TAOTAOとbitFlyerどっちがおすすめ?機能や手数料・取扱通貨・レバレッジなど徹底比較!
仮想通貨投資を始めようと考える人でも、多くの仮想通貨取引所があることからどの取引所を選べばよいか迷うこともあるでしょう。
国内取引所にも様々な仮想通貨取引所がありますが、その中にはYahooグループの関連会社が仮想通貨交換業を行うTAOTAOや、日本の主要メガバンク(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルなど)から出資を受けているbitFlyerは、国内でも有数の仮想通貨取引所です。
どちらも日本の上場企業が出資している点で信頼度の高く、初心者から上級者まで広く利用している取引所です。ここでは、それぞれの取引所の機能や手数料、取扱通貨など様々な部分を比較することでどちらが利用しやすいのかなど、TAOTAOとbitFlyerはどっちがおすすめなのか解説していきます。
目次
- Yahooグループが出資する仮想通貨取引所TAOTAO
1-1. スマホアプリから現物取引とレバレッジ取引が可能
1-2. 本格的なトレード向けの注文機能、分析ツール
1-3. 最先端セキュリティ技術WAFを導入した安全の資産管理 - 主要メガバンクが出資する仮想通貨取引所bitFlyer
2-1. ビットコイン取引量国内 No.1、「bitFlyer Lightning」
2-2. 利用率国内No.1、多機能スマホアプリ「bitFlyerウォレット」
2-3. セキュリティNo.1評価の仮想通貨取引所 - TAOTAOとbitFlyerの取扱通貨・手数料など徹底比較!
3-1. 取扱仮想通貨の比較
3-2. 取引所形式と販売所での比較
3-3. 各種手数料の比較
3-4. ロスカットルール、証拠金対応通貨
3-5. 注文方法 - まとめ
①Yahooグループが出資する仮想通貨取引所TAOTAO
2017年5月26日に設立された「TAOTAO」は、Yahooグループの関連会社であるTaoTao株式会社が運営する仮想通貨取引所です。日本の大手インターネット企業Yahooの100%子会社(Zコーポレーション)が資本参加するということで話題となりました。TAOTAOの代表取締役を務める荒川佳一朗氏はYahoo系列のワイジェイFX株式会社の代表を就めた経歴があります。TAOTAOのサービスでは随所でこうしたバックグラウンドが活かされており、これまで業界で多発してきたサイバーリスクへの対策も強化しています。
1-1. スマホアプリから現物取引とレバレッジ取引が可能
TAOTAOの販売所は、現物取引(ビットコイン、イーサリアム)とレバレッジ取引(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ)を提供しており、スマホアプリで現物/レバレッジ取引の両方を利用できます。販売所の提示価格は通常、相場の急変時に買値(Ask)と売値(Bid)の差「スプレッド」が広がる場合がありますが、TAOTAOではそうしたスプレッドが表示されています。この仕組みにより、ユーザーは不利な相場環境での取引を踏みとどまり、スプレッドの小さい時期を選んで少しでも多くの資産を取引できます。
1-2. 本格的なトレード向けの注文機能、分析ツール
TAOTAOでは、現物/レバレッジ取引、及びPC/スマホ版でそれぞれ利用できる注文機能が異なります。例えば現物取引の場合は、PC版取引ツールで「ストリーミング注文、指値注文、逆指値注文、OCO」、スマホアプリからは「いますぐ注文(ストリーミング注文)、予約注文(指値注文、逆指値注文)」が利用できます。外出先からもスマホでストレスを感じることなくトレードできるように設計されています。
さらに同社の「Trade Blotter(トレードブロッター)」では、レバレッジ取引参加者の「未決済建玉、指値、歩み値」の準リアルタイムデータをレポーティングしています。1時間ごとに30分前の情報が更新されるので、ポジション動向を分析してトレード戦略に役立てることができます。
1-3. 最先端セキュリティ技術WAFを導入した安全の資産管理
TAOTAOは、サイバー攻撃から利用者個人の資産や自社の資産を守るクラウド型「WAF(ウェブアプリ・ファイアーウォール)」のほか、24時間365日のセキュリティシステムの監視・運用を行う「マネージドセキュリティサービス for Incapsula」を導入しています。これにより、システムやネットワーク侵害による仮想通貨不正送金などの被害を抑えるための、セキュリティ対策を講じています。また、2段階認証を設定した口座を対象とした「なりすまし」による損害について、1回の請求で最大100万円を補償しています。なりすましのリスクには、主にログインIDやパスワードの盗難での不正ログインによる不正出金があります。
②主要メガバンクが出資する仮想通貨取引所bitFlyer
株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所bitFlyerは、国内の主要メガバンクやベンチャーキャピタル(SMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタル等)から出資を受けています。2014年に創業しており、ビットコイン取引量は国内No.1を維持しています(Bitcoin 日本語情報サイト調べ)。
2-1. ビットコイン取引量国内 No.1、「bitFlyer Lightning」
bitFlyer Lightningは、仮想通貨の現物取引(BTC/JPY、ETH/JPY、ETH/BTC、BCH/BTC)、FX(BTC-FX/JPY)、先物取引(BTC/JPY)に対応しており、特にビットコイン取引量は国内No.1を維持しています(Bitcoin 日本語情報サイト調べ。2018 年国内取引所の総月間出来高、現物/差金決済/先物取引を含む)。
bitFlyer Lightningでは、指値、成行、ストップ注文や特殊注文(IFD、OCO、IFDOCO)が利用できます。取引ツールに加えて、チャート、ニュース、チャットツールも一画面で表示できるので、トレード中にリアルタイムな情報収集が可能です。
2-2. 利用率国内No.1、多機能スマホアプリ「bitFlyerウォレット」
bitFlyerのスマホアプリ「bitFlyerウォレット」からは販売所や取引所、bitFlyer Lightning を利用できます。その他にも、「実店舗でのビットコイン決済」、「Tポイントとビットコインの交換」、「ショッピングの還元ポイントをビットコインでもらう機能」も管理できます。あらゆるサービスを一元管理できるbitFlyerウォレットは2019年8月にマクロミルが実施した調査で「仮想通貨アプリ利用率国内 No.1」に選ばれています(仮想通貨ユーザー20~59歳の男女1,033人)。
2-3. セキュリティNo.1評価の仮想通貨取引所
bitFlyerは2014年の創業以来一度もハッキング被害に遭っておらず、顧客保護や強固なセキュリティ確保に力を入れています。Sqreen社の調査によると、世界140 の仮想通貨取引所の中でセキュリティNo.1の評価を獲得しています。bitFlyerでは、二段階認証を登録しているユーザーが第三者にメールアドレスやパスワード等を盗まれ、不正に日本円を出金される被害に遭った場合、最大500万円の補償を受けることができます。
③TAOTAOとbitFlyerの取扱通貨・手数料など徹底比較!
3-1. 取扱仮想通貨の比較
TAOTAO | bitFlyer | |
取扱仮想通貨 | ビットコイン、イーサリアム、(XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ :レバレッジ取引のみ) | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン |
3-2. 取引所形式と販売所での比較
TAOTAO | bitFlyer | |
販売所 | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ :レバレッジ取引のみ) | ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン |
取引所 | − | ビットコインのみ (bitFlyer Lightning:ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ) |
レバレッジ通貨ペア | BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY、LTC/JPY、BCH/JPY | BTC/JPY |
最小注文数(BTC) | 0.001BTC | 販売所:0.00000001 BTC 簡単取引所:0.001 BTC Lightning 現物:0.001 BTC Lightning FX:0.01 BTC Lightning Futures:0.001 BTC |
3-3. 各種手数料の比較
TAOTAO | bitFlyer | |
取引手数料 | 取引所:なし | 0.01%〜0.15% |
レバレッジ手数料 | 建玉金額×0〜0.041%/日(2020年3月18日まで無料キャンペーン中) | 建玉金額の0.04%/日 |
法定通貨出金手数料 | 無料 | 三井住友銀行宛:3万円未満216円、3万円以上440円 その他の銀行宛:3万円未満540円、3万円以上770円 |
仮想通貨出金手数料 | 無料 | ビットコイン:0.0004BTC イーサリアム:0.005ETH XRP:無料 ビットコインキャッシュ:0.0002BCH ライトコイン:0.001LTC リスク:0.1LSK イーサリアムクラシック:0.005ETC モナコイン:無料 |
3-4. ロスカットルール、証拠金対応通貨
TAOTAO | bitFlyer | |
レバレッジ倍率 | 4倍 | 1倍〜4倍 |
ロスカット発生 | 証拠金維持率80%以下 | 証拠金維持率50%以下 |
証拠金利用通貨 | 日本円、ビットコイン、イーサリアム | 日本円、ビットコイン |
3-5. 注文方法
TAOTAO | bitFlyer | |
成行、指値、IFD、OCO、逆指値注文 | 〇 | 〇 |
IFDOCOC | × | 〇 |
ストリーミング注文、IFO、FIFO、注文一括決済、クイック決済 | 〇 | × |
※2020年2月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトをご覧ください。
④まとめ
TAOTAOは5種類の仮想通貨でレバレッジ取引ができ、各種手数料設定も他社と比較して有利に設定されています。またスプレッドの表示やマーケット情報の準リアルタイムデータの公開など、透明性の高い運営方針が評価されて、投資家の間で話題となるケースも増えてきています。
bitFlyerは国内 No.1のビットコイン取引量を誇り、取引ツールも充実しています。初心者はもちろん、ビットコイン保有者向けの決済ツールなど、幅広いニーズをカバーしています。ビットコイン投資に興味はあるけど、投資資金を割り当てることに躊躇している人は、「ビットコインがもらえる」や「Tポイントをビットコインに交換」といったお手軽なサービスから利用してみることをおすすめします。
仮想通貨取引業社を選ぶ際に、セキュリティ対策が整備されているかどうかは大切なポイントです。大企業から出資を受けるTAOTAOとbitFlyerは、どちらもセキュリティ対策や補償制度といった、顧客が安心して取引できる体制を整えています。一方で、どちらの取引所にも特徴があるので、自分の目的に合った取引所で仮想通貨投資をしてみるとよいでしょう。TAOTAOとbitFlyerの両社ともに口座開設は無料でできますので、両社を用途に応じて使い分けることもおすすめです。これを機にぜひ確認してみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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