仮想通貨NEMの「カタパルト」 新通貨の付与方式で委員会が支持表明

「カタパルト」 新通貨の付与方式が委員会で判断

仮想通貨NEM(XEM)に関連した新たなブロックチェーン「Catapult」の新通貨CATトークン(仮)の付与方式で、マイグレーション委員会が、オプトインを支持していることがわかった。

2019年11月に委員会に関する内容として、マイグレーションチームがブログで伝えた。

オプトイン方式が最終的に採択された場合、新トークンの付与に伴い、通貨受け取りに関わる対応をユーザー自身が行う必要性が生じる。

オプトイン・オプトアウト

「オプトイン」は9月のCatapultにおけるマイグレーション(チェーンの移行)の第一次発表で明かされたトークンの付与方案で、「オプトアウト」は、その後コミュニティなどから新たに提案された付与方式となる。

「オプトイン」と「オプトアウト」とは何か、ネムの「マイグレーション委員会コミュニティ公式フォーラム」では、以下のように解説されている。

オプトイン

従来のネム(XEM)所有者が、自主的にCATトークンを受ける意思表明を行うこと。意思表明を行わない場合、CATトークンを受けないことになる。
オプトインの選択は、Catapultのローンチ前・後の期間において可能。

オプトアウト

全てのXEM所有者が最初からCATトークンを付与される前提の選択肢だ。「オプトアウト(受け取らない意思表明)」を行うことで、CATトークの付与を受け取らない選択も可能とする。

のちに「オプトイン」に変更した場合も、CATトークンを受け取ることが可能。つまり、難しい条件面を加味しなくても全XEM所有者に新通貨付与が行われる状況がスタンダードになることを意味する。

最新:オプトイン

最新ブログの発表に際し、Alex Tinsman理事長はSNSで「オプトイン」についてコメントをしている。

「マイグレーションチームは、新通貨を受けるためにすべてのXEM所有者アカウントがオプトインを選択する必要がある方式を提案する」と説明。「オプトインの表明は、カタパルトのローンチする前あるいは後でも可能だ。ローンチ後にオプトインするユーザーには、オプトインするまで新通貨はカストディに預けられる(信託方式)」と話した。

カストディに預けられる新通貨に関しては、「現時点ではどのような管理方法を採用するかは決定していないが、6年間という有効期間を仮定し、期間が過ぎれば新通貨は焼却される」と解説した。

理事長はこの付与方式の図を投稿し、イメージを具体的に説明した。

左側がローンチ後のオプトイン方式で、右側がローンチ前のオプトイン方式になる。ローンチ前にオプトインすれば、ローンチする際に、新通貨は自動的に口座に付与されるという。

出典:Alex Tinsman

なお、カタパルトのメインネットローンチ予定日は前回発表された通り、2020年2〜3月の間と予定する。

参考:ネムブログ

CoinPostの注目記事

仮想通貨NEMの「カタパルト」 メインネットの予定日程を正式公開
仮想通貨NEM(XEM)に関連した新たなブロックチェーン「Catapult」のメインネットローンチ予定日が決定。ネムの「マイグレーション委員会」が15日に発表した。
仮想通貨ネムの「カタパルト」 ブランディング委員会が初の進捗情報を配信
ネム財団のAlex Tinsman理事長は、「カタパルト」のブランディングについて、最新のアップデートを投稿した。ブランディングに関する初の進捗更新となる。

Source: 仮想通貨ニュースサイト
仮想通貨NEMの「カタパルト」 新通貨の付与方式で委員会が支持表明