スマホで始めるビットコイン投資。コインチェックとSBI VCトレードの暗号資産取引アプリを徹底比較

暗号資産(仮想通貨)を売買するのにスマホアプリを使う方も多いと思います。パソコンがなくてもいつでも手軽に操作できるので、電車の中やカフェなどでも取引を行うことができます。暗号資産アプリでできる事には、日本円の入出金操作や暗号資産の送信、取引所サービスの管理など多岐に渡ります。アプリ上で口座開設も可能なので、誰でもスマホひとつで手軽に暗号資産投資を始められる様になっています。

このように暗号資産取引所のスマートフォン用取引アプリはどんどん進化しています。中でも、コインチェックとSBI VCトレードのスマホアプリはこれから暗号資産を始める方におすすめです。ここでは両社のスマホアプリを詳しく比較していきます。

目次

  1. ダウンロード数300万件突破のコインチェックのアプリ
    1-1. 14種類の暗号資産の売買、送受信機能
    1-2. ウイジェット上の価格表示・アラート機能
    1-3. 通貨別チャット、貸仮想通貨などのサービス
  2. 販売所と取引所を利用できるSBI VCトレード
    2-1. 取引所と販売所を一元管理
    2-2. 操作性の高い取引ツール
    2-3. テクニカル分析ができる多機能チャート
  3. 暗号資産アプリのセキュリティ
  4. 口座開設はスマホアプリ上で完結
  5. まとめ

①ダウンロード数300万件突破のコインチェックのアプリ

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。スマホから口座開設や入出金処理、暗号資産の購入や積立投資機能の管理など、コインチェックの様々な機能を利用できます。アプリの累積ダウンロード数は300万件を突破しており(2020年8月末時点)、非常に多くの人が利用しています。

1-1. 14種類の暗号資産の売買、送受信機能

coincheck userbility
コインチェックのスマホアプリでは、国内最多14種類の暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リスク、イーサリアムクラシック、モナコイン、ネム、ファクトム、ステラルーメン、クアンタム、BAT、IOST)を取り扱っており、500円相当から取引ができます。アプリ上で暗号資産のポートフォリオを把握できるほか、14種類全ての暗号資産の入出金が可能です。これは現物資産を取り扱っているコインチェックならではの機能となります。

1-2. ウイジェット上の価格表示・アラート機能

Coincheck
コインチェックは暗号資産の価格・チャートが見やすいと評判ですが、スマホアプリのウィジェット機能を使用することでアプリを開かなくてもスマートフォンのホーム画面などから素早く価格を確認することもできます。価格アラート機能も備えており、暗号資産と通知価格をカスタマイズすることができます。

1-3. 銘柄別チャット、貸仮想通貨などのサービス

コインチェックが提供している取引以外の各種サービスをスマホアプリ上で管理することができます。支払うだけでビットコインがもらえる「Coincheckでんき」と「Coincheckガス」のお申し込みや、暗号資産の積立投資や最大年率5%の「貸仮想通貨」などがあります。また、各仮想通貨(ビットコイン、リップル、イーサリアム、モナコイン等)ごとのチャット機能で情報交換をすることもできます。

②販売所と取引所の両方にアクセスできるSBI VCトレードのアプリ

VCTRADE
SBI VCトレードはSBIグループのSBI VCトレード株式会社が運営する暗号資産販売所です。住信SBIネット銀行との連携やセキュリティなど、グループ会社に金融機関を持つバックグラウンドを活かした運営体制が特徴となっています。電話対応のカスタマーセンターは年末年始を除く平日9:00~17:00まで対応しているため、暗号資産初心者にもおすすめの取引所となっています。

2-1. 取引所と販売所を一元管理

SBI VCトレードは1つの口座で、VCTRADE(販売所)とVCTRADE Pro(取引所)の2つの売買サービスを利用でき、どちらもXRP、ビットコイン、イーサリアムを取り扱っています。VCTRADE Pro(取引所)は取引手数料が無料なので頻繁に売買を行いたい方におすすめです。SBI VCトレードのアプリ「VCTRADE SP」では販売所、取引所の両サービスが利用でき、シンプルな構成なので直感的に操作できるでしょう。
SBI VC
「VCTRADE SPのホーム画面では、販売所と取引所のリアルタイム価格を同時に把握できます。3通貨銘柄の前日比を色分け表示することで、価格変動を確認可能です。また、口座上の総資産、評価損益、買付余力を一覧で表示できます。

2-2. 高機能な取引画面

VCTRADEAPP
販売所はチャートが常に表示されているので、チャートを見ながらリアルタイム取引ができます。数量指定と金額指定の2種類を切り替えて、「買い・売り」の発注が可能です。

取引所は板の状況を見ながらの発注が可能で、1クリックでチャートや歩み値へスムーズに遷移できます。いずれも注文履歴・約定履歴は1クリックで確認できます。

2-3. テクニカル分析ができる多機能チャート

チャート画面では、9 種類の描画期間により、短期から長期のトレンド分析が可能です。ピンチイン・ピンチアウトによる表示期間の変更や、描画機能(ライン)を利用でき、以下の9種類(取引所)、7種類(販売所)のインジケーターによるテクニカル分析が可能です。

  • MA:単純移動平均線
  • IC:一目均衡表
  • BB:ボリンジャーバンド
  • VOL:出来高
  • MACD
  • RSI:相対力指数
  • OBV:オン・バランス・ボリューム
  • ADX:平均方向性指数
  • STCH:ストキャスティクス

③暗号資産アプリのセキュリティ

大事な資産を扱う暗号資産アプリです。スマートフォンは常に紛失する可能性を想定し、パスコードや生体認証などのセキュリティ設定をきちんと行い、安心して利用できるようにしましょう。

コインチェックのアプリには画面ロック機能や指紋認証(Touch ID)、2段階認証を設定することができます。2段階認証の利用には、Google Authenticatorなどのセキュリティ対策アプリをインストールしておく必要があります。SBI VCトレードは、生体認証やパスワード設定を使って、取引の利用を制限することができます。コインチェックとは異なり、SBI VCトレードのアプリは暗号資産の送付管理を行えないこともセキュリティ上の重要な特徴となります。

④口座開設はスマホアプリ上で完結

コインチェックもSBI VCトレードも、口座開設はスマホアプリ上でできるようになっています。eKYCを導入しており、スマホ1台で本人確認を行えるため、最短即日で投資を始められるようになっています。
Coincheck app open5
Coincheck app open6
「eKYC(かんたん本人確認、スマホでスピード本人確認など)」は、口座開設に必要な本人確認書類や顔写真をスマホカメラで撮影し、アップロードできるサービスです。これまでPC上で本人確認を行う場合、取引所から認証コードが記入された郵送物を待つ必要がありました。eKYCにより、最短即日から取引が開始できます。

⑤まとめ

コインチェックのアプリは販売所にアクセスでき、シンプルに売買できるようになっています。まずは「暗号資産を保有したい」、「アルトコインを購入して使ってみたい」という投資初心者のニーズに最もマッチしています。

SBI VCトレードは取扱銘柄数は絞られていますが、アプリで「販売所」と「取引所」を利用でき、取引方法やチャート分析機能が洗練されています。高い視認性と操作性を実現しているので、「注文方法といった詳しいことまではわからないけど暗号資産に投資をしてみたい」という投資初心者から、「手数料を考慮してしっかりと利益を追求したい」と考えるトレーディング目的の投資家まで、幅広いニーズに応えるサービスとなっています。

このようにアプリによって使える機能やサービスには大きく違いがあります。これから暗号資産取引所の口座を開設しようとしている方は、複数のアプリをダウンロードして使い勝手を試してみてください。実際に試してみると自分の好みにあったアプリが見つかると思います。取引所の口座開設は無料ででき、スマホアプリのeKYCであれば最短1日で取引を開始できます。この機会にそれぞれの暗号資産アプリを触ってみてください。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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