【暗号資産投資初心者向け】ビットコイン価格大暴落も乗り切れる「ドル・コスト平均法」の力とは?

今年に入ってビットコインの価格は上昇傾向にあり、3月の安値1BTC=54万円に対して8月現在に125万円前後で取引されています。既に134%も高騰しているので、「今から投資しても遅いのではないか」であったり「適切な購入時期が分からない」と、感じている方もいるのではないでしょうか。

しかし、暗号資産市場は誕生して10年前後の新興市場です。今年に入って、一部の機関投資家がビットコインへの投資を公言するなど市場で評価されるようになりました。背景には、新型コロナウィルス対策による金融緩和とインフレへの懸念があり、資産配分戦略の一環に暗号資産が組み込まれている模様です。

暗号資産市場の本格的な拡大がこれからとなれば、このタイミングで投資を考えてみてはいかがでしょう。ここではビットコインに適している長期積立投資についてご紹介します。

目次

  1. 積立投資について
  2. ビットコインの積立投資のシミュレーション
  3. 長期投資におすすめの暗号資産取引所3選
    1. 自動積立投資ができるCoincheck
    2. 貸暗号資産を提供するGMOコイン
    3. ポイント投資でビットコインを獲得できるbitFlyer
  4. まとめ

①積立投資について

積立投資というのは、定期的な間隔で一定金額を投資することにより、市場のボラティリティの影響を低減することを目的とした投資手法です。

投資予算を一括で投じようとすると、価格が下落しているときであれば問題ありませんが、高値掴みをしてしまうこともあるでしょう。機会をうかがうあまり、いつから投資を始めればよいか判断が困難になります。

こうした場合には、投資タイミングを分散させて、長い時間軸で複数回に分けて投資すると良いでしょう。こうした投資手法は「ドル・コスト平均法」とも呼ばれ、王道の投資手法として知られています。

②ビットコインの積立投資のシミュレーション

資産価格が底値圏にあれば、一括投資によってリターンを得られることもあるでしょう。しかし、現在のビットコインのように高値圏にある場合は、ドル・コスト平均法によって下落リスクを抑えられます。DCA22dcaBTC(Dollar Cost Averaging Bitcoin)というサイトでは、ビットコインでドルコスト平均法をシミュレーションできます。仮に2019年9月1日にビットコインのドルコスト平均法を始めたとして、毎週100ドルを投資し続けていた場合、2020年8月22日時点の合計投資額は5,100ドル、資産価値は7,152ドルで40.24%の利益となります。BTCJPY一方、同時期にビットコインに一括で投資していた場合、現在までのリターンは20.74%となっていたでしょう。実際には、ビットコインは2020年3月に大暴落しており、損切りしていても不思議ではありません。もちろん、暴落時に購入できるならより良いリターンを得られますが、不確実性と不安の中で買い入れることは容易ではありません。

このように、ドルコスト平均法は良くも悪くもボラティリティの影響を緩和します。変動が激しい資産を扱う際に、良い意味で保守的な投資方法と考えることができます。

③長期投資におすすめの暗号資産取引所3選

1. 自動積立投資ができるCoincheck

Coincheck
Coincheckは、マネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営する仮想通貨取引所です。「新しい時代のお金をデザインすること」を創業理念に掲げているマネックスグループをバックグランドに持つCoincheckは、国内でも最多の暗号資産を取り扱っており、NEM(XEM)やモナコイン、Lisk、Factomなど他取引所では取り扱いが少ない仮想通貨の取引ができます。

Coincheckは自動積立サービス「Coincheckつみたて」を提供しており、ユーザーのニーズに沿うように複数のプランを用意しています。「Coincheckつみたて」は毎月一定額を自動積み立てし、安定的に暗号資産投資ができるサービスです。購入のタイミングがわからない方も安心して取引できるよう設計されており、入金から購入まで全て自動で手数料無料で処理されます。対象となっている暗号資産はビットコインの他、アルトコイン合わせて11種類です。(ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リスク、XRP、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、ネム、クアンタム、BAT)。

Coincheckでは、改正資金決済法による管理体制構築と管理強化に対し、財務規制や行為規制、監督規制、マネーロンダリング規制に対応を進めています。現在では経営体制の見直しをはかり、ガバナンス体制構築、経営戦略の見直しも実施、内部管理やシステムリスク管理を強化するために経営資源を投入していることが報告されています。顧客の暗号資産については100%コールドウォレットで管理していると、2020年上半期のアップデート情報で報告しています。

2. 貸暗号資産を提供するGMOコイン

bitFlyer

「GMOコイン」は、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットのグループ会社にはGMOクリック証券など金融サービスを提供している会社もあるので、こうした金融機関としてのバックグラウンドを持っていることも特徴のひとつです。

GMOコインも「貸暗号資産」サービスを提供しており、8種類の暗号資産に対応しています。最低10万円から、貸出期間に応じて最大年率3%の暗号資産を獲得できます。GMOコインはホームページでシミュレーションツールを設置しているので、条件毎のリターンを想定することもできます。例えば、ビットコイン0.1BTCを「年率3%コース(3ヶ月)」に貸し出した場合、償還時に受け取れる貸借料は0.00073972(932円相当)という具合です。またGMOコインの場合、償還時に同じ条件で再度、貸出できる点も魅力的です。

GMOコインでは、目的に合わせて2種類のアプリを使い分けできるので便利です。「GMOコイン 暗号資産ウォレット」は、暗号資産の「販売所」、「取引所(現物・レバレッジ取引)」、日本円入出金、暗号資産の預入・送付、口座情報の確認・更新などを利用できます。初心者から上級者まで幅広く利用されています。一方、GMOコインが提供する暗号資産FX専用アプリ「ビットレ君」は、FX取引に必要な情報取得に特化しています。描画機能付きのチャートや、1分間に大きな価格変動が発生した際にプッシュ通知も搭載しており、本格的に取り組みたいニーズに応えています。

3. ポイント投資でビットコインを獲得できるbitFlyer

bitFlyer
bitFlyerは株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨取引所です。bitFlyerはSMBCベンチャーキャピタル、みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJキャピタルといった大手ベンチャーキャピタル・事業会社が多数出資している仮想通貨取引所で、顧客保護・セキュリティ・財務安定性等の体制整備に力を入れています。またbitFlyerは2014 年の創業以来一度もハッキング被害に遭っておらず、世界140 の仮想通貨取引所の中でセキュリティNo.1の評価を獲得しています(Sqreen社調べ)。

bitFlyerは日本を入金しなくとも、ビットコイン投資をスタートする方法を用意しています。まず、「ビットコインをもらう」は、bitFlyerを経由してネットショッピングや旅行予約、ふるさと納税等の提携サイトを利用することで、商品・サービス毎に取引金額の一定割合のビットコインが付与されるサービスです。そしてTポイントプログラムは、Tポイント100ポイント毎に85円相当のビットコインと交換できるサービスです。このように、bitFlyerでは普段の生活で貯めたポイントを気軽にビットコイン投資に当てることができます。販売所では0.00000001BTCから購入ができるので、少額でコツコツ積み立てたい人にもおすすめです。

④まとめ

ビットコインやその他の暗号資産の価格が回復傾向にあるからといって、焦って購入する必要はありません。一度にまとまった資金を投入すると、仮に価格が下落した時に精神的なショックを受けやすくなり、「やっぱり手を出すべきではなかった」と自責の念にかられてしまうケースもあります。暗号資産の長期投資はあくまでその暗号資産自身の可能性や将来性に投資するものなので、そういった面も含め納得した上で投資していくようにしましょう。

また暗号資産取引所の特徴やサービス内容、注文方法などはそれぞれ異なるので、自分に合った取引所から始めてみるのがおすすめです。また長期投資をする際は、万が一のリスク分散のためにも2、3社の取引所に口座を登録しておくのが良いでしょう。暗号資産取引所の口座開設は無料でできますので、この機会に各社サービスがどのようなものか、実際に確認してみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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