコ号」のお土産フォトフレームNFT
ガリンコ号を運営するオホーツク・ガリンコタワー株式会社と株式会社あるやうむは、2024年1月27日(土)より、お土産フォトフレームNFTの販売が行われました。ガリンコ号とあるやうむは、NFTを活用した観光施策の取り組みの1つとして、お土産フォトフレームNFTの販売を行いました。
フォトフレームは乗船証明のデザインとなっており、子どもからお年寄りまで乗船記念を好きな場所や人と撮影して楽しむことができます。
2-1. 「ガリンコ号」のお土産フォトフレームNFTの概要
- 概要:お土産フォトフレームを購入するとガリンコ号IMERUIII乗船証明書のデジタルフォトフレームを受け取ることができます。
- 販売場所:交流館売店やチケットカウンター
- 販売金額:
①単品売り 1000円
②サンライズ便と8:45便乗船の方 500円 - 販売期間:2024年1月27日(土)〜2024年3月10日(日)
- 受け取り方法:購入時にお渡しするカード記載の二次元コードより受け取り可能。
- 発行チェーン:polygonチェーン
③ あるやうむのお土産フォトフレームとは?
おみやげフォトフレームは、スマートフォンでフォトフレーム付きの写真撮影ができる機能です。おみやげフォトフレームには、NFT技術が使われており、特定のNFTを持っていると専用のwebアプリ「フォトメイト」にて使用することが可能です。観光地がお土産フォトフレームNFTを販売することで、観光地の収益にもなり、また観光客はそこへ行った記念として、フォトフレームNFTを使って写真を撮ることができます。
3-1. お土産カメラフレーム(NFT)の受け取り方法
・ウォレット作成
カメラフレーム(NFT)はスマホ一つでもうことができますが、画像を受け取るためにはウォレットが必要です。先ずは、ウォレットの準備をします。スマホのアプリストアからダウンロードするか、QRコードをスキャンします。
次に、「ウォレットの作成」ボタンを押して、パスコードの設定をします。次にバックアップの設定は、利用規約に同意してソーシャルIDを選択してログインします。ログインが完了すると携帯電話の認証が始り、最後にアカウント情報を入力して、ウォレット作成の完了です。
・カメラフレームをもらう方法
観光地の販売場所にてカードを購入し、カードに書かれているQRコードをスマホで読み込みます。受け取り用ページにウォレットアドレスを入力し、「NFTを受け取る」をクリックして、NFTを取得します。
フォトフレームを使うには、専用サイト「フォトメイト」にアクセスします。ウォレットと接続し、フォトフレームを選択して撮影します。
④ 株式会社あるやうむについて
あるやうむは、「NFTによる地方創生」を推進するため、全国の自治体向けにふるさと納税NFT/観光NFTソリューションを提供する札幌発のスタートアップ企業です。地域の魅力をのせたNFTをふるさと納税の返礼品とすることで、新たな財源を創出すると共に、シティプロモーションや関係人口の創出に繋げます。
社名「あるやうむ」はアラビア語で今日を意味する言葉です。今日、いますぐチャレンジをしたい自治体・地域の皆様にNFTという先端技術を提供し、応援され続ける地域づくりを支援していきます。
支援実績としては、日本国内のNFTプロジェクトとコラボし、ふるさと納税返礼品にNFTを提供しています。2023年2月には、北陸地方で初めて福井県坂井市がふるさと納税NFTに取り組みました。あるやうむとNinja DAOのコラボで誕生した「ふるさとCNP」のNFTが返礼品となっています。また保有者特典にこだわり、CNPキャラクターの越前織ブックマーカーもあります。
⑤ NFTをお土産にする理由
長らくの間、日本は人口減少と高齢化、また都市集中が進み、地方でのコミュニティ形成が難しい状況が続いています。そんな中、移住者の増加を目指す動きと並んで、地域に関心を持つ「関係人口」を増やす取り組みが注目を集めています。地域の関係人口を増やすためには、まちとの繋がりを深め、コミュニケーションや体験を通じてエンゲージメントを高める必要があります。
現地でしか入手できないNFTは、そこでしか体験できないことと、現地の魅力を描いたデジタルアートになっていることが特徴です。またそのためデジタルお土産を使って、スタンプラリー形式にしてコレクションできたりもするので、地域外からの来訪率を向上させる仕組みを作ることができます。
また観光地のお土産を収集すると、物理的な物が増えるので、避けたいと感じる方もいます。特にデジタルネイティブと言われる世代は、デジタルコンテンツの所有は身近なものになっています。物を置いておくスペースを考える必要もなく、NFTならウォレットに保管しておくだけで、半永久的に残すことができます。
観光客の手元に記念品として残すだけでなく、地域の魅力を発信したり、NFTの販売によって資金調達にることができたりなど、利便性も持ち合わせたお土産と言えます。
⑥ お土産NFTを提供する「スホマdeおみやげ」
「フォトメイト」のように現地でしか手に入れることができない、デジタルお土産NFTを提供する「スマホdeおみやげ」は訪れた場所や参加したイベントの記録として、思い出をデジタルコレクションすることができます。
このサービスは、地域の魅力を発信し、消費・来訪率の向上を図るとともに、長期的なコミュニケーションを通じて地域ファンの創出を目指す、地方自治体・観光協会向けのソリューションです。地方の抱える課題に対して、具体的な解決策を提供し、社会実装を進めていくものです。
6-1. 「スマホdeおみやげ」の特徴
「スマホdeおみやげ」は、観光先でデジタルなお土産(NFT)を提供するサービスで、地域の消費・来訪率の向上を図り、長期的なコミュニケーションによって地域のファンの創出を目指します。観光客は専用アプリをダウンロードし、観光地でNFTを受け取ります。
これらのデジタルお土産はAstar Network上で発行され、訪れた証明となります。また、受け取った観光客には、観光マップ、限定クーポンなどの特典が提供され、滞在中のサポートや旅行の満足度向上を目指します。
「スマホdeおみやげ」で配布したデジタルお土産は、町での滞在が終了した後も、PR手段として活用できる点がポイントです。専用アプリ「YOIN」にはデジタルお土産の所有者を対象に、今後のイベント情報やふるさと納税の案内など、町に関するお知らせを発信する通知機能があります。1度の観光で関係性が終わってしまうのではなく、滞在終了後も観光客と継続的に繋がり続けることで、町に対する想いやリピート意欲を構築し、リピーターや関係人口を創出します。
6-2. 町の特性に合わせて企画・実装
サービスは、町の特性に合わせて柔軟に企画・実装が可能です。常設配布や期間限定配布、特産品やキャラクターをモチーフにしたデジタルお土産など、詳細は顧客の要望に応じて提案されます。
SNS施策やキャンペーンと連動したサービス導入も可能で、中期・長期的な導入により、地域経済の活性化や観光産業の復興、訪日外国人の受け入れ体制強化(23年夏実装予定)など、多岐にわたる課題解決が期待されます。
- 地域外からの消費・来訪率の向上
- 地域のファン(関係人口)の創出
- 地域経済の活性化
- 観光産業をはじめとした地域産業の復興
- 訪日外国人の受け入れ体制強化(23年夏実装予定)
6-3. 「スマホdeおみやげ」実装事例
山口市の名所、国宝瑠璃光寺五重塔を3Dデジタル化し、スマートフォンで楽しめるお土産が提供されています。現在、五重塔は70年ぶりの全面葺き替え工事中ですが、デジタルお土産では、細部まで鑑賞可能です。
「国宝瑠璃光寺五重塔NFT」は、お得なクーポンやチケットとセットで販売され、山口市内での観光や体験が楽しめます。販売は瑠璃光寺総合受付窓口で、価格や内容には様々なプランが用意されています。購入者には抽選で特典もあります。
- 販売開始日:2023年9月7日(木)
- 販売場所:瑠璃光寺総合受付窓口
- 価格/販売内容:
- 梅:2,000円
- 内容:
-国宝瑠璃光寺五重塔NFT
-市内の登録飲食店で利用可能なデジタルクーポンチケット
-遷座記念特別拝観チケット(瑠璃光寺資料館も含む) - 竹:5,000円
- 内容:
-国宝瑠璃光寺五重塔NFT
-市内の登録飲食店で利用可能なデジタルクーポンチケット
-選べる山口市内歴史文化体験コース(記念NFT付き)
-遷座記念特別拝観チケット(瑠璃光寺資料館も含む) - 松:15,000円
- 内容:
-国宝瑠璃光寺五重塔NFT
-市内の登録飲食店で利用可能なデジタルクーポンチケット
-選べる山口市内歴史文化体験コース(記念NFT付き)
-遷座記念特別拝観チケット(瑠璃光寺資料館も含む)
-湯田温泉の入浴ペアチケット
-お食事ペアチケット
- 購入者特典:購入者の中から抽選で、湯田温泉の人気旅館ペアチケットや、山口市の厳選されたグルメがプレゼントされます。
- 主催:山口システム通信(株)、山口市
- 後援:(一財)山口観光コンベンション協会
- 協力:(株)Digittle、シンクリア
販売内容や購入者特典など、細かい情報が丁寧に説明されていますので、購入を検討される方にとって非常に分かりやすい内容となっています。これにより、参加者が各プランの特典を明確に理解し、自分に適したプランを選ぶ手助けとなります。
国宝瑠璃光寺五重塔NFTの特徴
国宝瑠璃光寺五重塔の訪問をデジタルで記念
日本三名塔のひとつ、国宝瑠璃光寺五重塔への訪問は、専用アプリを利用し、デジタルお土産としてスマホに記録可能です。アプリでは、訪問日が刻印されます。
大改修中でも五重塔をスマホでいつでも楽しめる
「令和の大改修」により、五重塔の全貌を直接目にすることができない間も、デジタルお土産は3Dでの鑑賞が可能です。お手持ちのスマホで、いつでも五重塔を楽しめます。
五重塔の細部まで、回転・拡大して閲覧可能
回転表示や拡大表示機能により、通常は見落としがちな五重塔の建築美の細部まで、自由に観察することができます。
⑦ まとめ
観光地でのDXサービスのwebアプリ「フォトメイト」や「スマホdeおみやげ」は、デジタルお土産の配布・販売を通じて、地方創生の新しい応援の形を提示しています。今後は、更に多くの地方自治体が、地域課題の解決のためにNFTを利用していくと言えるでしょう。またNFTに興味があったが、これまで手を出せなかったユーザーも、地域特有のNFTを通じて、初めての所有体験を得るかもしれません。
NFTは投資や投機の対象となることもありますが、それだけがNFTの可能性ではありません。地元コミュニティとアーティストのコラボレーションは、地域のイメージ向上や観光客の誘致に繋がることが期待されます。このようなNFTを活用した地方創生プロジェクトには今後も注目が集まると言えるでしょう。
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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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