【暗号資産初心者向け】SBI VCトレードでビットコイン投資を始める方法:入金~ビットコイン購入編

近年、ビットコインを取り巻く市場環境が急激に変化しています。2020年に入り、米国の著名な投資家ポール・チューダー・ジョーンズ氏やナスダック上場企業のマイクロストラテジーなどがビットコイン投資を表明する事例が続いています。上場企業の意思決定には半年から1年かかると言われており、来年には他の企業も追従しているかもしれません。

ビットコイン(単位:BTC)は2020年9月時点に1BTCあたり110万円強の価値があります。ビットコインの時価総額は過去10年間に約900万%成長していますが、マイクロストラテジーにしてみれば、ようやく充分な流動性を備え、投資先とみなされるようになった段階です。同社は総額4.25億ドル(444億円相当)をビットコインに投じており、マイケル・セイラーCEOは「半値になる恐れもあるが、10倍になる可能性のある資産」と語っています。

ビットコインに今後の成長を見込めると考える方は、暗号資産取引所で口座開設して、このタイミングでビットコイン投資を始めてみてはいかがでしょうか。数ある暗号資産取引サービスの中でも、SBI VCトレードはSBIグループの強みを生かしたマッチングエンジンの導入や、魅力的な取引機会の提供など、安心・快適に利用できる環境を整えています。ここでは、SBI VCトレードでビットコインを購入する方法についてご説明します。

目次

  1. SBI VCトレードとは?
  2. SBI VCトレードの3つの取引サービス
    2-1. 3種類の暗号資産を売買できる販売所VCTRADE
    2-2. 板取引ができるVCTRADE Pro
    2-3. 販売所と取引所の両方にアクセスできるアプリVCTRADE SP
  3. SBI VCトレードでビットコインを購入するための3ステップ
    3-1. 口座開設
    3-2. 日本円の入金
    3-3. ビットコインの購入
  4. SBI VCトレードの販売所でビットコインを購入する
  5. SBI VCトレードの取引所でビットコインを購入する
  6. ビットコインを購入したら
  7. まとめ

①SBI VCトレードとは?

暗号資産取引所・販売所のSBI VCトレード(VCTRADE)

SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。SBIグループは顧客中心主義とインターネット革命を標榜、デジタルアセット取引のグローバルスタンダードを目指しています。グループ会社である住信SBIネット銀行との連携やセキュリティ体制など、金融機関をバックグラウンドにもつサービスが提供されています。電話対応のカスタマーセンターは年末年始を除く平日9:00~17:00まで対応しています。

②SBI VCトレードの3つの取引サービス

SBI VCトレード株式会社は、2018年6月4日に販売所形式の現物取引サービス「VCTRADE」をスタートし、2019年7月31日には「板」取引を採用した「VCTRADE Pro」をオープンしました。SBI VCトレードの口座開設者はどちらのサービスも無料で利用できます。

2-1. 3種類の暗号資産を売買できる販売所VCTRADE

VCTRADEは「買値」と「売値」だけがシンプルに表示された販売所方式を採用しており、XRP、ビットコイン、イーサリアムを売買できます。販売所でありながら、成行注文だけでなく価格指定注文も備えています。価格指定注文(指値)は、「〇〇円になったら購入したい」や「××円になったら売却したい」と予め注文を出しておける方法です。

販売所は、提示されている価格で暗号資産をVCTRADEからすぐに購入(売却)できるので、取引チャンスを逃すリスクが低いというメリットがあります。購入価格と売却価格の差(スプレッド)が実質的な手数料となるため、取引所に比べて購入価格が高く、売却価格は低くなる場合があることはおさえておきましょう。

2-2. 板取引ができるVCTRADE Pro

VCTRADE Proでは、証券取引のようにオーダーブックによる暗号資産取引が可能で、ビットコイン(BTC/JPY)、イーサリアム(ETH/JPY)、XRP(XRP/JPY)の3つの銘柄を取り扱っています。株取引で使われる「板」で暗号資産を売買をしたいトレーダーにおすすめです。VCTRADE Proの取引手数料は無料。約定処理能力の高いNASDAQマッチングエンジンを搭載しており、値動きが激しい場面でも発注を逃さないスムーズな取引を実現します。チャートや板情報、発注ボードなどの画面構成は自由に配置できるなど、トレーディング向けの機能を搭載しています。

2-3. 販売所と取引所の両方にアクセスできるVCTRADE SP

VCTRADEAPP
SBI VCトレードは初心者でも直観的に扱えるアプリ「VCTRADE SP(iOS、Android)」を提供しています。アプリでは販売所、取引所の両サービスが利用できるため、「注文方法といった詳しいことまではわからないけど暗号資産に投資をしてみたい」という投資初心者から、「手数料を考慮してしっかりと利益を追求したい」と考えるトレーディング目的の投資家まで、幅広いニーズに応えるサービスとなっています。

③SBI VCトレードでビットコインを購入するための3ステップ

それでは、「SBI VCトレード」でビットコインを購入する方法についてご説明します。SBI VCトレードでビットコインを購入するには、以下の3ステップが必要となります。

  • 口座開設
  • 日本円の入金
  • ビットコインを購入

3-1. 口座開設

口座開設は、アカウント開設と本人確認の2ステップで完了します。口座開設方法の詳細は、以下のページでご確認ください。

【関連記事】【初心者向け】SBI VCトレード(VCTRADE)で暗号資産投資を始める方法:口座開設編

3-2. 日本円の入金

口座開設が完了しましたら、ビットコインを購入するために、まずは日本円を入金しましょう。SBI VCトレードでは、住信SBIネット銀行の即時決済サービスを利用して、手数料無料で24時間365日、日本円を入金出来ます。ご本人様名義で入金する必要があるので、住信SBIネット銀行のご本人名義の口座を用意しましょう。
SBI VCTRADE
SBI VCTRADE2
振込を行うには、VCトレードにログイン後、「入出金」メニューから「入金」を選択します。「日本円」を選択し、「入金金額」を入力し、ポップアップで表示される画面で「取引パスワード」を入力します(取引パスワードは、本人確認(KYC)の完了後にメールやはがきで送られています)。
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住信SBIネット銀行のログインページが開くので、「ユーザーネーム」と「WEBログインパスワード」を入力して「ログイン」しましょう。
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そして、確認画面で振込額を確認して、住信SBIネット銀行のWEB取引パスワードを入力し、認証番号の入力かスマート認証を行います。これで入金作業は完了です。

3-3. ビットコインの購入

口座開設と日本円入金が完了したところで、さっそくビットコインを購入しましょう。SBI VCトレードでビットコインを購入する方法は2つあります。

  • 初心者にもわかりやすい画面で手軽に購入できる「販売所(VCTRADE)」
  • お得な手数料でビットコインの購入ができる「取引所(VCTRADE Pro)」

それでは「販売所」と「取引所」を使ったビットコイン購入方法について、それぞれ確認していきましょう。

④SBI VCトレードの販売所でビットコインを購入する

販売所(VCTRADE)は、ユーザーがSBI VCトレードを取引相手に暗号資産を購入・売却する場所です。SBI VCトレードが保有するコインを提示価格で購入したり売却したりするしくみです。

販売所で提示される買値と売値には「価格差(スプレッド)」があり、相場状況によってはスプレッドが広がる場合があります。しかし、ある程度の金額であれば、提示された購入価格ですぐに約定できるので便利です。SBI VCトレードの販売所ではビットコインを一回の注文で最低500円から最大500万円まで購入できます。

SBI VCトレードの販売所はシンプルで、初心者でも操作ミスを起こさずに購入できるように設計されています。上部バーの「取引」から「VCTRADE」をクリックすると販売所が表示されます。そして、以下の4ステップでビットコインを購入しましょう。

  1. BTC(ビットコイン)を選択
  2. 「成行」または「価格指定」を選択する
  3. 「日本円の金額」、あるいは「BTC数量」を選択
  4. 取引パスワードを入力し、「コインを買う」をクリック

SBI VC trade 6

SBI VCトレードにおいて、「成行」は提示価格に対して買い+5%、売り-5%以内の乖離が生じる場合があります。そのため、発注する暗号資産数量の1.05倍の余剰資金が必要となります。

販売所での売買価格には「価格差(スプレッド)」があり、相場状況によって変化します。むやみに売買を繰り返すと、資産が目減りする場合があります。上図では、ビットコインの販売価格と購入価格に約1万円の価格差が生じています。スプレッドの存在についてはおさえておきましょう。

⑤SBI VCトレードの取引所でビットコインを購入する

取引所(VCTRADE Pro)はユーザー同士が暗号資産を売買する場所です。「売買板」と呼ばれる売買注文を表した情報を使って暗号資産を取引します。販売所よりも手数料を抑えられる場合がありますが、希望の数量を買い集めるまでに取引相手(売り注文を出す投資家)を待つ必要があります。そのため、自身の予算と板の注文量を参照して、実用的かどうか判断することになります。

SBI VCトレードの取引所(VCTRADE Pro)では、「成行」と「指値」の2つの注文を利用できます。成行というのは「価格はいくらでもいいから買いたい・売りたい」という注文です。すぐに取引を約定できるので便利ですが、相場状況によっては思わぬ高い金額で購入したり、安く売ったりするケースもあるので注意しましょう。そのため、以下のように条件を設定して、指値注文でビットコインを購入しましょう。

  1. 「取引数量・価格」を設定
  2. 「買い」をクリック
  3. 「取引パスワード」を入力

SBI VC PRo
上図は1BTCあたり1,138,811円のレートで1BTCの買い注文を入れる場面です。この時「取引数量」は売買板をクリックしたり、スライダーを左右に移動しても入力できます。売買板は目まぐるしく変動するため、慌てず注文を出し、取引成立まで気長に待ちましょう。

VCTRADE Proは、業界最狭水準のスプレッドを強みとしています。マーケットメイカーが常時流動性を供給しており、取引機会が提供されています。上図では3 BTCの購入注文に必要なスプレッドは1,000円程度となっています。初心者が取引する分には申し分ないでしょう。

今回は「指値」注文での購入をご紹介していますが、買い注文での「逆指値」にも簡単に触れておきます。逆指値の買い注文は、主に短期トレーディングのブレイク戦略などで使用される機能です。抵抗線を突破したら買い注文が殺到すると考える場所に、「〇〇円以上になったら買う」という注文を出しておくことができます。

⑥ビットコインを購入したら

SBI VCトレードでは、グループ企業で培ったノウハウやシステムや、仮想通貨交換業者として必須となるSSL、マルチシグ、コールドウォレットなどのサイバー攻撃対策や資産の分別管理などの対策が講じられています。

個人ても、セキュリティ対策のためにSBI VCトレードのアカウントは必ず「2段階認証」を設定しておくようにしましょう。2段階認証は、口座にログインする場合などに、パソコンとスマートフォンなど2つの端末で認証を求めるセキュリティ設定です。これにより、万が一メールアドレスやパスワードを誰かに知られても、2段階認証が無ければログインできなくなります。

⑦まとめ

SBI VCトレードの取引サービスは、販売所と取引所の両方を兼ね備えていることから、初心者から上級者まで利用しやすい暗号資産取引所です。長期投資目的にまとまった資金を投じるのであれば販売所、短期的なトレードで収益を狙うなら取引所という具合に取引方法を選択できます。

ビットコインに今すぐ投資するつもりはなくとも、突然購入チャンスが生じることもあります。そうした場合に備えて、まずはアカウントを開設し、暗号資産取引に必要な本人確認プロセスを済ませておきましょう。

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Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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