「仮想通貨のレンディングで稼げるってほんと?」
「仮想通貨のレンディングのやり方やリスクについて知りたい」
このような疑問を抱えていませんか?
仮想通貨のレンディングとは一言でいうと「仮想通貨を貸して金利を得るサービス」で、仮想通貨の売買をする時間のない方や、売買が上手くいかないという人に向いています。
しかし、仮想通貨のレンディングについて何も知らないままでは不安ですよね。
そこで、本記事では仮想通貨のレンディングについて紹介していきます。
仮想通貨のレンディングとは
仮想通貨のレンディングとは、ご自身が保有している仮想通貨を仮想通貨取引所に預けることで金利を得るサービスです。
通常の仮想通貨の運用は売買を基本的に行いますが、初心者の方で売買をする時間のない方やうまく運用する自信のない方は、取引所が行なっている仮想通貨のレンディングサービスを利用してみてもよいでしょう。
仮想通貨レンディングのメリット
仮想通貨レンディングのメリットは主に以下の3つです。
- 預けているだけで金利を得られる。
- 日本の銀行に比べて金利が高い。
- 仮想通貨の売買をする時間のない方でも比較的安定的に利益を得ることができる。
順に紹介していきます。
預けているだけで金利を得られる
大きな価格変動が頻繁に発生する仮想通貨市場で利益を継続的に上げていくことは簡単ではありません。
しかし、仮想通貨レンディングは資産を取引所に預けておくだけですので、トレード初心者でも知識を必要とせずに利益を上げていくことができます。
日本の銀行に比べて金利が高い
日本の銀行預金の金利は「0.01%」と非常に低く、銀行に預けておいても資産が増えていくことはありません。
しかし、仮想通貨レンディングの場合は、取引所にもよりますがはるかに大きい約5%もの金利を得ることができます。
効率的に資産を増やせる
日本では銀行口座にお金を預けるだけで金利を考えて銀行にお金を預けている人は少ないはずです。さらに、日中で仮想通貨の売買を行える人も多くはないはずです。
仮想通貨レンディングの場合は「お金を預けるだけ」で金利を得られます。取引所に預けるだけで何倍も大きな利率で資産を増やせますので興味のある方は少額からはじめてみてはどうでしょうか。
仮想通貨レンディングのリスク
仮想通貨レンディングのリスクは主に以下の2つが挙げられます。
- レンディング中は仮想通貨の売買や送金ができない
- レンディング中に取引所が破綻すると預けた仮想通貨を失う
順に解説します。
レンディング中は仮想通貨の売買や送金ができない
仮想通貨レンディング中は、レンディングの期間が設定されているため、貸し出した仮想通貨を売買したり取引するなどといったことができません。
取引所にもよりますが、レンディング中に途中解約して資産を引き出すことも可能です。しかし、その際には途中解約手数料が発生します。
レンディング中に取引所が破綻すると預けた仮想通貨を失う
レンディング中に取引所が破綻してしまうと取引所に預けた資産は高い確率で戻ってきません。
そのため、レンディングサービスの補償面については慎重にチェックした上で、利用する取引所を選ぶ必要があります。
仮想通貨のレンディングはこんな人におすすめ
仮想通貨のレンディングは以下のような人におすすめです。
- 仮想通貨を長期保有していたい。
- 日中は他にやることがあり取引ができない。
仮想通貨のレンディングをしている間は、あえて無理に引き出す必要もありませんし引き出す際には手数料が発生しますので、チャートを常に見張っておく必要がありません。
仮想通貨をガチホして長期保有し後々売買したいという方も、出し入れできない不便性はありますが、レンディングの方が金利で利益を増やせるためお得です。
仮想通貨レンディングを行っている取引所
仮想通貨のレンディングサービスを提供している企業は以下の6つです。
- Coincheck
- GMOコイン
- bitbank
- CoinOn
- Poloniex
- bitfinex
それぞれの取引所が定めているレンディングの詳細について確認してみましょう。
Coincheckの仮想通貨レンディング
Coincheck | |
---|---|
利率 | 1~5% |
取り扱い通貨数 | 9種類 |
貸出期間 | 14日、30日、90日、365日 |
貸出タイミング | 任意 |
貸出数量 | 最低10万円分 |
中途解約 | 不可 |
手数料 | 要確認 |
返還までの日数 | 満期日の翌日から起算して6営業日以内 |
Coincheckでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアムクラシック(ETC)、リスク(LSK)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ファクトム(FCT)の全部で9種類の通貨を扱っており、2019年6月からはモナコイン (MONA)の取り扱いも開始すると発表しています。
貸し出しの期間によって利率が代わり、最大365日の貸し出し期間で利率が5%となります。
国内の取引所では普通ですが、海外と比べると利率の低さが残念です。
CoinCheckのレンディングって全通貨固定で年5%なのか…何かいい加減過ぎないか?w
— エア銭形 (@akashi_riot) 2019年6月6日
Coincheckがボりすぎてるだけで海外のレンディングだとpoloとかbitfinexとか変動制だけど年5~10%前後は普通ですよ そのレートで借りてレバレッジ取引してる人が山ほど…
いままで国内だとレンディングの競争がないからCoincheckはそのレートで借り入れできてただけだと思います— unknown (@unknown_bitcoin) 2019年1月19日
coincheckさんやbitbankさんもbtcのレンディングはしているけど、これはあくまで期間指定の定期預金みたいなもので固定利率なんだよねー。
海外は需要に応じたレンディングなので、一年に数度ある利率の高騰にはまればワンチャンがあるので、、、まぁ、、、僕はそっちの方が面白い— FIRE済 invester_immortal (@investerimmort1) 2018年12月4日
Coincheckは年率1〜5%で仮想通貨をレンディングすることができますが、ユーザーには海外の取引所と比べられて良い評価はされていません。
GMOコインの仮想通貨レンディング
GMOコイン | |
---|---|
利率 | 5% |
取り扱い通貨数 | 5種類 |
貸出期間 | BTC:90日間 アルトコイン:150日間 |
貸出タイミング | 募集期間内 |
貸出数量 | 10~100BTC 100~1000ETH 50~500BTC 300~3000LTC 100000~1000000XRP |
中途解約 | 可能 |
手数料 | 5% |
返還までの日数 | 決済日当日 |
GMOコインはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の5種類の通貨を取り扱っています。
CoincheckとGMOコインを比較すると、取り扱い通貨数や貸し出し期限でCoincheckが勝っているため、利用のしやすさでいうとCoincheckに少し軍配が上がります。
しかし、GMOコインを利用すれば途中解約ができることや決済日に通貨を引き出せることなどのメリットがあります。
GMOからレンディング期限で返還
。今は殆どトレードしないから
自分的には好きな方法だなぁ。
zaifみたいになったらリスクはあるけど、そもそもリスクない投資
はないので(^.^)— 暗号資産なフリーランサー【Blockchain】 (@yj_fooh) 2018年11月4日
国内取引所に資産を預けての運用が合うユーザーさんもいます。仮想通貨で売買だけではなく、仮想通貨レンディングでの運用も視野に入れてみてもよいでしょう。
bitbankの仮想通貨レンディング
bitbank | |
---|---|
利率 | 3%〜5% |
取り扱い通貨数 | BTC |
貸出期間 | 365日 |
貸出タイミング | 募集期間内 |
貸出数量 | 1~25BTC |
中途解約 | 可能 |
手数料 | 5% |
返還までの日数 | 契約期間満了後10日以内 |
bitbankは取引所でGMOコインはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、モナコイン (MONA)の6種類の通貨を取り扱っていますが、仮想通貨レンディングできる通貨はビットコインのみです。
貸出期間が365日しか選べない不自由さはありますが、途中解約は可能になっています。
ビットバンクが手数料変更によって、指値の取引なら逆に手数料が貰えちゃうというね!
XRPのレンディングも控えてるから
とりあえず現物持ってみようかな?
とか
貯金感覚で暗号資産(旧仮想通貨)始めてみたい人にオススメの取引所。— Salvare666 (@Salvarexxx) 2019年1月19日
bitbankはメイカー手数料が0円だったり、取引すればもらえるマイナス手数料になったりと国内の取引所では手数料が安いことで有名です。
公式サイトの記載によれば、今後取り扱い通貨を増やすとのことで、XRPの取引量が最も多いbitbankでのレンディングを待ちわびているユーザーさんもいます。
CoinONの仮想通貨レンディング
CoinOn | |
---|---|
利率 | 10.1% |
取り扱い通貨数 | 1種類 |
貸出期間 | 1日 |
貸出タイミング | 要確認 |
貸出数量 | 1BTC以上 |
中途解約 | 可能 |
手数料 | 要確認 (解約手数料は無し) |
返還までの日数 | 引き出し申請から5営業日以内 |
仮想通貨レンディングサービス「CoinOn」は、株式会社VOYAGE GROUPとカウンティア社が合併して運営しているサービスです。
取り扱っている通貨はBTCのみですが、貸出期間が1日、と貸出数量なのでサービスを比較的利用しやすい条件と言えます。
昨年の、先行利用からCoinOnで投資していました。
CoinOnは、仮想通貨レンディングで堅実に枚数を増やすことができます!!
一読頂けると幸いです。
「CoinOnの仮想通貨レンディングの現実!!」#ALIS#CoinOn#仮想通貨レンディング#仮想通貨#暗号資産https://t.co/TIR2c9ZzVv— Mr.K (@mr_k_moon) 2019年6月13日
1月からのトレンド転換を当てて、さらに金利までいただいて、凄すぎるビーノ。
レンディングは長期間預けるので、カウンターパーティリスクが気になるけど、ヨーロピアンさんがされてるのなら、coinonとBlockFiは安心そうビーノ。
— バルディビーノ (@yojikaji) 2019年4月25日
CoinOn、パスワード変更がてら覗いてみました。
初回6BTC入れてその後すぐ追加で0.3入れたのが最後であとは利息の付与分って感じです#BTC #レンディング pic.twitter.com/C0qTcn3Wnh— 黒のVネック (@ihrimi2115) 2019年1月31日
ネット上の声ではCoinOnへのポジティブな声が多く、中には利益を出しているユーザーさんも見られました。
国内取引所の仮想通貨レンディングサービスのほとんどが5%なのに対して、その2倍の利率は魅力的です。
Poloniexの仮想通貨レンディング
Poloniex | |
---|---|
利率 | 0%~ |
取り扱い通貨数 | 12種類 |
貸出期間 | 2日 |
貸出タイミング | 任意 |
貸出数量 | 通貨による |
中途解約 | 不可 |
手数料 | 付与された利息の15% |
返還までの日数 | 1日 |
海外の大手取引所Poloniex(ポロニエックス)の貸仮想通貨サービスでは、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ダッシュ(DASH)、モネロ(XMR)、ファクトム(FCT)などの通貨に対応しています。
Poloniexの大きな特徴は、レンディングを自動で実施してくれる「レンディングbot」、「Bitseeder(ビットシーダー)」を使用できる点です。
botが再貸出や金利の設定などを自動で行なってくれるため、手間が省けるメリットがあります。また、ビットシーダーは日本語に対応しているため、海外取引所ではあるものの日本人にとって利用しやすいサービスです。
ヤバイ。Poloniexのレンディングでデフォルトが発生。1800BTCの損失。BTCを貸していたユーザー全員の元本が16%毀損。(Poloniex上のBTCローンは、全通貨ペアと借り手にまたがって共有されている共通のプールで貸し出されている。どの通貨をどの借り手に貸し出しているかは関係ない。多分全員対象 https://t.co/SO2H1cEl7C
— 単眼愛(モノアイ) (@mono_i_love) 2019年6月6日
ビットコイン価格100万奪還おめでとう。僕のBTC現物はレンディングするためにPoloniexに移したらすぐ金利10%以下になった一方、Finexの方が20%越えになってて右往左往しとります。 pic.twitter.com/vM27Ucxagh
— おきぼー (@okiboshi) 2019年6月16日
poloniexのレンディングで損した人達、気の毒だな…….
— くりぷと@₿lockchain (@_CryptoBlogger) 2019年6月7日
Poloniexへのネットの声はネガティブなものが多かったです。
レンディングサービスを利用する以上、大切な資産を守るためにも、レンディングにおけるリスクを考慮した上で資産を貸し出すようにしましょう。
bitfinexの仮想通貨レンディング
bitfinex | |
---|---|
利率 | 0%~ |
取り扱い通貨数 | 21種類 |
貸出期間 | 2日 |
貸出タイミング | 任意 |
貸出数量 | 50ドル〜 |
中途解約 | 不可 |
手数料 | 付与された利息の15% |
返還までの日数 | 最短1日 |
海外の人気取引所であるbitfinexは21種類もの仮想通貨に対応しています。国内取引所では取引所を介して行われますが、bitfinexでは個人同士のマッチング取引であるため、利率は変動します。上記の表で利率が「0%〜」と表示しているのはそのためです。
ネットにも「20%の利率になった」という声も見られ、利率が大きいときには30%〜40%の利率になることも珍しくないとのこと。取り扱う仮想通貨によって変動しますので、21種類の中でどの通貨を使うかも重要になります。
Poloniexレンディング難民がきたのかBTCが下げ傾向で需要が減ってるのか、ますますfinexのBTC貸出金利が下がってきて悲しい。10月にGMOコインの貸し仮想通貨募集されるとおもうのでそれに応募する方針は決まってるけどそれまでどうすっかな。
— おきぼー (@okiboshi) 2019年6月9日
xrpレンディングしたいけど、何処が良いのか。コインチェックは全然貸し出し始まらないし。bitfinexは利率が悪過ぎる。
— kobiki (@kobiki73) 2019年6月2日
【レンディング市場概況】
普段チェックすることが多いので変わった点など。
・ETC 堅調100%超え
・Factom 堅調な期間が過去最長かも
・BitcoinGold ずっと堅調…
・OmiseGo そろそろ落ちてもいい頃?
・ETH,LTC 維持ちょっと苦しいか
・Bitcoin 10%前後推移
・全体的にBitfinexの貸出好調 pic.twitter.com/C6KCK8QXTT— ペンギン (@ks_cctrader) 2018年12月11日
bitfinex利率が良いという声と悪いという声が両方見られます。運用のタイミングや通貨、運営資金量によっても個人差が出ますので損失を出すリスクもあれば利益となることもあります。
仮想通貨のレンディングにも税金はかかる?
仮想通貨のレンディングでは税金は発生します。
一般の方は、利益を20万円(扶養の方は33万円)以上出すと確定申告が必要になり、確定申告の際にはレンディングは「雑所得」で処理されます。
もし、レンディングで利益が確定した際には、利益分の仮想通貨はその時のレートで計算されます。
仮想通貨をずっと保有していてもいつかは決済する日がきます。いつ引き出しても税金の手続きができるように事前に仮想通貨の税金については調べておきましょう。
まとめ
・仮想通貨レンディングの利率は国内よりも海外の方が2倍ほど高い。
・国内の取引所ではCoincheck、GMOコイン、bitbankの3社がレンディングサービスを提供している。
・日本の銀行に預けるよりも利率が何倍も高く、資産を増やしやすい
仮想通貨のレンディングのメリットや各種サービスの比較をしてみましたが参考にしていただけましたでしょうか?
仮想通貨レンディングは通常の売買やガチホよりも長期的にコツコツ資産を増やしていける投資手法で、年々認知されつつあります。
そして、2018年は仮想通貨市場が長期的に低迷していましたが、2019年には徐々に価格を回復させています。
この機会にレンディングサービスの使用を検討してみてはどうでしょうか?
Source: コインハックツ | 専門家が書くユニークな仮想通貨ブログ