高性能保冷技術で世界の低温物流の変革目指す。アイ・ティ・イーがFUNDINNOで2度目のCF
高性能蓄冷材を利用した低温輸送サービスを手掛けるアイ・ティ・イー株式会社は、株式投資型クラウドファンディング(CF)サービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、新型予約権型CFの募集を7月5日午後7時半から開始する。ファンディーノでのCFは2023年1月に続き2回目。目標募集額1503万円、上限応募額9018万円。案件名は「〈インド政府と提携〉現地工場創設で売上前期比2倍以上の約5.4億円に成長見込み。特殊な保冷技術で世界の低温物流を変革『アイ・ティ・イー』」。募集期間は7月18日まで。
アイ・ティ・イー社はコンテナやトラック内を72時間以上低温に保つ「アイスバッテリー」を開発、商品輸送の状況や温度のモニタリングができるIoTソリューションを提供している。これを利用すれば輸送中、電源なしでCO2排出量を約40〜70%削減でき(同社調べ)、陸・鉄・海・空全ての輸送形態に対応可能としている。
前回の募集後、インド政府や国内外の企業と取引実績ができた。円安の影響はあったが、インド生産拠点設立により、売上高は前期比2倍以上の今期約5.4億円へと拡大見込み。インドでは、政府やJICA、CONCOR社と連携し、コールドチェーンのインフラ整備や標準化の推進に取り組む。第一段階として、鉄道会社の保有するターミナルへのコンテナ設置から普及させていく。併せて、現地生産を軌道に乗せ、安定供給を図る。
さらに、日本で実証したアイスバッテリー搭載電気自動車を実用化することで、物流網が未発達のインド農村地域への長距離輸送が可能となり、環境負荷の低いラストワンマイル配送の実現を目指す。さらに、UAEやエジプトでも、アイスバッテリーによる高品質なコールドチェーンの提供に向けた準備が始まっており、将来はアフリカ、ヨーロッパにも進出するための基盤が整うと構想している。
2024年は、アイスバッテリーコンテナ、冷蔵トラックをインドで現地製造化。2028年に約35万個の「アイスバッテリーシステム関連商品」の年間レンタル数量の達成、同年のIPOを計画している。
投資申込みは1口9万円 (9個)、上限5口。特定投資家は、さらに90万円、180万円、270万円、360万円、450万円、900万円、999万円の7コース で申込み可能。新株予約権者優待として、アイスバッテリーの一般消費者向け製品を提供する。
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※本記事は投資家への情報提供を目的としており、特定の企業・商品・ファンドへの投資を勧誘するものではございません。投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われますようお願い致します。
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