クラウドリアルティの評判は?メリット・デメリットや他サービスとの比較も
投資分野で最近注目されているクラウドファンディングの中でも、融資を利用せずに少額で不動産投資が始められる「不動産投資型」は人気のサービスの一つです。
特に、国内外のユニークな投資案件を提供しているクラウドリアルティでは、1口5万円から利回り4.5~6.0%の投資案件に参加可能です。
そこでこの記事では、クラウドリアルティの特徴やメリット・デメリットを詳しく知りたい方のために、サービス内容や利用する際の注意点、口コミ・評判、他サービスとの違いをご紹介するので、参考にしてみてください。
目次
- クラウドリアルティとは?5つの特徴・メリット
1-1.国内・海外のユニークな投資案件を提供
1-2.4.5~6.0%の利回りが期待できる
1-3.運用条件が詳しく公開されている
1-4.財務基盤に強みを持つ
1-5.分別管理が徹底されている - クラウドリアルティのデメリット・注意点
2-1.最低投資金額が高め
2-2.運用期間が長い案件もある
2-3.募集案件が少ない - クラウドリアルティの口コミ・評判
- クラウドリアルティの始め方
4-1.メールアドレスの登録
4-2.投資家登録
4-3.投資家登録の完了
4-4.出資から分配金を受け取るまでの流れ - まとめ
1.クラウドリアルティとは?5つの特徴・メリット
サイト名 | クラウドリアルティ(Crowd Realty) |
URL | https://www.crowd-realty.com/ |
運営会社名 | 株式会社クラウドリアルティ |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目6番1号大手町ビル2階 FINOLAB |
設立 | 2014年 |
代表取締役 | 鬼頭 武嗣 |
資本金 | 6.3億円(2017年12月時点) |
上場有無 | 非上場 |
主要株主 | 経営陣 カブドットコム証券株式会社 グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合 新生企業投資株式会社 株式会社新生銀行 FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 三菱地所株式会社 株式会社三菱UFJ銀行 三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合 |
サービス開始年月 | 2016年2月 |
参考利回り | 4.5%~10.0% |
投資金額 | 1口5万円から(※最低口数は1口~3口と案件により異なる) |
累計応募金額 | 8億1,595万円(2020年2月時点) |
運用期間 | 12ヶ月~60ヶ月程度(案件により異なる) |
元本毀損実績 | 元本毀損実績0円(2020年2月時点) ※将来の遅延リスク・元本割れリスクを保証するものではありません。 |
クラウドリアルティは、株式会社クラウドリアルティが提供する不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
クラウドファンディングとは、ネットを通じて企業の構想・計画を広く発信することにより、その活動を支援する投資家から資金を集めるシステムです。
2014年12月に設立されたクラウドリアルティは、三菱地所や三菱UFJ銀行などの大手企業からの出資を受け、不動産分野に特化した投資型クラウドファンディング事業を展開しています。
1-1.国内・海外のユニークな投資案件を提供している
クラウドリアルティが取り扱うプロジェクト案件は、古民家再生・地域再生や観光・グルメスポットの開発・地域振興、社会貢献、海外不動産の開発・活用など幅広いのが特徴です。
クラウドリアルティの投資案件一例
- 築100年超の京町家を転借・改装して一棟貸しの宿泊施設に再生する「~紡~石不動之町.京町家再生プロジェクト」などの京都町家再生案件
- 「炭火とワインプロジェクト」「おおいた和牛プロジェクト」などのグルメスポットの開発案件
- シェアハウス併設型・企業主導型保育園事業を行うための「渋谷区上原シェア保育園」などの社会貢献型案件
- 「エストニア不動産担保ローン」などの海外不動産投資案件
投資を行いながら地域再生や社会貢献をしたい方は、公式サイトのプロジェクト一覧からチェックできるので、検討してみてください。
1-2.4.5~6.0%の利回りが期待できる
クラウドリアルティと似た投資スキームであるソーシャルレンディングでは、資金調達をしたい企業にお金を貸し付け、リターン(融資金利)が投資家に分配されます。
一方、クラウドリアルティでは不動産事業からの収益をできるだけ多く投資家に分配するため、不動産の売却益を含めた全体収益から配分を行います。案件にもよりますが、クラウドリアルティの直近の案件の年間利回りは4.5~6.0%程度です。
クラウドリアルティの投資対象・利回り・運用期間
<table summary="クラウドリアルティの投資対象・利回り・運用期間・申込額
投資リターンが利息制限法の上限金利に縛られないので、運用状況によってはより高い利回りを狙える場合もあります。
1-3.運用条件が詳しく公開されている
クラウドリアルティでは、プロジェクト案件の内容・条件が詳しく公開されており、投資判断の役に立てることが出来ます。
下記は、大阪市内の民泊施設を投資対象とした「大阪谷町六丁目ファンド」の例です。
- 融資金額4,225万円
- 運用手数料2.0%(年率)
- 運用期間24ヶ月(想定)
- 最低出資口数6口(1口5万円)
- 運営元が受け取る成果報酬(想定利回り4.5%を超過する収益の20%分)
*2020年2月時点
このような詳しい案件内容が記載されています。
このほか、立地の詳しい情報や対象物件を運営する会社の紹介、想定利回りの根拠を解説するなど、投資判断の参考になる情報が豊富に提供されているのが特徴です。
1-4.財務基盤に強みを持つ
運営会社である株式会社クラウドリアルティは、以下のとおり三菱UFJ銀行等のメガバンクや三菱地所株式会社、カブドットコム証券株式会社などの大手企業から資金調達を行っており、財務基盤に強みを持っています。
経営陣以外の主要株主(2020年2月時点)
- グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合
- 新生企業投資株式会社
- 株式会社新生銀行
- FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合
- みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合
- 三菱UFJ銀行
- 三菱地所株式会社
- 三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合
1-5.分別管理が徹底されている
クラウドリアルティでは、顧客資金は会社資金とは厳格に分別管理されています。
投資家が入金した資金は、クラウドリアルティの口座とは別個の口座で管理され、個々のプロジェクトごとに不動産事業実施主体である子会社を設立し、その子会社ごとに銀行口座を作成して個別に管理を行っています。
分別管理を行うことで、子会社やクラウドリアリティの経営状況が悪化した場合でも、投資家の資産が保護される仕組みとなっています。
2.クラウドリアルティのデメリット・注意点
次に、クラウドリアルティにはどのようなデメリットや注意点があるのかを見ていきましょう。
2-1.最低投資金額が高め
クラウドリアルティにおける1口当たりの出資金額は5万円ですが、出資口数はプロジェクト案件により異なります。
例えば、上記の民泊施設を投資対象とした案件の出資口数は6口ですが、宮崎市内のコワーキングスペースを投資対象とした案件の出資口数では3口、大阪市の飲食施設を投資対象とした案件の出資口数は2口と様々です。
他の不動産投資型クラウドファンディングの中には、1口1万円から参加できるサービスもありますが、クラウドリアルティの案件を検討する際は、投資金額として十数万円以上のまとまったお金を用意しておくと良いでしょう。
2-2.運用期間が長い案件もある
クラウドリアルティのプロジェクト案件の運用期間は、案件により異なりますが、短いもので1~2年、長いものでは3~5年となっています。クラウドファンディング投資では、運用期間中の解約は原則できないため、その間自由にお金を引き出すことができません。
また、運用期間が長期に渡ると、不動産市況や投資環境が変化して、当初予定していた収益を上げることが難しくなる場合もあります。そのため、投資を行う際には上記のリスクを念頭に置き、生活資金や借金ではなく、余裕資金を使うことが大切です。
2-3.募集案件が少ない
クラウドリアルティは2014年12月の設立以来、プロジェクト案件で運用終了したものが2件、運用中が15件、募集中が1件の計18件(2020年2月時点)と、他のクラウドファンディングと比較して、やや案件が少ない状況です。
応募できる案件は限られていますが、クラウドリアルティは「紹介できる案件が決定次第、随時リリースする予定」としているので、会員登録やメールマガジンの登録を済ませておくと、いち早く新情報を掴むこともできます。
3.クラウドリアルティの口コミ・評判
次に、クラウドリアルティを利用している方の口コミや評判をいくつかピックアップしてご紹介します。
「プロジェクト案件が多彩で魅力的」
「不動産投資型クラウドファンディングで海外にも投資ができるサービスは貴重」
「主要株主がメガバンクなどの大手企業なので安心感がある」
「最低投資金額が5万円は少し高い」
「応募できる案件が少ない」
「運用期間はもう少し短いものがいい」
*個人の感想です。サービスの詳細や最新情報などについては、クラウドリアルティのウェブサイトで直接ご確認下さい。
様々な評判や口コミがありますが、海外ファンドにも投資ができるなどプロジェクト案件の種類が豊富な点を評価する声が多く見られます。
また、口座開設時に、出資に使えるポイントを付与してくれるキャンペーンが実施されていることもあるので、お得に始められるきっかけになっているという声もありました。
一方、「応募できる案件を増やして欲しい」「運用期間はもう少し短いものがいい」などの要望も見られます。
クラウドリアルティではプロジェクトごとに子会社を設立して資産を分別管理するなど、投資家保護の観点を重視しているので、新案件の発掘に時間がかかる場合もあります。
なお、案件の内容によっては、即日成立した「KIW.宮崎プロジェクト」のように1日で募集が打ち切られるケースもあります。
新規案件に応募したい方は、新着情報を出来るだけチェックする必要があるでしょう。
4.クラウドリアルティの始め方
クラウドリアルティで口座を開設して投資を始める手順をご紹介します。まず、口座開設は以下の3ステップの流れになります。
- メールアドレスの登録
- 投資家登録
- 口座開設の完了
4-1.メールアドレスの登録
クラウドリアルティのウェブサイトを見るから「会員登録」をクリックし、次の画面で連絡用メールアドレスを入力・送信します。クラウドリアルティから確認メールが届くので、メール内に記載されている数字を画面に入力し「確認」をクリックします。
次に、ニックネームと氏名を入力し、「利用規約に同意する」にチェックを付けて送信します。再度確認メールが届くので、クリックします。
4-2.投資家登録
会員登録の完了後に表示される「投資家登録」ボタンをクリックし、「個人として登録」を選択します。承諾書・同意書を確認し、チェックを付けて送信します。
次に以下の個人情報を入力し、銀行の通帳・キャッシュカード・ネットバンキング画面のいずれかの画像を送る必要があります。
- マイナンバー
- 住所などの基本情報
- 資産、投資についての情報
- 払い戻しの銀行口座情報
4-3.口座開設の完了
個人情報を登録すると、登録住所あてに本人確認ハガキが届きます。ハガキが届いたことを確認すれば、投資家登録・口座開設の完了となります。
4-4.出資から分配金を受け取るまでの流れ
口座開設の後は、預託金口座への入金をします。まず、クラウドリアルティのマイページから預託金口座への入金を行います(振込手数料は顧客負担)。
次にクラウドリアルティのプロジェクト一覧から、出資したいプロジェクトを選んで申込みを行います。プロジェクトが成立した場合は、内容の確認メールが送られてきます。
運用期間中に利益が発生すれば、投資家登録時に入力した銀行口座に分配金が振り込まれます。なお、振込時期はプロジェクトにより異なるため、各プロジェクトのページで確認しましょう。
5.まとめ
クラウドリアルティは、国内・海外の不動産案件を提供しており、同業他社には見られないユニークなプロジェクトも含まれています。
最低投資金額は他のサービスと比較して高めですが、不動産売却益を含めた全体収益から各投資家に配分や払い戻しが行われる特徴があります。
なお、運用期間は1年以上に及ぶこともあるため、投資に回すお金は余裕資金で行うことが大切です。
また、クラウドリアルティで投資家登録をすると、投資家限定イベントの招待や、新規プロジェクトの詳細などの会員限定のコンテンツが閲覧可能になります。興味のある方はこの記事を参考に検討してみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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