国内大手コインチェック・GMOコイン・DMM Bitcoinを徹底比較!暗号資産の上位銘柄ビットコインとイーサリアムに投資可能な暗号資産取引所

コインチェックがユーザー向けに2020年8月に行ったアンケート調査によると、株や投資信託、NISAなどを行っている投資家の間で、資産ポートフォリオの中に暗号資産を加える方が増えてきています。

2020年の春頃から、米国の著名投資家ポールチューダー・ジョーンズ氏や、決済大手スクエア社がビットコイン投資を表明したり、米決済大手ペイパルが暗号資産の売買を開始する計画を発表するなど、暗号資産に対する注目度が徐々に高まっています。コインチェックのユーザーも、こうした暗号資産の将来性に期待して投資しているのかもしれません。

機関投資家は一般的に、時価総額が高い順に投資先を選びます。個人投資家も、まずはビットコインやイーサリアムなど市場で時価総額が大きい暗号資産への投資を検討することがポピュラーです。ここでは、暗号資産の分散投資を検討する方向けに、ビットコインやイーサリアムについてご紹介します。

目次

  1. 暗号資産(暗号資産)とは?
  2. 暗号資産の特性
  3. ビットコインとは?
  4. イーサリアムとは?
  5. ビットコインのイーサリアムの概要一覧
  6. ビットコインとイーサリアムを購入できる暗号資産取引所
    6-1. 国内最多の暗号資産を取り扱うコインチェック
    6-2. イーサリアムの板取引ができるGMOコイン
    6-3. 独自の新機能「BitMatch注文」を備えるDMM Bitcoin
  7. まとめ

①暗号資産(暗号資産)とは?

暗号資産とは、電子署名やハッシュ関数などの暗号技術を活用しており、決済手段として利用可能な財産的価値をもつ電子データです。日本では、世界に先駆けて2017年4月1日に暗号資産に関する法律が施行されました。

中央管理者に頼ることなく、従来の通貨と同様に決済にも利用できることから注目を集め、昨今ではビットコインが資産価値を保存する避難資産としても認識されつつあります。暗号資産市場では数千種類の通貨が存在しており、その中でも最も知名度がある暗号資産がビットコインです。時価総額においてはビットコインがトップで、その次にイーサリアムとなっています。

②暗号資産の特性

暗号資産と法定通貨の違いは「発行元」と「価値の担保」の2つです。法定通貨はそれぞれの国によって発行され、中央銀行を介して市場に流通しています。一方、ビットコインなどの暗号資産は基本的にはプログラムに応じて新たな暗号資産が生成されるため、基本的には発行主体が存在しません。

暗号資産と法定通貨の別の大きな違いは、価値の担保(アンカー)の存在です。財産的価値をもつモノは通常、価値ある何かが裏付けとなっている必要があります。円やドルといった法定通貨の場合、この「何かの裏付け」とは「政府への信用」になります。

暗号資産はプログラムによって発行される通貨なので、法定通貨のように価値の源泉となるアンカーが存在しません。そのため、暗号資産では、ブロックチェーン技術やDLT(分散型台帳)によって自身のデータ(通貨など)が毀損するリスクがないことを裏付けとして、純粋に需給バランスによって価格が形成されているという特徴があります。

③ビットコインとは?

ビットコインは暗号資産の代名詞とも言える存在で、最も時価総額が高く有名なデジタル資産です。ビットコインは、金融機関のような第三者を介することなく、個人間で取引可能な電子取引システムを実現するために誕生しました。

ビットコインが採用するブロックチェーンには、時間の経過とともに格納されたデータの真正性が高まり、データの偽造が困難な性質があります。ブロックチェーンに記載されたトランザクションはすべて公開されているため、誰でもデータを検証できることもブロックチェーンの特徴の一つです。こうした耐改ざん性と透明性は、ビットコインが多くの投資家・技術者から人気を集める要素となっています。

④イーサリアムとは?

イーサリアムは、様々な契約を自動化する「スマートコントラクト」を実行できる分散型プラットフォームです。DeFi(分散型金融)やICOなどにも利用されるイーサは、時価総額ランキングで常に上位に位置するメジャーアルトコインの一つです。

イーサリアムを用いたアプリケーションの開発は盛んに行われており、その規模は全世界に及びます。代表例でいえば、会計事務所アーンスト・アンド・ヤングは、マイクロソフトやイーサリアムソリューションの開発企業ConsenSysと共同で、企業がイーサリアム・パブリックチェーン上で機密情報を共有するミドルウェア「BaselineProtocol」を開発しています。

最近では、イーサリアム上で多くの金融プロトコルが台頭してきており、それらは総じて「DeFi」と呼ばれています。DeFiのユースケースには、ステーブルコインやレンディング、分散型取引所などがあります。DeFiプロトコル全体のスマートコントラクトには、130億ドル相当の価値が担保されており、一大市場となっています。

より多くのプロジェクトが立ち上がり、ユーザーが増え、アプリケーションの利用が活発化すると、イーサリアムの需要はさらに高まるでしょう。

⑤ビットコインのイーサリアムの概要一覧

暗号資産名 ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH)
時価総額(単価) 34兆5879億円(1,864,000円) 1兆3964億円(50,408円)
発行開始年月 2009年1月 2015年7月
発行方法 発行方法:ブロック生成に必要な計算(マイニング)を行う者(マイナー)に対する対価として発行 発行方法:ブロック生成に必要な計算(マイニング)を行う者(マイナー)に対する対価として発行
上限発行数量(循環供給量) 2,100万BTC(1854.8万BTC) 上限はない(1億1349万ETH)
発行予定・発行条件 約10分で1ブロックを生成するごとに6.25BTCが報酬として発行。210,000ブロックごとに1ブロックの報酬が半減。 15秒につき1ブロックを生成、1ブロックあたりの報酬3.35391ETH
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work(プルーフ・オブ・ワーク) Proof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク)へ移行予定

※2020年11月20日時点の情報です。

⑥ビットコインとイーサリアムを購入できる暗号資産取引所

6-1. 国内最多の暗号資産を取り扱うコインチェック

Coincheck
コインチェックはマネックスグループ株式会社の子会社であるコインチェック株式会社が運営している暗号資産取引所です。コインチェックは直感的に使いやすいインターフェイスが特徴で、初心者でも取引サービスにスムーズにアクセスして暗号資産を購入できるよう設計されています。

コインチェックは「販売所」と「取引所」で暗号資産の売買サービスを提供しています。取引所ではビットコイン等を取り扱っており、取引手数料無料で利用できます。販売所ではビットコインとイーサリアムを含む14種類の暗号資産を取り扱っています。コインチェックでは積立購入ができる「Coincheckつみたて」や最大年率5%の「貸仮想通貨サービス」が利用できます。

6-2. イーサリアムの板取引ができるGMOコイン

bitFlyer
GMOコインは、東証一部上場のGMOインターネット株式会社のグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。GMOインターネットはグループ会社にGMOクリック証券などの金融サービスの提供実績を有し、GMOコインにおいてもそうした金融ノウハウが活かされています。

GMOコインは取引所(現物取引)と取引所(レバレッジ取引)で、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコインの板取引を利用できます。また、2Wayプライスの販売所と暗号資産FXでビットコインやイーサリアムを含む9種類の暗号資産を取り扱っています。

GMOコインは日本円の出金手数料と、暗号資産の入出金手数料が無料です。またGMOあおぞらネット銀行、ジャパネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行から手数料無料で振込ができ、少額投資にも利用しやすくなっています。

6-3. 独自の新機能「BitMatch注文」を備えるDMM Bitcoin


「DMM Bitcoin」は、株式会社DMM.comのグループ会社である株式会社DMM Bitcoinが運営する暗号資産取引所です。DMM.comはグループ会社で10年近く金融サービスを提供した実績もあるため、DMM Bitcoinにおいてもグループ会社の金融ノウハウを活かした運営が行われていることが特徴です。

DMM Bitcoinは2Wayプライス方式の「販売所」に特化しており、現物取引とレバレッジ取引を提供しています。販売所はスプレッド(売買価格差)がデメリットとなり、これを解消するための新機能として独自に「BitMatch注文」を開発しました。BitMatch注文は、発注から30秒以内に顧客の注文がマッチングした場合に限り、販売所で提示される買値と売値のミッド(仲値)価格で取引が成立する注文方法です。ただし、30秒以内に他の注文と対当しなかった場合は、成行にて時価で約定します。BitMatch注文の普及によって販売所のスプレッドの課題が改善されることも期待されます。

DMM Bitcoinでは、現物取引に対応している暗号資産は3種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP)です。一方、レバレッジに対応している暗号資産は11種類(ビットコイン、イーサリアム、XRP、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネム、イーサリアムクラシック、ステラルーメン、モナコイン、クアンタム、BAT)となっています。

DMM Bitcoinは日本円のクイック入金であれば、銀行手数料も含めて入金手数料が無料となっているほか、暗号資産の入出庫にかかる手数料も無料と便利です。

⑦まとめ

投資対象として注目が高まるビットコインは、資産の避難先としての対象以外にも寄付での活用など、ユースケースが拡がってきています。イーサリアムもまた、DeFiの金融サービスの発展を含め、様々な分散型アプリケーション(dApps)のユースケースが出てきています。

ビットコインやイーサリアムを実際に保有することで、ブロックチェーン技術に対する興味を深めたり、暗号資産市場の動向を探るきっかけにもなると思います。投資をする前に、ビットコインやイーサリアムがどういった暗号資産なのかを調べて頂き、将来性が期待できると思えたら購入してみると良いでしょう。

ビットコインやイーサリアムに今すぐ投資するつもりはなくとも、価格変動などで突然購入チャンスが生じることもあります。そうした場合に備えて、まずはアカウントを開設し、暗号資産取引に必要な本人確認プロセスを済ませておきましょう。

Source: 仮想通貨の最新情報BTCN | ビットコインニュース
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