スマホで不動産投資「CREAL(クリアル)」のメリット・デメリット
少額投資の中でも不動産投資型クラウドファンディングとして不動産分野に特化したCREAL(クリアル)には様々な特徴があります。
CLEALは、1万円から不動産投資ができるサービスで、運用期間は1年未満の短い案件も多く、複数の短期案件に投資することでリスクを抑えつつ、リターンを狙うことができます。
そこでこの記事では、CLEALの特徴やメリット・デメリット、投資を行う上での注意点のほかCLEALの始め方について詳しくご紹介します。
少額で行える不動産投資に関心のある方、投資対象である物件内容をしっかり確認して投資判断をしたい方などは、参考にしてみてください。
目次
- CLEALとは?7つの特徴・メリット
1-1.CREALは1万円から不動産投資ができる
1-2.CREALは投資対象の詳細を確認できる
1-3.CREALはホテルや学校にも投資ができる
1-4.CREALは配当金を毎月受け取れる
1-5.CREALは分別管理・優先劣後出資等で投資家保護を図っている
1-6.CLEALでは全ての取引がスマホで完結する - CLEALのデメリット・注意点
2-1.投資型クラウドファンディングのため、元本が保証されるわけではない
2-2.CREALで運用している間は原則資金を引き出せない
2-3.利回りは他の投資型クラウドファンディングと比較して控えめ
2-4.人気案件には応募できない場合もある - CLEALの始め方
3-1.会員登録
3-2.投資家登録
3-3.CREALへ投資金の入金
3-4.投資申込・運用 - まとめ
1.CLEAL(クリアル)とは?7つの特徴・メリット
サイト名 | CREAL |
URL | https://creal.jp/ |
運営会社名 | 株式会社ブリッジ・シー・キャピタル |
本社所在地 | 東京都中央区銀座2-16-11 片帆ビル3階 |
設立 | 2011年 |
代表取締役 | 横田 大造
宅地建物取引士、不動産証券化マスター、医療経営士 2000年、アクセンチュア株式会社入社。2005年、オリックス株式会社にて不動産ファイナンス業務に従事した後、2007年、ラサールインベストメントマネージメント株式会社にて、オフィス、レジデンシャル、商業施設等への投資業務に携わる。2011年、株式会社新生銀行に転職し、病院や介護施設を担保としたノンリコースローンファイナンス業務に従事する一方、ヘルスケアREITの企画・設立を担当。投資運用部長として物件取得業務を統括する。2017年4月より株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの経営に参画し、代表取締役社長に就任。グループの不動産テック事業およびヘルスケア開発ファンド事業の責任者として各種新規事業を牽引。早稲田大学政治経済学部卒。 |
資本金 | 100,000,000円 |
上場有無 | 未上場 |
サービス開始年月 | 2018年11月 |
参考利回り | 4%~5%(※運用2年目から利回り6%の案件あり) |
投資金額 | 1万円から |
累計応募金額 | 40億円超(2020年3月時点) |
運用期間 | 4ヶ月~24ヶ月程度(案件により異なる) |
元本毀損実績 | 元本毀損実績0円(2020年3月時点) |
※2020年3月時点の情報となります。最新情報に関しては上記サイトを御覧ください。
CLEAL(クリアル)は、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングです。
クラウドファンディングとは、ネットを通じて企業の事業計画を広く発信することにより、その活動を支援してくれる投資家から資金を集めるインターネット上の仕組みです。
CLEALは2018年11月にサービス開始となったばかりですが、ファンドの累計調達額は40億円を突破し、満額組成したファンド数は26に及びます(うち11ファンドはすでに償還済み。2020年3月時点)。
それでは、CLEALの特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。
1-1.CLEAL は1万円から不動産投資ができる
現物の不動産投資を始めようとすると数百万~数千万円のまとまった資金や、金融機関からの融資が必要になります。このため、資金的な理由から不動産投資を諦める方も少なくなく、取得後の不動産管理も手間になるなどのデメリットがあります。
一方、CLEALでは、個々の投資家の資金がまとめられて不動産投資案件に出資される仕組みになるため、投資家一人あたりの負担額は全ての案件について1万円からの投資が可能です。
現物不動産投資では難しい分散投資も、CREALでは少額で行え、手軽にリスク分散を図ることができるのもメリットです。
1-2.CLEALは投資対象の詳細を確認できる
クラウドファンディング投資で案件を選ぶ際は、投資対象に関する情報を十分に把握した上で投資判断を行う必要があります。
しかし、借り手の資金需要に対して投資家から集めた資金を貸し付けるソーシャルレンディングでは、投資先情報が匿名化されることがあり、詳細情報の把握が難しいケースがあります。
それに対し、CLEALは不動産投資型クラウドファンディングであり、不動産特定共同事業法の適用を受けます。そのため、投資先情報を詳細に確認することが可能です。
建物名や所在地をはじめとして、会員限定情報では不動産調査価格の報告書などが確認できることから、より慎重な投資判断を下すことが可能になります。
1-3.CLEALはホテルや学校にも投資ができる
個人が不動産投資を行う場合、資金的な理由から対象物件はアパートやマンションの1室などに絞られるなど、投資対象を自由に選ぶことは難しくなります。
一方、CLEALでは、個人投資では難しいホテルや学校、保育園などの不動産に1万円から投資することができます。
また、CLEALは投資家への収益面でのメリットだけでなく、施設の取得・運営を通じて、「保育所不足を解消して子育て支援を行う」「地域の若い人材を育成する」「ホテルへの投資を通じて地域を活性化する」などの社会貢献的な役割も果たしています。
このように、不動産投資をしながら社会貢献ができるのもCLEALの特徴です。
1-4.CLEALは配当金を毎月受け取れる
同じクラウドファンディングでも配当のタイミングはそれぞれ異なっており、半年に1回、または年に1回などのタイミングとしているサービスがあります。
なお、CLEALでは配当金を毎月受け取れるのが特徴です。利回りはおおよそ4%前後で、運用期間は12カ月程度の案件が多く、短いものだと4カ月、長いものだと24カ月以内です。
不動産投資でありながら運用成果をこまめに確認することができるので、投資初心者の方でもチャレンジしやすいでしょう。
※運用の成果によっては、配当を受け取れないこともあります。詳しくはファンドごとのリスク情報などをご確認下さい。
1-5.CLEALは分別管理・優先劣後出資等で投資家保護を図っている
CLEALでは信託銀行を活用し、投資家から集めたお金と運営社のブリッジ・シー・キャピタルが保有する資産とを分別管理しています。そのため、仮に運営社が破綻した場合でも投資家資金は基本的に返還される仕組みとなっています。
また、CLEALでは募集する全ての案件に対し、運営者であるブリッジ・シー・キャピタル自身も劣後出資者として10~20%程度の出資を行っています。
このような出資形態を優先劣後出資といい、投資で損失が発生した場合に劣後出資者のブリッジ・シー・キャピタルから先に損失を負担することとなります。
優先劣後出資の範囲内において、優先出資者である一般投資家は保護されるという仕組みです。
さらにCLEALでは、空室リスク回避の手段として子会社とマスターリース契約を活用して、家賃収入が途絶えないような対策を講じています。
マスターリース契約とは、不動産会社が投資物件を一括して借り上げ、第三者に転貸する方式です。
マスターリース契約のメリットは、長期に渡る空室や家賃滞納が発生した際に、一括借り上げを行っている会社(この場合、子会社のブリッジ・シー・エステート)から家賃保証を受けることができます。
1-6.CLEALでは全ての取引がスマホで完結する
CLEALでは、投資家登録から投資案件の情報収集、投資申込、運用状況の確認など全ての手続きをスマートフォンやパソコンで行うことができます。
普段は仕事で忙しい方でも手軽にアクセスして手続きを終わらせることができ、本業の忙しい方でも利用しやすい点はメリットと言えるでしょう。
2.CLEALのデメリット・注意点
クラウドファンディング投資ではデメリットやリスクについてもしっかりと確認しておくことが大切です。
ここからはCLEALのデメリットや注意点について解説します。
2-1.投資型クラウドファンディングのため、元本が保証されるわけではない
CLEALの不動産投資では、運営者であるブリッジ・シー・キャピタルも10~20%の劣後出資を行っており、損失は劣後の出資分によって補填される仕組みになっています。この優先劣後の仕組みにより、一定の範囲内で投資家の出資金の保護が図られています。
しかし、不動産相場の暴落など想定を超える損失が発生し、ブリッジ・シー・キャピタルが補填できない場合においては投資家に影響が及ぶ可能性があります。
このように不動産投資型クラウドファンディングであるCREALでは、投資元本が保証されているわけではないことに留意しておきましょう。
2-2.CREALで運用している間は原則資金を引き出せない
CLEALにおける投資案件の運用期間は、個別の案件により異なりますが6~24月間程度となっています。運用期間中の途中解約は原則できず、その間は投資資金が拘束されることになります(やむを得ない事情がある場合のみ解約が可能です)。
運用期間が長期化すると、景気動向や不動産市況の変化に対応出来ず、価格変動リスクの影響を受けやすくなるため注意しましょう。
CLEALで投資案件を選ぶ際は、そのようなリスクを踏まえて案件ごとの運用期間にも注目し、投資の前段階で慎重に検討することが大切です。
2-3.利回りは他の投資型クラウドファンディングと比較して控えめ
CLEALにおける投資案件の想定利回りは年率で4%程度となっており、海外案件を扱う投資型クラウドファンディングや、ソーシャルレンディング等と比較してやや低い数値になっています。
また、CREALは不動産の運用による賃料収入や売却益を投資家に分配する仕組みをとっているため、一定の投資期間を必要としています。
優先劣後出資などの安全性を高める取り組みがされている一方で、短期間で大きな利益を狙う投資法ではない点には注意しましょう
2-4.人気案件には応募できない場合もある
現在CLEALでは募集中の案件はなく、全26ファンド中の全てが運用中か運用完了となっています(2020年3月23日時点)。
なお、CLEALの案件は募集期間を待たずして募集金額に達することもあるので注意が必要です。例えば、2020年2月12日に募集を開始した「関町北保育園プロジェクト」は、開始から17日間で資金調達を完了し、募集期間は前倒しで終了しました。
このように新規案件の募集開始時は、プロジェクト内容や想定利回りによってはすぐに受付を終了することもあるので、タイムリーな申し込みが必要になる場合もあるでしょう。
なお、CLEALでは、投資案件に申し込む前に必要資金を入金しておく必要があるので、留意しておきましょう。
3.CLEALの始め方
次に、CLEALで不動産投資を始める手順・方法を確認しておきましょう。CLEALではスマートフォンやパソコンから次の4ステップで手続きを完了することができます。
- 会員登録
- 投資家登録
- 入金
- 案件を選んで申し込み
3-1.会員登録
まずは、CLEALの会員登録ページからメールアドレスとパスワードを登録します。登録したメールアドレス宛にCLEALから認証メールが届くので、認証メール本文中のリンクをクリックすると会員登録が完了します。
3-2.投資家登録
会員登録が完了した後は、投資家登録ページから本人確認情報を入力します。この時、本人確認書類として運転免許証などの書類が必要になります。
本人確認情報を入力すると、CLEALにおいて審査が行われます。審査は、3~5営業日程度かかります。審査が完了すると、登録した住所宛にハガキが届きます。ハガキを受け取ってから1日以内に自動で投資家登録が完了します。
なお、審査で一定の基準を満たせない場合は登録ができないことがあります。
3-3.CREALへ投資金の入金
投資家登録が完了した後は、専用口座が開設されます。投資資金の振込先金融機関は楽天銀行です。振込みが完了するとマイページ内の「資産状況」に振り込んだ金額が預金として反映されます。
なお、振込手数料は投資家側の負担となります。また、振込の際は、投資家本人名義の銀行口座から振り込む必要があります。
3-4.案件を選んで申し込み
お客様専用口座に入金が完了した後は、ファンド一覧から自由にファンドを選んで投資申込ができます。運用中は毎月分配金が配当され、配当状況や配当予定はマイページからいつでも確認することができます。
まとめ
1万円から不動産投資ができるCLEALは、リスクを抑えながら毎月の配当が期待できるクラウドファンディング投資です。
不動産投資型クラウドファンディングであるCREALでは投資先情報が詳細に公開され、事前に詳細情報を確認することができます。これまで不動産投資の経験がなかった方にも適したサービスと言えるでしょう。
この記事を参考にCLEALを始める際は、案件の特徴やリスク・注意点などを慎重に確認した上で応募するようにしましょう。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
スマホで不動産投資「CREAL(クリアル)」のメリット・デメリット