dポイントで株投資「日興フロッギー+ docomo」おすすめの使い方は?注意点も
「貯蓄から投資へ」の流れが本格化する中で、新しい形の投資サービスが次々と登場しています。その中でも特に話題を集めているのが「日興フロッギー+ docomo」です。SMBC日興証券とドコモのdアカウントを連携させればdポイントで株を購入できるなど、手軽に投資を行えるのが特徴です。
そこでこの記事では、日興フロッギー+ docomoの特徴やおすすめの使い方、利用する際の注意点について詳しくご紹介します。dアカウントはドコモと回線契約していない方でも発行することができるので、ドコモユーザー以外の方も参考にしてみてください。
目次
- 日興フロッギー+ docomoの特徴・メリット
1-1.dポイントで投資ができる
1-2.株式投資でdポイントがもらえる
1-3.100円から株式を購入できる
1-4.日興フロッギーの記事を読んですぐ投資ができる
1-5.特典・キャンペーンが多い
1-6.NISAに対応している - 日興フロッギー+ docomoの使い方
2-1.ポイント投資で資産を作る
2-2.トレードをしながらdポイントを貯める
2-3.記事で投資の勉強をしながら実践する - 日興フロッギー+ docomoの注意点・デメリット
3-1.SMBC日興証券の口座とdアカウントが必要
3-2.投資信託は扱っていない
3-3.売却手数料はやや高め - まとめ
※本記事内の数値は2020年4月調査時点のものとなります。
1 日興フロッギー+ docomoの特徴・メリット
会社名 | SMBC日興証券株式会社 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内3-3-1 |
設立 | 2009年6月15日 |
資本金 | 100億円 |
従業員数 | 10,144人(2019年12月31日現在) |
株主 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループ100% |
国内営業拠点 | 141店舗 |
「日興フロッギー+ docomo」は、証券会社大手のSMBC日興証券と、携帯電話サービス大手のドコモがパートナーとなって行っている投資サービスです。
「日興フロッギー」は、SMBC日興証券が提供する投資初心者向けのサービスで、様々な企業の紹介記事を読んで株式投資や企業について学びつつ、気に入った企業があればそのまま株式を購入することができます。単元株未満の取引が可能なので100円から株式投資を行うことができ、購入可能な銘柄は国内株式やETF(上場投資信託)など約3,700銘柄に及びます。
日興フロッギー+ docomoでは、ドコモの「dアカウント」とSMBC日興証券の証券口座を連携させることで、dポイントを株式の購入に利用できます。現金を投資に回すことに抵抗のある方でも、余ったdポイントを投資に活用したり、ポイントを現金化したりすることもできるので便利です。
SMBC日興証券はdポイントクラブ加盟店になっているので、日興フロッギー+ docomoでdポイントを貯められるほか、SMBC日興証券の「ダイレクトコース」の株式取引等でも貯めることができます。
それでは、日興フロッギー+docomoの詳しいサービス内容やメリットを見ていきましょう。
1-1 dポイントで投資ができる
日興フロッギー+ docomoでは、dポイントで株を購入することができます。1ポイントが1円として利用できるため、購入時の計算も簡単で、dアカウントでポイント履歴の管理がしやすいのも特徴です。使う予定のないdポイントがあれば、現金を使う投資に抵抗感がある方でも始めやすいでしょう。
また、dポイントで株式を購入した後、売却した際は現金になるので、ポイントを現金化したい方にもおすすめです(ただし、手数料もかかります)。
1-2 株式投資でdポイントがもらえる
SMBC日興証券は、証券会社として初めてdポイントクラブの加盟店となった企業です。日興フロッギー+ docomo だけでなく、SMBC日興証券の「ダイレクトコース」の契約者も株式投資を通してdポイントを獲得することができます。
日興フロッギー+ docomoでは、手数料(スプレッド)が発生する株式取引(売り取引または100万円超の買い取引)を実施した場合、売買約定金額500円につき1ポイントを獲得できます。
また、ダイレクトコースでの株式取引も、各ステージ基準と毎月の現物株式の委託手数料(月間合計)に応じたポイントが受けられます。200円につき1~5ポイントの「dポイント」を受けることができるので、新規に口座を開設する方だけでなく、すでにSMBC日興証券の口座を持っている方にとってもメリットがあります。
日興フロッギーで購入する株は配当金やキャピタルゲイン(売買差益)が期待できるほか、一定株数に達すれば株主優待の権利を得ることもできます。取得したポイントを再投資に回すことで、複利効果も期待できるでしょう。
1-3 100円から株式を購入できる
日興フロッギー+ docomoは、100円から株式の購入が可能なので、投資初心者や資金に余裕のない方でも行いやすいのが特徴です。
また、購入時手数料は、100万円以内の取引までなら無料なので、ストレスなく資産を積み立てていくことができます(ただし、売却時手数料は0.5%発生します)。
なお、100万円超の取引においては、購入金額の1%の手数料が発生します。一般的にはネット専業の証券会社で同程度の取引を行うと、手数料は数百円程度、担当者が付く証券会社の支店窓口での取引でも数千円程度なので、手数料はやや割高になります。
日興フロッギー+ docomoを利用する際に手数料の負担が気になる方は、なるべく少額で分割して株式の購入を進めていくのがおすすめです。
1-4 日興フロッギーの記事を読んですぐ投資ができる
日興フロッギーの最大の特徴は、記事中に登場する銘柄の購入画面へのリンクが記事中にあり、記事を読んですぐに株式購入ができるところです。
記事は投資の勉強のためにも役立つものが多く、対象企業についての多くの情報を得ることができます。気になる企業があればそのまま株式を購入できるので、後回しにして投資機会を逃すこともありません。
対象銘柄は約3,700と豊富ですが、投資初心者の方にとっては選ぶのが難しい場合もあるでしょう。しかし、日興フロッギーの記事が案内役となってくれるので、投資の学習をしながら投資方針に合った企業を見つけることができます。
1-5 特典・キャンペーンが多い
日興フロッギー+ docomoでは、投資未経験者にも親しんでもらうため、様々なキャンペーンが企画されています。
2020年4月現在、特定の記事を読むと1記事あたり3ポイントのdポイントをもらえるキャンペーンや、dアカウントの連携で最大200ポイントがもらえるキャンペーン、総額300万ポイントを山分けするキャンペーンなど、メリットのわかりやすい特典やキャンペーンが用意されています。
1-6 NISAに対応している
NISAとは、1年あたり120万円分までの投資額に対する売却益や配当金が非課税になる制度で、非課税措置は始めた年から最大5年間となります。日興フロッギー+ docomoはこのNISA口座にも対応しているので、dポイントを使用する少額投資でも節税を意識した運用が可能になります。
少額投資では、取引手数料や所得税のために思ったような利益が出ないこともありますが、NISAの非課税枠の範囲で取引することによって、証券取引における20%の所得税がなくなるので、利益を確保しやすくなります。
2 日興フロッギー+ docomoの使い方
日興フロッギー+ docomoの使い方について、投資初心者の方にもおすすめの利用方法をご紹介します。
2-1 ポイント投資で資産を作る
dポイントはキャッシュレス決済やdポイントクラブ加盟店、ドコモのサービス利用などで獲得することができ、また他のポイントサービスと比較して還元率も高めなのが特徴です。普段からdポイントが貯まりやすい買い物を意識すれば、dポイントを投資に回すことで現金化できる上、資産として増やすチャンスも得られます。
損失が出ても投資したポイント以上にはならないので、家計を圧迫することもないでしょう。普段通りの生活をしながら資産を増やしていけるため、ストレスなく資産形成を狙える方法です。
2-2 トレードをしながらdポイントを貯める
日興フロッギー+ docomoでは、株式投資を行うぶんに応じてdポイントが獲得できます。これはSMBC日興証券のオンライントレードやフロッギーからのトレードでも同様です。様々な形のトレードを行いつつ、手元のdポイントを増やしていくのもおすすめです。
貯まったdポイントは旅行や買い物に使えるほか、ドコモの支払いや再投資にも回せます。dポイントも配当の一部と考えれば、投資スタイルはさらに広がるでしょう。
2-3 記事で投資の勉強をしながら実践する
日興フロッギー+ docomoでは投資の学習に役立つ様々なコンテンツが提供されています。特に初心者向けの内容が充実しており、親しみやすく読みやすい記事もあるため、投資用の便利な教材ツールとして活用できます。記事を読みながら投資の基本や資産運用のノウハウを自然と身に付けることができるでしょう。
そして、学習した後すぐに実践できるのが日興フロッギー+ docomoのメリットです。dポイントなら現金を使わずに株を購入することができます。架空の口座で取引を行うバーチャルトレードとは異なり、ポイントで購入した株式は配当金やキャピタルゲインを狙うことも可能です。
日興フロッギーの操作画面で「マイ資産」をチェックすれば保有株数をすぐに確認することができるので、株主優待の権利を得るまであと何株必要なのかもわかります。初心者の方でも投資家として着実かつ効率的なステップアップを狙えるのが、日興フロッギー+ docomoの特徴です。
3 日興フロッギー+ docomoの注意点・デメリット
日興フロッギー+ docomoを始めるには以下のような注意点があるので、確認しておきましょう。
3-1 SMBC日興証券の口座とdアカウントが必要
日興フロッギー+ docomoを利用するには、「SMBC日興証券の口座」と「dアカウント」が必要です。
SMBC日興証券の口座は、ネットですべて手続きする場合は1週間、郵送や支店で手続きする場合で2週間ほどかかります。dアカウントは即日でも発行可能です。dアカウントの発行は、ドコモと回線契約をしていなくても可能です。
3-2 投資信託は扱っていない
日興フロッギー+ docomoでは、NISAの対象になっている投資信託商品は購入できません。ETFも厳密には投資信託商品ですが、上場しており株式と同様に取引が行われているため、例外的な位置づけです。
株式はハイリスク・ハイリターンの投資商品であるのに対して、投資信託は株式や他の資産などを組み合わせたミドルリスク・ミドルリターンの商品です。株式投資よりリスクを抑えた運用を目指す方などに投資信託は人気がありますが、日興フロッギー+ docomoでは扱っていないことに留意しましょう。
3-3 売却手数料はやや高め
日興フロッギー+ docomoでは、株式の購入時には手数料が無料(100万円以内の場合)ですが、売却時には手数料が発生します。その手数料は、取引金額の0.5%(100万円以内の場合)、1.0%(100万円超の場合)です。ネット証券会社等と比較すると高めなので、売買を頻繁に繰り返す方は注意しましょう。
まとめ
日興フロッギー+ docomoは、投資初心者でも手軽に株式投資に参加できるサービスです。100ptあれば気になる企業の株を購入できるので、dポイントを有効活用する機会になるでしょう。
なお、日興フロッギー+ docomoの利用には、SMBC日興証券の口座とdアカウントが必要です。登録はそれぞれのWebサイトから簡単に行えますので、興味のある方は検討してみてください。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
dポイントで株投資「日興フロッギー+ docomo」おすすめの使い方は?注意点も