募集頻度が高い不動産投資型クラウドファンディングは?3社を厳選
不動産投資型クラウドファンディングは少額で不動産への投資が可能であり、投資後は売買や管理などの作業も不要で定期的に配当金を受け取ることができる投資手法の一つとなっています。
しかし、競争率の高い人気案件はすぐに募集金額上限に達してしまい、思ったように投資できないケースも少なくありません。
そこで今回は、案件の募集頻度が月1回以上と高い不動産投資型クラウドファンディングサイトをピックアップしてみました。投資先を選ぶ時の参考にしてみてください。
目次
- 募集頻度が高い不動産投資型クラウドファンディング
1-1.1口1万円から投資可能、買取請求は24時間365日可能「i-Bond」
1-1.数億円規模の大型案件やESG不動産案件に投資可能「CREAL」
1-2.東証1部上場のマンション投資会社が運営「リンプル(Rimple)」 - まとめ
1.募集頻度が高い不動産投資型クラウドファンディング
募集回数が多い、また募集金額が大きいなど、投資しやすい条件を持つ不動産投資型クラウドファンディングサイトをピックアップしてみました。
それぞれ詳しく見てみましょう。
1-1 1口1万円から投資可能、買取請求は24時間365日可能「i-Bond」
i-Bondは、東証JASDAQスタンダードに上場している不動産会社「株式会社マリオン」が2019年5月から提供している不動産投資型クラウドファンディングです。予定分配率は年1.5%(税引前)、1口1万円から投資ができるため、「まずは少額から始めてみたい」という方には、はじめやすくなっています。運用期間は無期限であるため、投資家の短期・中期・長期の運用方針に対応することができ、他の不動産クラウドファンディングで「ファンドに毎回応募するのが面倒」「再投資の手間を少なくしたい」と感じている方にもメリットがあります。
i-Bondで運用されている対象不動産は、首都圏を中心とした賃貸マンションとなっています。また、単一の不動産に対して投資をするのが主流な他の不動産投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングと異なり、i-BondはJ-REIT(Jリート)のように複数の不動産で構成されているため、分散効果があります。
また、買取請求を24時間365日WEB(オンライン)で受け付けている点も大きな特長の一つで、買取請求を行った場合、5営業日後に投資家の口座に振り込まれます。なお、手数料については、会員登録・申込・買取手数料は無料となっています。ただし、申込・買取時の金融機関の振込手数料は投資家負担となっています。
さらに、i-Bondでは「優先劣後方式」を採用しており、投資家からの出資(優先出資)は鑑定評価額の95%とし、残る5%を事業者である株式会社マリオンが負担する仕組み(劣後出資)となっています。対象不動産の鑑定評価額が下落した場合でも5%以内であれば、投資家側の出資元本への影響はありません。
1-2.数億円規模の大型案件やESG不動産案件に投資可能「CREAL」
株式会社ブリッジ・シー・キャピタルが運営する不動産投資型クラウドファンディングサイトがCREALです。
CREALでは、2020年に入ってからは数億円規模の大型案件を中心に募集を行っています。2020年4月には5億円以上の規模を持つ保育園ファンド、2020年6月には約3億6,000万円のオフィステナント案件の募集を行いました。
他社と比較して募集回数自体はやや少ないものの、1案件あたりの募集金額が多く、募集開始から満額になるまでの時間に余裕があり、比較的投資しやすいクラウドファンディングサイトの一つです。
CREALはまとまった資金を1案件に投資して長期間運用し、配当を得たいという人に向いていると言えます。
CREALの特徴はマンションのような居住用物件だけではなく、様々な不動産に投資できる点です。
例えば、これまでリゾートホテルや観光客向けホテル、また保育園やオフィスビルなど多様な種類の不動産の投資案件を提供しています。不動産に投資する時にも投資先の業種を分散することでリスク分散につながります。
一つの種類の不動産にだけ投資金を集中させることを避けたい方は、CREALを使って様々な種類の不動産に投資してみると良いでしょう。
また、数億円規模の大型案件も多く、利回りも2020年6月の案件で最大年利7%と高いもの見られます。宿泊施設案件の場合は宿泊代金割引といった特典が受けられることもある点も魅力の一つと言えるでしょう。
1-3.東証1部上場のマンション投資会社が運営「リンプル(Rimple)」
東証一部上場企業の不動産会社、プロパティエージェント株式会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングサイトが「リンプル(Rimple)」です。
Rimpleが不動産投資型クラウドファンディングサイトの運営を開始したのは2020年3月です。2020年4月からは、1ヶ月に1回程度の頻度、金額は3,000万円前後の案件の募集を行っています。
募集頻度自体はCREALと比較して高くはないものの、Rimpleはテレビ CM も放送するなど、積極的な広報活動を行っています。運営会社であるプロパティエージェントも注力している背景もあり、今後の募集頻度アップが期待されます。
Rimpleは東証一部上場企業の運営という点が、一つの魅力だと言えるでしょう。また大きな特徴として現金だけではなくクレジットカードのポイントなどをリアルエステートコインという独自ポイントに変換してから投資ができる点も挙げられます。
現金での投資にはリスクを感じる方でも、ポイントという現金以外の方法で投資ができるので、投資が始めやすくなっています。
また、投資対象は主に都心のマンションに限定している点も特徴的です。運営会社のプロパティエージェント株式会社では投資用不動産の販売事業も行っており、都心の利便性の良い立地を厳選することで入居率99.5%以上と高い水準を実現。入居者審査を厳しく行っているため滞納率は1.0%を下回っており、入居後のトラブルもおさえることができています。
このように運営会社における不動産事業のノウハウが豊富であることもRimpleの大きな特徴と言えるでしょう。
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1-3.優先出資・劣後出資の仕組み採用「ジョイントアルファ(Jointo α)」
ジョイントアルファ(Jointo α)は、大手不動産会社で東証1部上場の『あなぶき興産』が運営している不動産投資型クラウドファンディングです。
ジョイントアルファの年利回りは3.6~5%と不動産投資型クラウドファンディングの中では平均的な水準となっています。
穴吹興産株式会社の売上高は996億円(2019年6月期)、同期の経常利益も57億円で増収増益を継続しているなど、今後の案件供給が見込めるクラウドファンディングサービスの一つと言えます。
ジョイントアルファ(Jointo α)の特徴
ジョイントアルファでは優先出資・劣後出資の仕組みを採用しています。投資家が優先出資者、あなぶき興産が劣後出資者となっているため、予定分配率に到達するまで利益は投資家へ優先的に分配される仕組みとなっています。
運用期間は6ヶ月~1年と短期案件が中心のため、「不動産投資に興味はあるけど、少額から始めてみたい」「まずは短期間で様子を見てみたい」「不動産投資で分散投資がしたい」という方でも、気軽に始めやすい点も特徴的と言えるでしょう。
一方、最低投資金は1口10万円と設定されており、1万円などの少額投資ができる他サービスと比較してややハードルは高い点に注意が必要です。
[btn class=”simple”]ジョイントアルファのウェブサイトを見る[/btn]
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まとめ
最近の不動産投資型クラウドファンディングサイトは新しいサイトの登場が目覚しく、次々に登場する新サイトに目が移ってしまう方も少なくないでしょう。
ただし、一見魅力的な特徴を持っていても案件の募集を最初に数回行っただけで、その後はほとんど募集が行われなくなっていくという不動産投資型クラウドファンディングサイトも少なくありません。
案件の募集頻度や募集金額の規模、また過去の実績が豊富な会社が運営している不動産投資型クラウドファンディングサイトを選ぶと良いでしょう。また、案件ごとの条件確認、物件情報の確認も忘れないようにしましょう。
Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
募集頻度が高い不動産投資型クラウドファンディングは?3社を厳選