「その一歩に、光を。」AAR Japan、6月20日「世界難民の日」に特設サイト開設。夏募金を呼びかけ
認定NPO法人AAR Japan[難民を助ける会](以下、AAR)は、6月20日の「世界難民の日」に合わせ、特設サイトを開設した。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の最新報告で1億2,000万人(2024年末時点)を超えた世界の難民・避難民の現状を伝え、統計の数字では語れない一人ひとりのストーリーに焦点を当てることで、社会の関心を喚起し支援を呼びかける。
特設サイトでは、難民問題の基本情報や、ウクライナやガザの危機のかたわらで関心が薄れがちなアジア・アフリカの現状を解説している。世界の難民・国内避難民は日本の人口とほぼ同数に達し、その約40%を18歳未満の子どもが占めるという厳しい現実を伝えた。
AARは、具体的な支援活動として、レバノン、アフガニスタン、スーダンでの取り組みを紹介している。レバノンでは、人口1人あたりの難民受け入れ数が世界最多という状況下で、高齢者や障がい者を含む約2,500人に約4万2,000食を提供した。アフガニスタンでは、パキスタンから強制送還された帰還民に対し、地雷や不発弾の危険から身を守るための啓発活動を実施し、これまでに3万1,400人以上が受講した。また、紛争が続くスーダンでは、国内避難民868世帯に食料パッケージと生活用品を届けた。
サイトでは「難民の数だけ、未来がある」というメッセージのもと、避難先で人生を築こうとする人々の声も紹介されている。コンゴからザンビアへ避難し、5人の子を育てながら英語を学ぶカパタさんは「他の難民の人たちを助けられるようになりたい」と語る。こうした個人の物語を通して、支援の必要性を訴えかけている。
AARは本キャンペーンの一環として、難民家族の実話に基づく映画『ru(ルー)』の上映会や、チャリティグッズの販売、夏募金の呼びかけなど、市民や企業が参加できる具体的なアクションを提示した。事務局長の古川千晶氏は、支援現場で出会う難民たちの「未来を諦めず、逃れた地で新たな一歩を踏み出そうとする姿」に触れ、「皆さまの関心や行動が、そんな難民の希望をつなぐ力になると信じています」とコメントした。
【特設サイト】AAR Japan[難民を助ける会]「世界難民の日2025」
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